2011-12-01

【仏】神のことば入門~“幸福の科学”から考える~

ルソーの人民主権論にブレーキをかけ、権力の分立について、生涯かけて書き上げた著書『法の精神』で説いたのがモンテスキューだ。

大川隆法「幸福の科学」総裁は「ルソーに傾斜した人は左翼に陥る可能性が高い」と方々(ほうぼう)で説かれるが、ルソー熱を沈静する「保守思想家」モンテスキューの偉業に触れてほしいなあ……と思うことはままある。

「一般大衆の意志」を重んずるルソーと「法の精神」を重んずるモンテスキューを比較論ずれば、国民国家論を展開できようものだ。

さて、三権分立国家であるフランスでは「法」を司る機関が、他の機関に比してやや強い。
明治の日本人は法を重んずるフランス共和国を、畏敬を以て、「法國」と呼んだ。
精神の根底にカソリックがある国を「仏」と呼称したのは隣国・Chine影響だ。

それでは仏から神の話へ!

フランス語では唯一神・至高神を以てDieuと呼ぶ。
ユダヤ教でいえばYahweh(ヤハウェ)、イスラム教ではAllah(アラー)。
幸福の科学では「地球系霊団の最高指導者」をエル・カンターレと呼ぶ。
これはフランス語のDieuという概念ではなかろうか(と日々、学究に勤しむ幸福の科学・講師に「それ、ちゃうやん?」とツッこまれるかしら)。

そして、ギリシア神話の神々や「八百万の神」という場合の神はdeite(eの上にアクサン・テギュが両方つく)という。divinite(アクサン・テギュが最後のeにつく)は神性が原義だが、神々というときの神としても用いる。

よって、同教団の教理では、エル・カンターレが天地創造の至高神・Dieuであり、霊言で呼び出されるのはdiviniteないしdeiteになのではないか。

以上、Dieu, deite, diviniteのお話でした。