月産1,500万円
2005-02-15 沢辺 均
先週、ある新書の編集者と話す機会がありました。
老舗の新書ではなく、たぶん「新興」と呼ばれる新書だと思います。
「刷り部数、減らされちゃってさ」というのです。
刷り部数の決定権は、その当人ではなく「上司」「上部」にあるようです。
僕は、月に1点発行するとかってノルマが、どうなってるのか聞いてみました。
すると生産高(定価・書店店頭で売る価格×刷り部数)で決められているそうです。
「1,000万円くらい?」ときいたところ、1,500万円(う、1,400万円だったかな? ともかくそのあたりです)だと言うのです。
僕が何社かの編集者に聞いた記憶では、新書の初版部数は8,000部〜15,000あたりです。これは、A社は8,000部くらいで、B社が10,000部くらいで、C社は15,000というように、出版社の違いによるものです。
たぶんその編集者の会社の新書は8,000〜10,000部くらいと聞いた記憶がおぼろげにありました。
この部数を前提にすると、800円の新書を8,000部で640万円、10,000部としても800万円です。
で、月1,500万円のノルマを達成するするためには月に2冊を編集するってことです。
大変です。
ほかに2社、この程度の話をすることができる新書編集者を知っているのですが、2社とも一人月に1点がノルマの目安だと言っていた記憶があります。2倍です。大変です。
ポット出版の単行本出版点数はだいたい月に1点です。たしかに新書よりは、原稿の総量は多くてやや大変ですけど、まったくかないませんね。
生産高だと、850万の本もあり、300万の本もあります。今度平均を出してみようと思ってますが400万くらいが平均だと想像してます。
その編集者に「いっぱい働かせるなら、生産高でしばるといいよ、社長としてはね」みたいなことを言われました。
ポットの給料はその会社ほどじゃないから、そこだけいただいても、ね、です。
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