2005-04-26

鉄腕アトムと「世界で絶賛された」愛のコリーダ@フランス

土曜日朝に偶然、テレビのスイッチをつけたら、鉄腕アトムのフランス語吹き替えバージョンがやっていました。先週水曜日から、いくかつの映画館では「ジャングル大帝レオ」の上映も、始まっています。フランスにおける日本ブームってのは、昨年日本を席巻した韓国ブームみたいなもんです。といっても、一過性のものでなく持続しています。 続きを読む…

2005-04-25

スキップみたい、旅みたい

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あるミニコミ誌から、「フランスのゲイ事情」について原稿用紙12枚ほどの執筆依頼がありまして、締め切りは本日。先週末からその執筆に追われています。実はまだ、書き終わっておりませんで、息抜きにブログを書いています。 続きを読む…

2005-04-22

レズビアン&ゲイパレード「Gay Pride」@ベルギーの取材に行って来ます!

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旅行の日程についてあれやこれやと悩んでいます。五月上旬の欧州遠征では、

5月6日(金):ピム・フォルタインの追悼集会@アムステルダム
5月7日(土):『Gay Pride』@ブリュッセル

 というイベントをぜひ取材しようと思っています。
 何度もブログで書きましたが、ピム・フォルタインとは3年前に射殺されたゲイの政治家です。彼の作品を撮った映画監督も昨年11月、刺殺されています。おそらく、厳戒態勢のなかで式典は行われるでしょう。 続きを読む…

2005-04-21

Gay Art (Erotic gay)とパリ

5月上旬に「ヨーロッパ・エロ文化・ゲイ事情調査」のために、デンマーク、オランダ、ベルギーへ出かけてきます。いま、その準備に追われています。本日は、次期大統領と目されているサルコジー氏の講演会を取材してきます。エロ狩りのドンです。 続きを読む…

2005-04-20

愛と偶然の戯れ

パリのゲイ情報ばかりでなく、日本のゲイ情報を知りたい……という方もいらっしゃいましょうから、いくつかのブログを御紹介します。
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2005-04-19

ヤマタク・宮台真司・松沢呉一ファンは必見!の映画『Dr. Kinsey』……マッカーシズムという名の”赤狩り旋風”に倒れたセックス研究の旗手……

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 きっと、駄作にちがいないと思っていた。フランス映画誌での評価は「まあまあ」といったところだし、予告編を見ても心惹かれることはなかった。今年に入ってから、アメリカで制作された伝記物映画を何本も観て、安易な想像力にいささか辟易していたので、『Dr. Kinsey』もまた、見るに値しない映画なのだと思った。
しかし、実際は違った。
「性のマッカーシズム」が広がりつつある日本・アメリカにおいて、アルフレッド・キンゼーの問いかけた問題はいまも、生きている。ちなみに、日本でも本年、公開予定だそうだ。 続きを読む…

2005-04-18

ゲイ写真を撮りに、ベルギー、オランダへ行く!

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五月六日にオランダの首都・アムステルダムで暗殺されたゲイの政治家・ピム・フォルタインを追悼するイベントがあります。関係者から招待されたので、取材がてら出張しようと思います。五月七日はベルギーのブリュッセルでゲイ・パレードがありますので、こちらも取材して来るつもりです。
パリからアムステルダムまで電車をつかえば4時間弱です。途中、ブリュッセルを通ります。

先週は『企業戦略論』の講義で20分間のプレゼンテーションを一人でこなしました。テーマは『ブックオフの経営戦略』についてです。ネタも仕込んできたので、笑いもとれまして、指導教官から「Good Comedian」との評価を受けました。
質疑応答もこなしたのですが、10人ばかしの学生から質問を受けました。

「日本の既存書店のマージンはなぜ低いのか」
「BOOK OFFが他業種で成功しないのは何故か」
「BOOK OFFと従業員の結びつきは強いか」

などの質問が出ました。質疑応答を英語でこなせるか心許なかったのですが、質問者の満足を得られる答えはできたように思います。

2005-04-15

映画評『Va, vis et deviens』……イスラエルに逃亡したエチオピア人の物語……

二時二〇分という比較的長い作品であるのに、けっして間延びすることはなかった。

1984年、スーダンにある砂漠の中に立てられた難民キャンプを飢餓が襲った。イスラエルはユダヤ系エチオピア人(黒人)を救済するため、彼らをイスラエルへと送り出す。キリスト教徒の女性は我が子の命を守るために、9歳の息子に「ユダヤ教徒である」と偽らせ、イスラエルへ行かせる。息子は現地で、フランス語を話す白人の夫妻に引き取られ、大切に育てられていく。 続きを読む…

2005-04-14

NON ! 欧州憲法物語

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パリの町中をあるいていると、『Non!』という文字をいたるところで見かける。

3週間前に発売された雑誌の多くには、「Non」という文字が表紙に大書されていた。「Oui」と書かれた雑誌は一誌であった。いま、フランスで「Non」といえば、「欧州憲法」への「否」を意味する。欧州憲法批准の是非を問う国民投票の期日が近づくにつれ、極左から極右まで、欧州憲法に反対する運動が広がっていっている。町中には「Non!」と書かれたポスターが貼ってある。

欧州憲法に関するチラシを配ったり、街頭で呼びかけたりしている人々のほとんどが批准反対派である。シラク大統領やサルコジ前・財相、ラファラン首相が必死に批准の意義を唱えているが、国民レベルでは着実に反対の声が広がりつつある。

