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              性という[饗宴] 
                [2005.01.31刊行] 
        著●伏見憲明 
                  定価●3,400円+税 
        ISBN4-939015-70-X C0095 
        A5判/560ページ/上製 
        印刷・製本●株式会社シナノ 
        ブックデザイン●沢辺均 
		 
		在庫有 
		
  
                【内容紹介】 
●文藝賞受賞で波にのる伏見憲明が、倉田真由美、瀬戸内寂聴、ナンシー関、松尾スズキなど総勢59人との対話のなかに、性の普遍的な問題や自由の本質、現代的抑圧の構造などを探る。歴史、人類学、評論、マンガ、精神分析、哲学、ジャーナリズムなどの領域から提出された新しい人間像が、わたしたちの「性」を立体的に浮かびあがらせる。 
すべての現代人におくる、新しい「性的実存」探究の書! 
 
 
●伏見憲明が語り合った人たち 
安野モヨコ/岡田斗司夫/小沢遼子/倉田真由美/小浜逸郎/斎藤綾子/斉藤環/瀬戸内寂聴/竹田青嗣/戸川昌子/ナンシー関/速水由紀子/ホーキング青山/松尾スズキ/松沢呉一/宮台真司/吉田秋生/エスムラルダ/江原由美子/及川健二/大江千束/大塚ひかり/尾上怜司/加藤秀一/角岡伸彦/川辺金蔵/木村薫子/黒川宣之/小林照幸/近藤恒夫/斎藤靖紀/G.O.Revolution/渋谷知美/砂川秀樹/勢古浩爾/瀬地山角/田中美津/ナヨミ/肉乃小路ニクヨ/野口勝三/延子ランボルギーニ/藤本由香里/古市剛史/松江哲明/マツコ・デラックス/三橋順子/宮崎留美子/宮田一雄/村瀬幸浩/メイミー/山田昌弘/山中登志子/吉澤夏子/ロイ・アッセンハイマー 
 
●本書ではまた、差別の判定を当事者だけの特権としてはならないと警鐘をならし、話題を呼んだ小社刊『「オカマ」は差別か』の中から、シンポジウム『「伝説のオカマ」は差別か』を収録。『週刊金曜日』の差別表現事件の最中に行われたシンポジウムからなる『オカマは差別か』は、メディアがどう差別と関わればよいかという難題に、ひとつの指針を与えている。 
                 ●登場する人は総勢59名! 単行本3冊分はある分量。その上、巻末には、「「オカマ」は差別」のシンポジウムもおまけで収録してある。それでこの値段だったらけっして高くはないだろう。高いなんて言ったら泣きます! 
                  振り返ってみれば、対話者のみなさんと、淫らにやりまくったような気がしてくる。まさに「性という饗宴」の一冊なのだ。 
                  (伏見憲明) 
                 
   
  【目次】 
  はじめに 
  ◆◆第1章 性なる人々 
  男は別れるときに地金が出る●倉田真由美 
  ヤリマン身障者芸人●ホーキング青山 
  規格外の体型をめぐって●ナンシー関 マツコ・デラックス 
  フィストファックの聖性●尾上怜司 斎藤綾子 松沢呉一 
  シャブ漬けからの帰還●近藤恒夫 ロイ・アッセンハイマー 
  平日は男性教師、週末はミニスカねえちゃん●宮崎留美子 
  私は男も女も好きです●戸川昌子 
  パワフル・ブス・ライフ! あるブス女との対話●木村薫子 
  夫の顔が大きいのに嫌気がさして家出?●小沢遼子 マツコ・デラックス 
  やっぱりオカマ?●安野モヨコ 
  元祖ウーマンリブの破天荒●田中美津 
  体育見学児のルサンチマン●松尾スズキ 
  釜に説法!●瀬戸内寂聴 肉乃小路ニクヨ エスムラルダ ナヨミ 延子ランボルギーニ メイミー 
   
  ◆◆第2章 カルチャー・セックス 
  ブス文学の系譜●大塚ひかり 
  ヒトは性で進化した●古市剛史 
  少女マンガに魅せられて●藤本由香里 
  戦う美少女を欲望する「オタク」たち●斉藤環 
  もこっりフレディに捧ぐ●G.O.Revolution 
  オタキングの恋愛・結婚観●岡田斗司夫 
  友愛と性愛の不可能性●宮台真司 マツコ・デラックス 
  魔女のうわさ話●吉田秋生 
  高齢社会のクオリティ・オブ・ラブ●小林照幸 
  世界はエイズとどう闘ってきたのか●宮田一雄 
   
  ◆◆第3章 ジェンダーフリー論争 
  男性差別のない社会へ●瀬地山角 
  家族の過去・現在・未来●山田昌弘 
  ジェンダーと自己決定の困難●江原由美子 
  男の友情!●勢古浩爾 加藤秀一 
  ラディカル・フェミニズムの向こう側●吉澤夏子 
  ジェンダーフリーとジェンダーレスの違い●村瀬幸浩 
  性教育・ジェンダーフリーを批判する●小浜逸郎 
  ジェンダースタディーズを最初から作り直す●野口勝三 
   
  ◆◆第4章 反差別の作法 
  部落・女性・在日・同性愛、契機としてのマイノリティ●角岡伸彦 渋谷知美 松江哲明 
  組織、共同体との付き合い方●宮台真司 
  美醜とは人間にとってなにか●竹田青嗣 
  性愛の変容と倫理●速水由紀子 宮台真司 砂川秀樹 斎藤靖紀 
  セクシャルマイノリティの「連帯」とは●三橋順子 大江千束 川辺金蔵 
  ◆◆付録 「伝説のオカマ」は差別か 
  「伝説のオカマ」は差別か●及川健二 野口勝三 松沢呉一 黒川宣之 山中登志子 (*単行本『「オカマ」は差別か』の中から、シンポジウム『「伝説のオカマ」は差別か』のみ収録しています。) 
  あとがき 
   
   
  【編者プロフィール】 
  ▼伏見憲明 ふしみ・のりあき 
  作家。1963年、東京生まれ、埼玉育ち。 
  武蔵野音楽大学付属武蔵野高校声楽科卒、慶応義塾大学法学部政治学科卒。1991年、『プライベート・ゲイ・ライフ』(学陽書房)を書いてカムアウト。その後、旺盛な著作活動を続ける一方で、大学で非常勤講師を務めたり、講演活動で全国を回るなど、ゲイ、そしてクィア・ムーブメントの先駆者的役割を果たす。雑誌『クィア・ジャパン』(勁草書房)責任編集。2003年、処女長編小説『魔女の息子』で、第40回文藝賞を受賞。近著に『さびしさの授業』(理論社)。  | 
             
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