2010-11-08

いただいた本●ニーチェはこう考えた

石川輝吉さんからいただきました。

書名●ニーチェはこう考えた
著●石川輝吉
発行●筑摩書房
定価●780円+税
イラストレーション●ささめやゆき
2010年11月10日発行
新書判/192ページ/並製
ISBN978-4-480-68850-7 C0210

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●目次
◯序章 うじうじした小さな人間のための哲学
熱くてグサりとくる言葉の人、ニーチェ/うじうじした小さな人間のための哲学/アンチのヒーローはいまどこに?/ニーチェの哲学の裾野は広い
◯第一章 二人の神様
〈いい子〉だった/若き大学教授の誕生/エリート街道の裏に/青春と神さま/ショーペンハウアーのほんものの哲学/どんなにがんばっても、どんなに人類が進歩しても/音楽は理想世界の予感/ワーグナーというほんものの音楽
◯第二章 ほんとうのある人
三つの道ゆき/ボロボロのニーチェ/自分の理想を問う/アポロンとディオニュソス/プロメテウスの神話/ニーチェがたたかおうとした相手/威勢のよかった青年文筆家
◯第三章 徹底的に台無しにすること
小さくなっていくニーチェ/ワーグナーと別れて/失恋にも似たような/冷ややかな哲学/不信を生きる/ぼくはこのゲームには加わらない/だんだんと明るくなる/「神は死んだ!」/永遠回帰
◯第四章 人間、このちっぽけな
ルー・ザロメとのこと/中心テーマは、生を肯定すること/ちっぽけな人間とはわたしたちのこと/強い者と弱い者/弱い者はねじくれる/虚無への意思/醜い小さな人間/なんだアイツ!/どうせオレなんてダメだ!/死ね、死にたい、すべてなくなれ/けっこう危うい「ほんとうは」/なかなかやめられないルサンチマン
◯第五章 うじうじくよくよからよろこべ
書き上げられなかった『力への意思』/けっこう広いニーチェの「ニヒリズム」/理想主義とニヒリズム/懐疑論とニヒリズム/行動するニヒリズム/ニヒリズムに欠けているもの/じつは身近なニヒリズム/「どうせ」という態度/永遠回帰というある受けとめの方法/うじうじはくよくよ/世界には根拠や目的はない/永遠回帰というニヒリズムの徹底/よろこびが生きる意味をつくる
◯第六章 みんな苦しんで大きくなった
自分のうちからよろこびを探る/「力への意思」のやっかいさ/人間は大きくなろうとする/うれしいこと、苦しいこと/自己増大と自己保存/人間は自分を守ろうとする/当たりまえがくずれるとき/みんな苦しんで大きくなった/ニーチェも苦しんで大きくなった

あとがき
参考文献

このエントリへの反応

  1. [...] これからのことなんかを相談。 石川くんの新著ももらった、ぞ。  書名●ニーチェはこう考えた  著●石川輝吉  発行●筑摩書房  定価●780円+税 [...]