2005-07-07

ロンドン・テロとゲイ・パレード

 先週の土曜日に私が訪れたロンドンが同時多発テロを受けた。
 
 その前日は、有力候補と見られていたパリをロンドンが破り、五輪2012開催地の座を手にした。パリ市役所前に設置されたステージの前で、パリ市民10,000人とともに私は結果を待っていた。パリが最有力との評価が一般的であったから、「パリ開催」という結果をただ、待てばよいのだと思っていた。しかし、主催者の口から漏れた言葉は「ロンドン」という言葉であった。スポーツ好きの多いロンドン市民にとって、それは嬉しい報であっただろう。まさか翌日、テロが発生するとは思いもしなかったであろう。

 テロの実行犯が誰なのかいまの段階では、分からない。もし仮にイラク戦争に参戦した英国への仕返しだとしたら、何ともやるせない。というのは、多くのロンドン市民が開戦時には、反戦デモに加わり、ロンドン市長はブッシュ大統領をテロリストと非難し、イラク戦争を阻止する論陣を張っていたからである。

このエントリへの反応

  1. テロの影響で自転車が売れる
    ロンドンで7日に発生した同時テロ事件は、依然として遺体収容作業が難航しており、一部を除き、地下鉄も復旧しているものの、利用者は少なくなっているようです。