2011-03-18

130年ぶりの政権交代から10年

フランスの畏兄・知人・友人から数多くのメッセージを頂きました。
とりわけ、Jean Luc Romeroイル=ド=フランス州議会議員とChristophe Girardパリ副市長からの温かいメッセージには励ましを受けております。

大学で日本語を専攻した親日家のジラール副市長が dans son blogで3月17日、日本の大震災について触れています。

http://www.christophe-girard.fr/2011/03/17/le-japon-et-la-lecon-nucleaire/

Girardさんのblogで知ったのですが、2011年3月18日はParisで保守派が破れ、左派が勝利し、130年ぶりに政権交代が起きたあの夢のような夜から10年経った記念すべき日です。

ベトラン=ドラノエ市長は一期目でまさに「聖域なき改革」を断行し、パリ財政を健全化しつつ、社会保障や社会サービスを充実させ、2008年3月の選挙では天敵・サルコジ大統領の必死のテコ入れがあったにもかかわらず、右派の対立候補に大差をつけて再選され、現在も高い支持率を得ています。

American dreamならぬReve de Pairsの体現者であります。

日本の政権交代では多くの国民がパリのように日本が一新されることを願ったはずです。
「しっかりしろよ、民主党。それでもやっぱり民主党。」といわれるぐらいにはなっていただきたいものです。

ドラノエ氏は御著書で書かれています。

「わたしはあきらめない。わたしにはあきらめるという気性も哲学もない」と。
(Je ne me resigne pas, ce n’est ni dans montemperament ni dans ma philosophie.)