2007-09-15

大盛況「東京プライドパレード2007」 同性愛者の祭典に約4300人が参加

オーマイニュース』に次のような記事を執筆しましたので、転載いたします。
主題:大盛況「東京プライドパレード2007」
副題:同性愛者の祭典に約4300人が参加

 酷暑だった2007年の8月11日、東京の代々木公園イベント広場で、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)などの「可視化」と「共生」をテーマに「東京プライドパレード」が開催された。

 主催者の発表によれば、パレードは代々木公園イベント広場から、渋谷駅周辺までを12のフロート(パレードカー)に分かれ、2800人が行進した。沿道からの応援を含めると、参加者は過去最高の約4300人に達した。

 パレードには、今年初参加の福島みずほ「社民党」党首や保坂展人衆議院議員、7月の参院選で当選した、元薬害エイズ訴訟原告の川田龍平参院議員も参加した。

 また、「レズビアンである」ことを掲げて、民主党の比例区から参院選に挑戦、落選した尾辻かな子前大阪府議や、上川あや世田谷区議、春の統一地方選挙で、ゲイであることを明らかにして中野区議選に挑戦し、落選した石坂わたるさんなどLGBTの大御所的存在が参加し、参加者と共に行進した。

 そんなニュースに接しながら、2006年、激しく雨が降る中で8月12日に行われた「東京レズビアン&ゲイパレード2006」を思い出した。

 ひげ面のいかつい熊さん系の男たち、スクール水着の男、インディアン風の男や、青・赤・ピンク・緑・黄のスカートと、リボンの形をしたビキニに身を包んだ5人の女の子のユニット、ピンクのビキニの女の子、黒のビキニにミニスカートを履き、ルイ・ヴィトンのバッグを持った2人組の女の子の姿。 

 パレードには、可愛い女の子もゴッツイお兄さんたちもいた。沿道の声援を含んだ参加者は、約3800人。

 いくつものチームに別れ、フロートと呼ばれるステージのついた車の後に並び、代々木公園を出発して渋谷、原宿を歩いた。

 道路を完全に歩行者天国にする欧米のパレードとは違って、1車線分しか歩かせてもらえない。それでも歌を歌ったり、踊ったりしがら行進をした。道行く若者は、楽しげな雰囲気に足をとめ、ケータイで写真を撮る人もいた。