欧州連合の常に中心に居続けてきたフランスで、欧州憲法批准が否決されれば、欧州全体にその余波は広がる。その衝撃たるや、2002年の大統領選挙で国民戦線のルペン党首が決選投票に進んだときの比ではないだろう。

2005-04-13

映画『Hotel Rwanda』……ルワンダ大虐殺を描く……

 80万人以上の人々が抹殺されたといわれているルワンダ虐殺から今年で11年になる。
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2005-04-11

ケータイ・電話のない生活

 『Gay @ Paris』用の原稿として、シラク大統領がゲイ&レズビアンの人権について語った記事の翻訳・分析作業に取り組んでいます。けっこう時間がとられそうな感じです。
 五月から六月にかけて、ヨーロッパではゲイ&レズビアン関係のイベントが目白押しなので財布と時間が許す限り足を運ぶつもりです。 続きを読む…

2005-04-10

真っ赤なウソ?フランス人は英語を話さない

フランス人はプライドが高いから英語を解している場合でも、話すことはない。
そんなイメージを抱いている人も多いのではなかろうか。過去はそのような状況があったようであるが、いまは異なる。 続きを読む…

2005-04-08

夜の営み@学生寮

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2005-04-07

アイルランドのテロ被害者を描いた映画『Omagh』

 1998年8月15日。北アイルランド西部のオマー(Omagh)で事件は起きた。
 買い物客で賑わう繁華街で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。死者二九人、負傷者二五〇人という最悪のテロだった。実行犯はIRAのメンバーである。 続きを読む…

2005-04-06

フランスなのに、英語で講義を受けられるのですか?

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ブログを御覧になっている皆様、御愛読いただきましてありがとうございます。当ブログは

①:フランスの性事情(ゲイ/レズビアン/トランスジェンダー)報告
②:フランス留学情報の発信

の二つを柱に運営されています。当ブログの左を御覧になれば分かりますように、『カテゴリー』を用意しています。「留学関連情報」「ゲイ情報」の過去の情報をそれぞれ分類して保存しておりますので、御参考にしてください。 続きを読む…

2005-04-05

『ええじゃないか!』展(Eijanaika! Yes Future!)……フランスで日本のゲイ・アートが紹介された……

予約投票本『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』用に書いた原稿です。本が出版される折にはさらに推敲したものを掲載いたします。まだ予約されていない方はこの機会をお見逃しなく。企画内容・記事構成も掲載されています。予約・企画内容はこちらから

★★★★★★★
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 『TETU』に対抗して創刊されたゲイ・レズビアン総合誌『Preference』第四号(2004年9-10月号)に、日本のゲイ・アートを取り上げた『Eijanaika! Yes Future!』(ええんじゃないか!未来!) と題された記事が載っている。筆者はエリック・メジル(Eric MxJ凹il)さん。小見出しには、「ポスト20世紀の日本は私たちの現在を激しく問いかけている」と書かれている。 続きを読む…

2005-04-04

◆ パリ警察はなぜ高校生を狙うのか?

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いつものように、その日もプラット・ホームで電車を待っていた。

3月31日、夜9 :30過ぎ、私はレ・アール(Les Halles)駅の郊外電車B線を待っていた。発/到着を映し出すスクリーンを見ると、9 :35に電車は到着するという。

男の警察官二人と女の警察官一人がゆっくりと、歩いてくるのが見えた。日頃からテロに備えているのか、駅構内を歩く警察官の姿をよく目にする。彼らは電車を待つ人々が座っている椅子の前で立ち止まった。そこには、高校生と思しき男の子と、恋人か女友達なのだろうか、大人しそうな女の子が隣に座って、おしゃべりをしていた。

警察官は男の子に向かって、何かいった。
「立て」だか、「来い」とでもいったのだろう。

男子高校生は立ち、近くの壁に向かって両手をつけされられた。 続きを読む…

2005-04-03

年金イベント案内

ポット出版から『年金のウソ』を出版している保坂展人さんが呼びかけて、『どうなる?私達の年金』というイベントをやるそうです。

◆4月05日(火)開場 18:30 開始 19:00 『どうなる?私達の年金』
 年金ウォッチャーズ旗揚げ記念イベント
 場所:北沢タウンホール(小田急線・井の頭線「下北沢駅」)
 参加費:900円
 司会:和多田進(ジャーナリスト)
 発言:磯村元史(函館大学客員教授)、岩瀬達哉(ジャーナリスト)、
     保坂展人(ジャーナリスト・前衆議院議員)

2005-04-01

予約投票『Gay @ Paris』について

ポット出版では、予約投票プロジェクトというのが立ち上げられています。いくつか企画がでておりまして、この中で読んでみたいという本があれば仮予約してもらう……というものです。目安は予約者100人で、その数に達すれば刊行されるかも知れません。 続きを読む…

パーティーの作法

 レズビアン&女子に送るエロチック雑誌『カーミラ』スタッフの川西由樹子さんから依頼があった2005年6月上旬発売予定のカーミラ8号用の原稿を、昨日の夜、したためた。原稿用紙2枚という要求であったのだが、書くのに熱中していたら、それをはるかに上回る分の原稿を書いてしまった。とりあえず、編集部に送り中身を吟味してもらい、その後で、削ろうと思う。 続きを読む…