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真実・篠田博之の部屋11 [2000年11月14日]
真実・篠田博之の部屋11  読者からの意見も届いているのですが、公開前提のものではないため、今のところ公表できるものがありません。私に対する批判、篠田氏への支持でもかまわないので、ご意見がありましたら、どんどん送っていただきたいのですが、できるだけ公開前提にしてください。篠田氏を直接ご存じの方からの意見もいただいていて、名前を出しにくい事情はわかるのですけど、その場合は匿名にしていただいてもかまいません。
 さて、「創」12月号が出ましたので、予告していた通り、「読者の声」欄の末尾に小さな級数で出された「編集部よりお詫び」(以下「お詫び」について批判します。
 その全文です。

[本誌4月号松沢呉一氏「魔境の迷路」P152で「本連載は今号次号で終了」とあったのを、もう少し延期してもらう交渉をするために「近々終了」と編集部で変えましたが、連絡が校了明けとなり、筆者の了解を得ずに字句を修正したのは謝りでした。この件は5月号に紙面で伝えましたが、説明が不十分だったため、改めてお詫びします。
 また同連載3月号で原稿の一部にあった「込み入った議論をやると、またまた編集長に何言われるかわからないため」という一節を、文脈に関係ないし読者に誤解を招くので削除してほしい旨事前に松沢さんに申し入れ、削除したのですが、そのFAXでの申し出が校了までに松沢さんに届いていなかったことがわかりました。筆者の了解なしに編集部が原稿の一部を削除したことになり、あわせてお詫びします。]

 前回述べたように、この「お詫び」は、延々と私が批判して初めて出されたものです。このような謝罪を出させるのに、どれほどの時間と労力を費やしたのかが、読者にはまったくわかりません。経緯を知らせるためには長大なものになってしまうというのなら、せめてURLを入れればいいものを、なんでやらないのでしょうか。
 しかも、この謝罪は欠陥だらけであり、これを出したことにより、篠田氏にはさらに謝罪と訂正を求めるしかない。また、これまで言ってきたこととの矛盾を追及しなければなりません。このことの意味を理解しているのかな。
 3月号で文章を無断削除した件について、私は「篠田博之の部屋4」でこう書いてます。
<[これも松沢さんには説明してあるのですが、全く無視されている]と書きますが、何のことかわかりません。3月号で原稿を削除した件で私が思い当たるのは、私が承諾していないにもかかわらず削除した旨をFAXで報告してきたことくらいしかなく、これについては「お部屋87」でも正確に記述しています。このFAXでは、削除する理由は一切書かれておらず、篠田氏がこの文書で書いているような説明を私は今まで受けていません。一体何のことか教えてください>
 篠田さん、一体どこで私に説明しているのですか。まるで無視した私が悪いようなことを篠田氏は書いたのでから、これについては弁明するのが当然ではないのでしょうか。
 同じく「篠田博之4」で書いたように、私が「早めにゲラを出して欲しい」とお願いしていたにもかかわらず、このようなことが起きたのですから、これについての見解をお聞きしたいものです。「お詫び」を読むと、たまたまFAXが届いていなかったために、結果として無断削除をしただけのようですが、怠惰な編集部のせいで起きたのだと私は思っていますから、その部分について謝罪していただくしかない。
「お詫び」の中の[文脈に関係ないし読者に誤解を招く]という点ですけど、これではまるで文脈に関係のないことを書き、読者に誤解を招くことを書く私がいけなかったみたいじゃないですか。
 文脈に関係ないから削除すべきと考えること自体困ったものです。もし本当にそうなら、今まで私が文脈に関係ないことを書いた時に、削除を求めてきましたか。他の方々の原稿も子細に検討して、いちいち文脈に関係のない文章の削除を求めてきましたか。「創」には、文脈に関係のないことを書く自由がないわけですね。削除された文章は、リューアルの意味を説明した部分です。著者がリニューアルの意味を説明するのは文脈と関係がなく、削除を申し入れるべきものと篠田氏は考えているらしい。そんなバカなという話です。思いつきでいい加減な言葉を使わない方がいいと思う。文脈云々と何ら関係なく、気に入らなかったから潰したかっただけでしょうが。
 私は今も篠田氏は「込み入った議論をやるとワケのわからないことを言ってくる人]と認識しており、このことは繰り返し説明してます。[込み入った議論をやると、またまた編集長に何言われるかわからないため]というのが私の実感です。対してこれが誤解だとするのが篠田氏の実感ということですが、著者の考えに異議がある場合、編集部の実感で削除を求めること自体が間違っていませんか。誰がどう見ても私が間違っているというなら話は別ですが、現にこうやって議論が続いている事項につき、削除を求めたこと自体が間違っていたんじゃないんですか。つまり、「創」は編集部と著者の間に意見の齟齬があった場合、それを公開して議論するのでなく、編集部の主観で潰すということなんですね。事実そうだったわけですけど。
「お詫び」では、「そもそも松沢の書いた文章に欠陥があった」ということを前提にした上で、削除の申し入れが私に届いていなかったことだけが問題だとしているのです。どうして議論が終結していないのに、自分勝手な私への非難を謝罪文でまたやらかすかな。いや、書いたっていいですよ、主観的な意見だって。だとするなら、私の反論も掲載するしかない。既に説明したように、反論権を認めるのなら、如何にそれが気に入らなくても、私の反論を掲載するしかない。
 篠田氏なら「名誉毀損だ、訴訟を起こすぞ」と脅すところでしょうけど、私は改めて、[文脈に関係ないし読者に誤解を招く]書き手だとしたことについての説明を求めることにします。
 続いて4月号の件。[字句を修正]ってアンタ、修正じゃなくて改竄でしょうが。だって、3月号の原稿で自分が批判的に書かれていたことで[継続は無理だ]と即決して連載終了を決定したのは篠田氏その人です。それを受け入れて合意した内容を告知したのに、なぜかたったの一カ月で合意内容を覆し、連載延長を申し入れれば三流ライターが拒否するはずがないと傲慢編集長が思い込んで、勝手に文章を書き換えたわけでしょ。修正ってことは、自分が決めたこと、合意された内容が間違っていたということであり、だったら、先に「ちょっと自分が批判的に書かれただけで、連載終了を決定したのは間違いだった」とどうして認めないのかな。善意の人のフリはやめていただきたい。
 なんにせよ、3月号の件については、こうやって謝罪すべきことを延々今までやらず、4月号については、5月号で[手続き的なことで迷惑をかけた]とその内容がまったくわからない表現をしていたわけです。[説明不足]で済ましていいようなものでなく、はっきりごまかしでしょうが。にもかかわらず、[テレビがよくやるように「番組の一部に不適切な表現があったことをお詫びします」という何がどう不適切なのか見ている側にさっぱりわからないというやり方ではごまかしだと思います]とテレビを悪者にして、自分はそうではないようなツラしていたわけですよね。このようなごまかしについても認めていただくしかない。
 また、5月号の謝罪文は、編集後記でやるべきだったことを認めてらっしゃいましたよね。これについての謝罪も誌面でやることを要求しましたが、一体どうなったのですか。
 さらに、現にこうやって謝罪すべきことだったと認めているのに、私の投稿は掲載しなかったのはなぜですか。写真を無断掲載し、その使用料を払っていないことはどうなっているんですか。これらのことは消えてないのですよ。
 そして、篠田氏はさまざまな問題が残っているにもかかわらず、この謝罪文ですべてなかったことにしようとの申し入れをしてきたのです。どう思います、皆さん?
            *
 ともあれ、このような謝罪文が出たことにより、封殺された投稿の一部は意味をなさなくなり、新たに投稿しなければならない点が出てきましたので、投稿を書き直し、再度、掲載を要求します。11月10日、以下の文章を篠田氏にFAXしました。
            *
篠田様
 12月号の「お詫び」を拝見しました。この「お詫び」につしては、インターネットで詳しく批判しますが、「お詫び」が出たことに伴い、これまで掲載を要求してきた投稿は撤回し、新たに以下の投稿を掲載することを要求します。何カ月も経ってから掲載されても読者には意味がわからなくなってしまいますから、次号で掲載することをお願いしておきます。「お詫び」に対して、こちらが同じ号でコメントをする余地などなかったのですから、この投稿を掲載するに当たっては、篠田氏が同じ号でコメントを加えるような真似は慎んでいただくよう、これも強くお願いしておきます。

