2005-08-24

キムチ鍋もどき

汗が全身にあふれるぐらい辛い料理を急に食したくなった。

キムチ鍋でもつくるかと思い立ち、食材を揃えるためにPlace d’Italy駅一体に広がる中華街へと赴いた。

フランスの一般のスーパーでは白菜や大根は売られていない。日本や中国の食材店にくらべると、店頭に並ぶ野菜の種類は格段に少ない。

中華街のスーパーで、「豆板醤」(とうがらしみそ)と思しき、ハングル文字が記載された瓶に入った真っ赤なテースト状のものと、しいたけ・大根・もやし・名の知れぬ緑野菜・豆腐・ミントの葉・とうがらしを乾燥し粉砕したもの・鶏肉を購入した。キムチは値が張る(100gで大根四本分の価格)ので買うのをやめにした。家に帰るなり、沸騰させた鍋にミントを入れミントティーをつくり飲んでから、キムチのないキムチ鍋もどきを作り始めた。

途中、味見するたびに物足りなさを感じたので、納得がいくまでカレー粉を注いだ。

真っ赤なドロドロのキムチ鍋もどきが最終的にはできあがった。水1㍑に、キムチの粉を300g〜400gぐらいいれたから、相当辛くはなった。しかし、美味とはいえない。まあ、汗をかけたから、いいか。