2006-11-14

人類解放のために同性愛者の権利が守られるべきだ


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拙著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)の第2部で4番目に御登場いただいたのが、フランス共産党『自由・民主・反差別委員会』責任者のリチャード=サンチェス氏である。タイトルは「人類解放のために同性愛者の権利が守られるべきだ」で、次のような構成になっている。

1 同性愛者は許し難い差別の犠牲者だ
2 共産党がゲイ・パレードに参加する理由
3 共産党は同性婚・同性カップルの養子縁組に賛成する
4 HIV拡大には予防の原則が必要
5 フランス国民運動連合・社会党・緑の党を採点する
6 映画『ぼくを葬る』はすばらしい

 フランス共産党もまたゲイ・フレンドリーな政党で、
①同性カップルの結婚合法化
②同性カップルが子どもを養子縁組できる権利の確立
③ホモ嫌い、レズ嫌い、トランス嫌いを取り締まる法律の制定
 を政策として掲げ、「LGBT(レズビアン、ゲイ、バクセクシャル、トランスジェンダー)委員会」が党内に存在する。ホモ嫌い取り締まり法については、国民議会で同党は法案を出している。
日本共産党もフランス共産党を見習って、LGBTを擁護し、市民権を獲得するための闘いを始めるべきだろう。