2005-01-09

立ち止まるという時間

私は今、ある意味立ち止まっています。生活は、もちろん日々動いていて、いろんなことがあって通り過ぎていきます。でも、仕事をハードにしていた時、責任のあることを目一杯していた時に比べたら、私は今、立ち止まっているといえるでしょう。静かな時間を過ごし、ゆっくりとした動作で片付け事をし、食事もスローフードにしています。前よりずっと、自分のこと、家族のことなどを考える時間が増えました。

2001年に現代病院に緊急入院した際、私は本当にびっくりしました。至れり尽くせりの院内でのケア。耳がどうにかなってしまうのでは、という恐怖の中で、先生や看護士さん、インターンの皆さんが心を尽くして接してくださいました。それまで、「自分のために時間があったらしたかったこと」のナンバー・ワンだった、読書をすることも、た〜〜くさん眠ることも、絵本の構想を練ることも、本の内容を考えることも、友だちにメールすることも、インターネットでささやかな物を買うことも、そして何もせずにぼ〜〜っと外を見ながら過ごすことも、全て入院中に実現したのでした。私にとって入院とは、変な言い方ですけれども、どこか「夢のような時を過ごす」ことにちょっと似ていました。こんなに贅沢な時間をいただいてしまっていいのだろうか、本当にこんなに休んでしまっていいのだろうかと、何度も何度も思いました。

神様が与えてくださった、病気を通しての「立ち止まる時間」。大切な時間だと思っています。それは、入院以来ずっと続いています。入院している時よりは、こうして暮らしているのは普通の状態にかなり近いのですけれども、前のように仕事をハードにしているというわけではありません。でも、生きていくためには仕事もしっかりとしなければなりません。いろいろ考えた末、耳の障害があっても何とかできることを模索しています。うまく今春スタートできれば、その仕事をしながら絵本や本も作っていきたいと思っています。

でも、まずは健康を取り戻すことです。それも、自分のことだけを考えていたのでは取り戻せないでしょう。大いなる愛と慈悲の心を忘れずに、精進していきたいと思っています。今は、甲田先生に新たに処方していただいた、玄米クリームと白身魚、そしてお豆腐に青汁のメニューをいただいています。どんどん胃腸の調子が良くなってきています。体調も良くなってきて、少しずつパワーが増えてきているようです。

イラク戦争、パレスチナxイスラエル、アフガニスタン、チェチェン、アフリカ、新潟震災、そしてスマトラ震災・・・。世界中で、多くの悲しい出来事が起きています。私にできることは何なのか。祈りながら考えています。

息子が、補習校の文集のために、スマトラ震災をテーマにした作文を書くと言い出しました。もちろん大賛成です。ですが、息子はこんなことを言いました。「お母さん、うちはどんな寄付をするの?今、ドイツの学校では、いろんな家族がどんどん寄付しているって言っているよ。」「そうね、お母さんは、インターネットで調べてしかるべきところに、我が家でできる範囲で寄付をさせていただいたけれども、君はどうなの?もし君が寄付をするというのであれば、それはお母さん任せではいけないわよ。自分のお小遣いの中から寄付金を出さなければ意味がありません。」沈黙する息子・・・。「し、しばらく考えさせて。」なるほど。そう来ましたか・・・。そして翌日。ギムナジウムから戻って来た息子の言葉。「お母さん、どうするか決めたよ。今日ね、クラスみんなで寄付金を集めようってことになったんだ。そこにお小遣いから少し出すことにした。これだったら自分でちゃんと寄付したことになるよね?」クラスでそういうことを考えたのですね。今回のことは、子供達にとっても大きな衝撃でした。私は息子に、他にもさまざまな悲しい事件があるのだ、ということを話しました。でも、悲観するのではなく、世界の良いこともたくさん話しました。子供達が、幸せな未来を描けるような世界になったらいいな、と願っています。

息子はどんな作文を書くのでしょうか?大げさなことは書けないと思います。でも、自分で選んだテーマなのですから、まっすぐに取り組んで欲しいと思っています。

・・・

先日、私はとても素晴らしい夢を見ました! 朝起きたら、耳がすっかり治っているという夢です。夢の中では補聴器なしで良く聞こえ、耳鳴りもありませんでした。「わ!治っている!よく聞こえる!」と、私はまわりの人に嬉しそうに話していました。この夢を見て、もちろん正夢であったら最高ですが、ひとつ感じたことがあります。それは、「信じきることで治る」ということ。甲田療法をしたら治る。これは先生が私におっしゃってくださった宝物の言葉です。では、甲田療法がうまくできていなかったら治らないのでしょうか。そうではなくて、その考えを捨てることが大事な気がしました。マイナスの考えを捨てる。常に、「治る」と信じきる。信じきったら、「もう治っている」と信じきる。そして精進する。「できなかったら治らない」とは考えない。少しくらいできていなくても、それにとらわれずに「治る」「すでに治っている」と思い続ける。信じきるということが、私の免疫力を高めてくれるように思えたのです。

すっかり良い気分の新年です! なんたって年女ですから(笑)。しかも、聞くところによりますと、36年に一度の最高に素晴らしい酉年の1年とか。となれば、次の84歳の時は若干遅めな感じもいたしますし・・・今年は飛翔の年ってことですね!!

さて、本日のオーガニック・イン・ジャーマニィは:
作品作り再び

このエントリへの反応

  1. 青木さん、素晴らしい夢でしたねっ!!
    「絶対に治るんだ、絶対に治すんだ!」という青木さんのお気持ちが潜在意識に働きかけたんでしょうね。
    本当にいい年明けです。
    きっときっと昨年よりもよりよい一年になりますね。
    5日間のリンゴ断食を終え、今日から玄米クリームで回復食を始めました。断食3日目を境に日に日に顔色も身体の色も白くなってきました。暖かい玄米クリームのおいしい事!!生Bに戻る時期は胃腸の様子を見ながら慎重に回復食を続けていこうと思います。