2005-04-10

アンゲリカとのひととき

ノンストップで日々を過ごしていますが、昨日もアンゲリカに手技をしてもらいました。昨日はゆっくりとブランチをした後(もちろん、青汁も飲みました)、打ち合わせを2時間半ほどじっくりとして、その後ペトラの家へ。アンゲリカが彼女の絵を購入するために、いろいろ作品を見に行ったのです。3点に絞ってかなり考えて1点を購入。そして6時半にペトラの家の近くのインド・レストランへ。遅れてジョバンナも合流。ジョバンナは私の古い友達で、でもお互い忙しくてなかなか会えないのですが、アンゲリカと20年前に一緒にジョバンナのイタリアの家を訪ねたことがあるので、再会を希望する二人のアレンジをしたのでした。ペトラはジョバンナとは初対面だったのですが、ジョバンナが気持ちの良い女性なのですっかり馴染んで、4人で楽しくおしゃべりしました。ジョバンナは、ベルリン自由大学でイタリア語を教えています。旦那さんはドイツ人で、舞台脚本家+作家。とても朗らかで優しい男性です。一緒に会おうと言っていたのですが、フィットネスに行って留守だったので会えませんでした。インドカレーをみんなで注文したのですが、私はサグパニール、つまりほうれん草とお豆腐みたいな触感のインドチーズが入ったものをセレクトし、少しだけいただきました。ゆっくり少食モードに入ってきています。ペトラとアンゲリカは、かなり食べていました(笑)。お腹は大丈夫なのかな、とちょっぴり心配。でも、2人は私よりはるかに体格もいいので、気持ち良さそうに食べていましたし、きっと大丈夫でしょう。いつも思うのですが、日本人とドイツ人の胃腸は、随分違うような気がします。ドイツ人の方が強そうです(笑)。

アンゲリカと私はまだ家で仕事があるので、8時半にはお開きにして9時帰宅。息子がちょっと遅れて帰宅。女の子の家で、男女4人でアンゲリカからもらったビデオを見ていたとのこと・・・。グループ交際ですねぇ、可愛いこと! でも、そんなことを言うと息子が怒り狂うので(笑)、黙ってアンゲリカとニマニマしていました。(「淑子、まだまだ大丈夫よ。心配いらないわ。何か女の子とあったとしても、キスくらいだわよ。うちのヴィンツェントはまだ10歳だからこれからだけれど、淑子のところは始ったってわけねぇ。でも、あと数年はシリアスな恋愛問題はないはずよ。思春期は恋する気持ちも学んだ方がいいわ。見守りましょうよね。」と言われて、ちょっとどっきりしました!)

息子と3人でいろいろおしゃべりをしてから、息子も私も手技をしてもらいました。まず息子から。これがびっくりするほど背中が歪んでいるのです! 「淑子、見てごらんなさい。」アンゲリカが、うつ伏せになった息子の背中から腰にかけて指を差しましたが、いやはや、相当背骨がうねっているのです。「でもね、心配することはないわ。まずスポーツをするのがいいわね。彼の場合は、成長期なのでいきなり背が伸びたために体が追いつかなくてちょっと歪んでしまっているのね。今日一度手技をすると、かなりまっすぐになるわよ、でも、スポーツを自主的にやらないと、そして猫背をできるだけまっすぐにして過ごさないとね。」とアドバイスを受けました。確かに、手技を受けてから息子の背中は前よりずっとまっすぐになっていました。

次に私です。私はまだ左脇に痛みが残っていて、前日よりははるかに良いのものの、ちょっと辛い感じでした。でも、2度目の手技を受けてからは、かなりすっきりしました。なにしろ気持ちがいいのです! 「アンゲリカ、本当に上手ねぇ、素晴らしいわ!」と私が言うと、「何言っているのよ、うまくやるのは当たり前よ、私は手技のプロなんだからね。」・・・そうですね!! 彼女のプロとしての自信と自覚を感じました。「淑子はジョバンナとペトラに、私が特別パワフルな指と感性を持っているって説明していたけれども、この技は神秘でも何でもないのよ。だから普通の指で問題なくできるし、私自身も全く特別な指を持ってはいないの。その辺は誤解のないようにね。」と言われて、なるほど、と思いました。私から見ると、やはりアンゲリカは特別なオーラを持っていて、指に力があると思えます。でも、彼女はそうじゃないと言う。手技を覚えれば、誰でもできる、それほど個人の能力を必要としない、と言うのです。「でも、例えば私の症状を診て、この技をすればこうなるってシミュレーションするわけでしょ。その診察を誤ってしまったら、効果がないのではないの? そうした診察の能力っていうのは、全ての人が持ち合わせているわけじゃないと思うのだけれども。」と反論(?)したところ、「確かにそうだけれども、こういう場合はこれを使うといったマニュアルがあるのよ。それをしっかりと覚えればできるの。もちろん、覚えるのは時間がかかるし、確かに淑子の言うように、手技師それぞれの診察の能力も必要だとは感じるけれど・・。でも私が言いたいのは、これは特別な人だけが取得できる神秘的なテクニックなんかじゃないってことなのね。」

