2008-09-23

お彼岸かたつむり

休みってこともあって、墓参。
俺んちの墓のある青山墓地へ。
世間も休みってことで、やっぱ人が多い。

お供えの花を生ける瓶を洗いにいったら、ビンの裏から何かがポーンと飛んでいく。
よく見たら、かたつむり。
うわっと思って、拾ってその辺の木に乗せておく。

お墓のところに戻って、墓石をゴシゴシやる。
ここんとこ雨が多くて、多少はキレイになってると思ったけど、あちこちゴシゴシ。

と、墓石の裏に、かたつむりがいるのを発見。1,2、…3匹もいる。
え~じゃあさっきのヤツ、家族というのか親族というのか、ま、ある種のトライブか何かか?

無性に気になってしまい、水道のあるところへ再度向かう。
さっき置いた場所に、かたつむりはそのまま、いた。
つまんでみる。粘着物を引き剥がしたような、そんな手応えがあったけれども、気づかなかった振りをする。むりやり。

おじいちゃんとおばあちゃんが、やれやれって笑っているような気がした。

3匹のいる墓石の裏のところに、そいつを置いてみた。微動だにしない。
少し水を垂らしてみると、粘着の部分がモワーと伸びて、モゾモゾ動き出した。
ちょっとほっとする。
まあ、後はよしなに。

3匹は昼寝中だったのか、一度も動かなかった。
お参りを終えて、帰り際。もう一度見てみると、俺があちらこちら連れまわしてしまった一匹だけが、もぞもぞと動いていた。
墓石を、上の方に昇っていた。