2007-06-21

仏緑の党、議席拡大で危機脱する フランス下院選結果

日刊ベリタ』に【仏緑の党、議席拡大で危機脱する フランス下院選結果】というタイトルの記事を執筆しましたので転載します。

【リード】
  17日決選投票が行われたフランス下院議会議員選挙で、解党の危機に瀕していた緑の党は現有の3議席を死守し、新たに新人1人を当選させ、合計4議席となった。「解党の危機は脱した」と緑の党関係者の間では安堵感が広がっている。

【本文】 
 17日の夜、セシル=デュフロ党首は記者会見を開き、「決選投票に進出した候補者全員が当選した。全候補者当選は我が党だけだ」と成果を誇った。「右派は必死に環境問題への取り組みをアピールしている。環境問題を専門とする我が党議員は下院で関連立法に携わっていく」と今後の抱負を語った。 
 
 緑の党は事前の世論調査では議席ゼロの可能性を報道され、同党幹部のドミニク・ヴォワイネ氏が「現有議席を割ることになれば、党の存亡に関わる」と危機を露わにし、総力戦で選挙に臨んだ。