まぁ、私から見たら、ひとりでも多くの困っている人を助けようと心がけているアンゲリカの姿勢は、ものすごく立派だと思いますし、なかなかできることではないので、やはり彼女には特別なオーラがあるって感じるのですけれども・・・。とても謙虚なアンゲリカなのでした。

手技をしてもらい、彼女が南米のチリから持参した高級プロセッコを少々飲んでしまったためか(私は全くお酒が飲めないというのに・・・。お付き合い程度に口をつけただけなのですが、酔ってしまったようです)、睡魔に襲われてそのままベッドに直行。でも、時計を見たらすでに12時近くになっていました・・・。そうです、アンゲリカは典型的なスローライフの人。どんなに時間がない時でも、マイペースを崩さずにゆったりと行動するので、まわりがハラハラしてしまうこともしばしば。でも、そんな彼女の生き方は、今の私にはとても参考になります。どうしても自分のことを後回しにして無理してしまう私は、それゆえに病気になったのかもしれないのですから、アンゲリカ的優雅さを見習って、これからはあまり無理せずゆったりと過ごそうと思いました。

息子と3人でブランチをして、そしてアンゲリカはミュンヘンに飛びます。そして! 私はいよいよ明日の11日から生菜食Bに入ります。どうなりますことやら・・・! いえ、ちゃんと守り、そして私の耳は良くなるのです。すでに良くなっているとイメージしならが進めます!

PS:
今、家に戻って来ました。アンゲリカは無事に飛行機に乗りました。ぎりぎりまで私と息子の体を心配してくれて、タクシーが来るまで手技を私達にしてくれました。本当にありがたいことです。そして昨日家の近くで彼女が買った花をベランダに植えてくれました! 「私はどこにいても、時間がなくても、植物と戯れるのが好きなの!」と手に土をいっぱいつけて楽しそうに植物と会話していました。すごい・・・。私が植えたクロッカスが咲いたとたんにほとんどしぼんでしまったので、全くベランダに合っていなかったと反省していると、「そんなことはないわよ。淑子も植物と出会うことで、静かで素適な気持ちになれるはずだもの。素晴らしいことよ!」と褒めてくれました。
ベランダの花が前より華やかになりました!
ではこれからゆっくりお風呂に入って、ノンビリすることにします。この1ヶ月ずっと走ってきた感じですので、しばしお休みです・・・。

本日のオーガニック・ライフ・イン・ジャーマニィは:

テレビ塔のコイン

このエントリへの反応

  1. ご無沙汰しています。
    日本、和歌山の能木です。
    青木さん、明日から生Bなのですね。私も毎日、生玄米粉と青汁を飲んでいます。(脱線もしながら)

    ところで先日、友の会会報が届きました。
    青木さんの所にも届いていますか?
    念のため要点を抜粋します。友の会活動は5月いっぱいでしばらく休止となったそうです。
    以下甲田先生の「会員の皆様へ」です。

    「小生にはまだ残された研究が沢山あり、それを
    是非やり遂げたいと考えておりますし、これまでの
    ように友の会の活動を続けることは無理でないかと
    考えるに至りました。つきましては会員の皆さんに
    小生の意向をご承知いただき何卒ご協力のほどお
    願い申し上げるものです。」

    先生は、81歳で今まで入院、外来、全国へ講演と
    多忙で次から次へと本を出され、先日も新刊「朝食
    を抜くと病気は治る」をだされています。

    先生のこの真実の挨拶に胸がつまる想いで、背筋
    が伸びます。
    友の会ニュースをお持ちでない方へ

    *月例学習会 4月23日(土) 生活習慣病(糖尿病、心臓病)
              5月28日(土) リウマチ・膠原病(これが最後の友の会行事とのことです)

    *診察日 月・火の8時〜10時受付(初診、再診とも予約制)
    ○予約受付は平日午前中
    ○希望日の2,3週間前に電話(0729−22−5300)

    4月23日〜29日まで甲田式健康道場 「出会いの里」に入所の方がおいでです。興味のある方は→http://www3.cypress.ne.jp/oneness/program.html
     
    そして励ましあう仲間作りのためにぜひ、甲田式少食健康法実践道場 「出会いの里」に入会ください。
    夏には無料で先生が診察、講演くださるそうです。
    もちろん、会員でなくても誰でもどうぞおいでください。 

    <会員> 年会費 2千円 季刊誌年6回・年越断食の講演テープ送付、他に料理教室など開催

     郵便振替口座  00930-6-162885 ハピネス     〒642-0028 和歌山県海南市幡川410-2
     TEL/FAX 073-483-1109
     E-mail: oneness@coral.cypress.ne.jp
     (HPのご意見ご感想などお寄せください。より良  いものにしていきたいと思っています)
        

  2. ベルリンでの個展では大変お世話になりました。ありがとうございました。その間、スタッフとの食事などから生菜食の食事療法へのご迷惑をお詫びいたします。また青木さんの他者への思いやりに感動しました。それは甲田先生のおっしゃるような慈悲の心であると感じました。精神生活の中でというか、食事以外の日々の営みの中にも甲田療法的なメソッドの実践があるのだなあと、感銘を受けました。それは自然治癒力をいっそう高めていると思います。ご健康をお祈りしています。 

    シヲバラ タク