2007-09-02

英国労働党、5年ぶりの高支持率

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インターネット新聞・JANJAN』に【
英国労働党、5年ぶりの高支持率
】という記事を書きましたので転載します。

【本文】
ゴードン=ブラウン氏が英国首相に就任してから、労働党の支持率が回復している。

 日刊紙「サンデー・タイムズ」が8月13日に掲載した記事によれば、8月9日、10日に有権者2000人を対象に電話で行った世論調査によると、労働党の支持率は42%で保守党の支持率32%を10%上回った。

 トニー・ブレア氏が首相だった2007年3月時点では保守党の支持率が40%で、労働党の支持率29%を11%も上回っていたことから、同紙は「5年ぶりの高支持率」と評し、“ブラウン人気”が証明されていると結論づける。

 同調査によれば政権の支持率は65%と高水準にある。ただ、74%の回答者が、イギリス軍がイラクから早期に撤退することを望んでおり、“イラク問題”は現政権のアキレス腱になりそうだ。

 現在の下院議員の任期は2010年5月までで、次の総選挙で労働党が4期目も政権を維持できるかが焦点となっている。ブラウン首相の高い人気が今後も続くならば、早期解散による総選挙の可能性もあり、ブラウン首相の判断が注目されている。

 ただ、総選挙が実施された場合、国民に改めてイラク政策を問うことになり、イギリス軍が撤退しないままだと、国民が再び労働党を信任するかは不明といえよう。