2012-07-14

お部屋2413/そうだったのか!風営法

告知です。

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そうだったのか!風営法

場所:新宿ロフトプラスワン

日時:7月17日(火) 開場18:30 開演19:30

数年前から、大阪など関西地域にある「クラブ」の摘発が話題にのぼり始め、それはあっという間に、九州、そして東京へと全国的に広がってきた。
どうやらその摘発は「風営法」っていう法律のもと行われているらしい!?
音楽聴いて踊って何が悪い!はっきり言って何が問題なのかさっぱり分からない!そんなアナタや、キミはとっても多いはず。
この機会に風営法のA to Zを学んでしまおう!
出演は、風営法に詳しい方からギョーカイ周りの方、そしてプレイヤーの方などをゲストに迎え、風営法の「今」を知る一夜!

【出演】
司会:二木信(音楽ライター)@shinfutatsugi
松沢呉一(フリーライター)@kureichi
久保憲司(カメラマン/ライター)@kuboken999
磯部涼(ライター)@isoberyo
ほか、ゲストあり!

予約 \1,000 / 当日\1,200 (飲食別)
※予約はメールにて絶賛受付中!

《 lporeserve@gmail.com 》
・上記、メールアドレス宛に、
・件名を『7/17 そうだったのか!風営法』とし、
・本文にお名前とお電話番号、予約人数を明記してお送り下さい。

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クラブ関係での署名が始まるずっと前からロフトに持ちかけていたのがやっと実現したものです。

中継はしません。中継をすると、「たまたま観てしまった人」「さして興味のない人」をも意識せざるを得ず、「じゃあ、盆踊りはどうなんだ」という定番の質問にいちいち答えなければならないのが面倒だからです。そういう層を意識すると、「あんまり込み入った法律の話はついてこられないよな」と妙な配慮もしてしまう。

今までそれが悪い方向に出たところもあって、たとえば「風営法と興行場法の関わり」についても、DOMMUNEでの私の説明が中途半端だったことが誤解を生んだかもとの反省があります。今回はちゃんと説明をしたい。

このこととも関わって、中継をすると、話しにくい内容が出てきてしまいます。ちゃんと理解せずに断片を吹聴する人や、場合によってはチクるのまで出てきてしまう。今回は私らが考えていること、知っていることをぶっちゃけておきたい。

このメンツは、昨年春のヴィンセントラジオの出演者に司会が加わっただけです。私があの時、どうして風営法とクラブ摘発の問題を取り上げたのかについて、今まで語っていなかったのですが、今回はその辺の事情も語っておく予定です。

クラブの現状については、磯部涼が報告してくれると思いますし、久保憲司がイギリスの事情を報告してくれる予定で、今回は日本の現状だけじゃなく、またクラブだけではなく、広範囲に風営法をとらえる予定。

8月に磯部涼編著のダンスと風営法をテーマにした本が出ます。こちらのタイトルはあくまで仮題ですので、気にしないでください。

私は2本原稿を書いてまして、ひとつは大正時代に巻き起きったダンスブームとその規制、戦後それが風営法に引き継がれた経緯、1959年の風営法改正の内容についてです。簡単にまとめると、「ダンスブームから半世紀の法制史」といったところ。

長く書きすぎてしまって、条文は削らざるを得なかったのですが、こちらを読んでいただければ、風営法が戦後特有の事情で制定されたものではないことがおわかりになろうかと思いますし、大正から昭和初期のダンスブームがいかに大きなものだったかも読み取れるはずです。

もう一本は、1970年代末の新風俗の台頭とそれを受けた風営法改正に始まる性風俗産業に対する規制を論じたものです。

昨年、アメリカ村での摘発を最初に聞いた時に、「所轄の判断じゃなくて、警察庁レベルの話だろうから、今後拡大する」という話をしていて、事実、その通りに推移してきています。

多くのクラブ関係者にとっては、ヘルスやストリップ、ラブホがここまでどう規制されてきたのかについて興味がなかったでしょうから、事態を近視眼でしか見られないのはやむを得ないと思うのですが、一連のクラブの摘発は、2004年あたりから始まる浄化作戦の流れの中に位置づけるべきものであり、「アメリカ村がどうした」「騒音がどうした」という個別の問題に落とし込もうとすると見誤ります。

当然この先どうなるかも見えていて、だからこそ、私は「ライブハウスまで拡大する」と言い続けてきたわけで、今回はロフトの平野さんにも登場してもらって、出たばかりの『ライブハウス「ロフト」青春期』にからめて、ライブハウス黎明期ライブハウスはどう扱われたのか、現状がどうなっているのか、なぜライブハウスはグレーの領域にあり続けているのかも語ってもらう予定。これも公には語りにくい内容を含みます。

このことが音楽という表現にどう影響していくのか、風営法に限らず、法規制が私的領域にまで入り込んできている現在、それにどう対抗していくのかまで論じたいと思ってます。

お時間のある方はぜひ。