 12月号に編集部からの「お詫び」が掲載された。奇異に感じた方も多かったようで、私のところにも直接問合せをいただいた。インターネット(http://www.pot.co.jp)をご覧の方々には説明不要と思うが、ここでのやりとりを「創」読者に知らせるべきとの当方の要求を篠田氏は無視しているため、ほとんどの読者にはワケがわからないものだったろう。改めて説明する。
 まず3月号での削除。東京にいないことが多いため、ゲラを早めに出して欲しいと編集部にお願いし、私も早めの入稿を心掛けていたのだが、一向に改善されず。この号の原稿も校了の10日以上前に送っていたにもかかわらず、ギリギリになって削除の申し入れをしてきた。この時も私は東京にいなかったため、そのまま篠田氏は削除。
 この削除の理由を篠田氏は[文脈に関係ないし読者に誤解を招く]とするが、これでは私が欠陥のある文章を書いたようだ。この文章はリニューアルを伝えたものであり、「創」では著者がリニューアルを読者に伝えることもできないのか。今も私は篠田氏が「込み入った議論をやるとワケのわからないことを言ってくる編集者」と認識しており、篠田氏がこれに反論があるなら、別途やればいいだけだろう。
 削除したこの部分を読んで、篠田氏は連載終了を決定したと私に説明をしている。自分に批判的な文章を書かれただけでこうも簡単に連載を切る篠田氏からの通告を受け、私は連載終了を受け入れ、4月号でその旨を書いたところ、今度は通告もなしに勝手にその部分を書き換えた。「お詫び」では、あたかも私が編集部の好意を踏みにじったようだが、冗談ではない。篠田氏は「修正」と表現しているが、「改竄」とすべきだろう。
 この「お詫び」がどうして今になってなされたのかだが、私は延々篠田氏の行為を批判し続けてきて、よくやく篠田氏は自分の非を理解できたらしい。これまで篠田氏は、既に問題が済んでいるかのようなことを言い続け、私の投稿も封殺してきたのである。これらについてもぜひ謝罪を出していただきたい。また、私が篠田氏を批判している点は、未払金など多岐にわたり、これらについて今も無視しているのはどうしてなのか。
 この謝罪を出すことについて、篠田氏は呆れた交換条件を出してきた。私はもちろん拒否している。こんなものですべてなかったことにできるはずがなく、今後も私は議論を継続するつもりである。

※前回よりも長くなっているが、過去にはさらに長い投稿を掲載しているため、文章量が掲載しない理由にはなるまい。
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