2007-03-24

フランス南部ベーグル市で認められた同性婚のその後……

拙著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』では1章を割いて、フランス南部の街・ベーグル市でノエル=マメール市長&下院議員(緑の党)が市として認めた男性カップルの結婚について書いた。マメール市長に私は直接インタビューして、なぜ同性カップルの結婚を市長として認めたのか、ベーグル市庁舎で行われた結婚式の当日の様子、同性愛と人権……etcについて尋ね、その内容は『ゲイ@パリ』に収録されている。

フランスの検察は結婚は認められないという訴えを起こし、地裁・高裁では結婚の法的有効性は否定された。そして、先週、tnさんがコメント欄に書いてくれたように、フランスの最高裁もまた結婚の法的有効性を否定する判決を下した。ただ、男性カップルはヨーロッパ人権裁判所に上告する予定であり、ヨーロッパ人権裁判所がどのような判決を出すのかが注目される。

閑話休題。