2010-01-12

ポット出版は今後の新刊を書籍版と電子本で発売します

■■ポット出版は2010年1月15日以降、新刊を書籍版と電子本(.book形式)で発売します
■■第一回の電子書籍は「本の現場」永江朗・著と「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」
■■無料ダウンロードキャンペーン、1月22日まで「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」をまるまる一冊

書籍を読むための機器(デバイス)の改善や普及の予兆があるなかで、
ポット出版は今後発行する新刊を、基本的に書籍版(紙の本)と電子本でほぼ同時期に発売します。

コンテンツ・文書を読むということは今後も変わらないと思いますが、それを読む道具としての
機器が改善されています。また、紙というデバイスより、電子本端末がより有利な点も見のがせません。
読みやすさは、書籍版が良いかもしれません。しかし、保存スペースがほぼ不要、持ち歩き(あるいはクラウドに保存)が可能、
中身のテキスト検索が可能、厚い本であるならあるほどより軽くもって読むことができる、などでは電子本に大きな可能性があります。
したがって、コンテンツ・文書を提供する出版、という事業のなかで、電子本での提供も急務だと思います。

第一回の電子本は、「本の現場」と「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」の2タイトルで、
2009年7月に新刊発行したものです。
これは、本をめぐる問題をテーマとしたもので、電子本の第一回発行に適したタイトルだと考えたためです。
以降は、新刊とほぼ同時に電子本を発行する計画です。
新刊とほぼ同時に発売する最初のタイトルは「日本の公文書」(松岡資明著)を計画しています。

また、電子書籍版の発売を記念して、「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」を一週間無料キャンペーンを行います。

●発売日とタイトル
第一回=2010年01月15日金 
「本の現場──本はどう生まれ、だれに読まれているか」永江朗・著(書籍版は2009年07月刊行→紹介ページ
「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」出版コンテンツ研究会ほか・著(書籍版は2009年07月刊行→紹介ページ
第ニ回=2010年01月22日金(予定)
「日本の公文書」松岡資明・著(書籍版は2010年1月刊行→紹介ページ

●電子書籍のフォーマット
.book形式(ドットブック/株式会社ボイジャー開発)
・今後対応フォーマットは拡大していく計画です。

●発売サイト
理想書店
・今後販売サイトを拡大する計画です。

●対応機器
iPhone
PC
・今後、対応機種は増やす計画です。

●希望小売価格
950円(税込み997998円)
・今後も、電子本にだけリンクや画像を増やすなどのプラス要因がなければ、同じ価格を予定しています。

●ISBN
電子本には、紙の本とは別のISBNを付番します。

●国立国会図書館への納本
国立国会図書館に問い合わせしたところ、現在、納本の窓口・方法が未定ということでしたので、しばらく保留します。

●今後の計画
電子本の販売には現在さまざまな課題があると思われます。
著作権契約/印税率/フォーマット(機器との対応)/希望小売価格の適正な額/読者に喜ばれるコンテンツの量の確保、などなどです。
ポット出版は今回の新刊電子本同時発売の取り組みのなかから、こうした課題を解決していきたいと考えています。

この件のお問い合せ先
ポット出版(株式会社スタジオ・ポット)
担当・大田洋輔/沢辺均

pub@pot.co.jp
150-0001 渋谷区神宮前2-33-18 #303
03-3478-1774 IP電話050-5515-9280
ファックス 03-3402-5558
http://www.pot.co.jp/
twitter @potpub

このエントリへの反応

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