2007-07-10

渦中の田中康夫「新党日本」代表に独占取材

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オーマイニュース』に次のような記事を執筆しましたので、転載いたします。

タイトル:渦中の田中康夫「新党日本」代表に独占取材
サブ・タイトル:「解党」騒動の茶番を嗤う

【本文】
 前・長野県知事の田中康夫氏が代表を務める「新党日本」がもめている。

 5日に同党所属の荒井広幸参院議員と滝実衆院議員が離党を表明した。理由は憲法9条維持に関し、田中康夫代表、有田芳生副代表が賛成、2議員が改憲派ということにある。

 田中氏が参院選マニフェストで9条の1項、2項の事項を盛り込んだため、2議員は党首の独断的運営にはついていけないとして、反発し離党に踏み切った。

 選挙直前、全国を飛び周り、超多忙の田中康夫代表に7日早朝、奇跡的にインタビューする機会をえた。以下、田中氏の言葉を紹介していきます。

 「前回の総選挙では、結党からわずか2週間で、しかも、全国11ブロック中、半分に満たない5ブロックでの擁立だったにもかかわらず、「新党日本」は163万票もの支持を頂きました。全国換算すると社民党と同じ程度の得票数になります。

 解党は、これらの有権者に対する冒涜です。断じて受け入れるわけにはいかなかった。数多くの方々から電話やFAX、メールで、田中康夫、有田芳生のコンビで参院選に立候補する意味が改めて鮮明になって良かったと激励の言葉を頂戴しています。

 ほかの政党から出馬する著名人は、『有名だから名前を書いてね』という白紙委任状を求める選挙です。

 田中・有田には、単に安全地帯から発言する口舌の徒ではなく、人々と共に実際に行動し、成果を出してきた実績があります。

 今回は、その2人の生き様を、いかに評価し、今後に期待して下さるかの選挙です。

 また、今回の選挙自体も、偽装国家として、談合社会だった日本が、「脱しがらみ」、「脱なれ合い」から脱却できるか否かを問うものです。

 しがらみやなれ合いとは対極に位置する2人で踏ん張ります。

 ちなみに、滝実衆院議員は、小選挙区(奈良2区)では2万9千票しか獲得していないにもかかわらず、近畿ブロックで42万票もの「新党日本」と記した票のお陰で、ゾンビ議員として復活しまりした。

 つまり、滝氏ではなく、新党日本に期待した42万人、164万人に対する背信行為、冒涜が解党だというわけです」