2009-07-28

お部屋1925/「著者キャンぺーン」の補足

本日、7月28日(火)でメルマガ「マツワル」の購読受付は終了です。詳しくは「1911/マツワル購読者募集開始」をご覧下さい。あとになって「気づかなかった」などと文句を言ってくる人がいるので、まず「マツワル」のことを告知しておきました。

もう「著者キャンペーン」は終了したのですが、ミハルチック『エロスの原風景』とヴィトンとのコラボを実現してくれたので、皆さん、ご覧になってください。あの写真は箱に入った状態です。箱より中の表紙の方が派手なので、途中で書影を差し替えました。

他のいろんなプランドともコラボしたいので、私も今後は本を持ち歩こうと思ってます。

そろそろ東村山問題に復帰したいのですが、どこから戻っていいのかわからんので、もう少し先にするとして、今回は「著者キャンペーン」の補足です。「modernfreaks」のインタビューはちいとも更新されなくて全然宣伝になりそうになく、もう少しやっておかないと不安ということもありまして。

先週もアマゾンやジュンク堂は順調でした。紀伊国屋も低空飛行のまま順調に横ばいです。書評が次々出てますが、書店での動きを見ても、やっぱり効果は数字に出ていないです。数字にはまったく出なかったと言ってもよく、私も雑誌で仕事をしていますから、わかってはいても淋しいものです。ただ、ポット出版がそれを使って営業をかけて、30冊ほど注文がとれたので、「書評は書店向けになお効果がある」とは言えます。

これも書評にはなんの関係もないのですが、『エロスの原風景』の特徴は、旧著までを動かしているってことです。新刊を出すと、古いものが動きはするのですが、その動き方が今回は派手です。

『風俗お作法』はしばしばアマゾンで4桁に入っていて、新刊なみの動きです。もちろん、嬉しいのですが、時々、『エロスの原風景』の順位を抜くことがムカつきます。今はおめえの出番じゃなかろうて。

『エロスの原風景』の次に新しい本ですから、これはまだしもわかりますけど、風俗産業に接点がない人は、『風俗お作法』はあんまり面白くないかもよ。だったら、『売る売らないはワタシが決める』の方が普遍的な内容になっているので、とくに「売買春の是非」について整理できていない人は読んでみてくださいな。これもボチボチまた動いてます。

また、『魔羅の肖像』『エロ街道をゆく』『ぐろぐろ』は文庫ですから、ついでに買う人が多いことが想像できるとして、あんなに売れなかった『60分ロマンス』までが動いてます。『60分ロマンス』に続く「風俗ゼミナール/体験編」第二弾も用意してあったのですが、『60分ロマンス』があまりに売れずに挫折しました。いまさら少々売れたところで、続編を出すことはないでしょうが、実売部数の印税ですから、売れたら売れただけ金が入ってきて嬉しいです。

なのに、『熟女の旅』はどこまでも売れないのがまた不思議。自信作だったんだけどなあ。

旧著の動きからすると、おそらく『エロスの原風景』で初めて私の著書を買ってくれた人が多く、ことによると、私の本業であるエロ関連の原稿を読んだことがなかった人が多かったのかもしれない。東村山問題はあくまで余暇でやっていることであって、本業はエロなんで、そこんとこ、誤解のないように。

今回は『エロスの原風景』以外の本を宣伝しておきました。

このエントリへの反応

  1. 先日、「大人の怪しい実験室」(データハウス)という本を上梓しました。書評が出たのでアマゾンの動きを見ていたのですが、ほとんど順位に影響がない。松沢さんのおっしゃるように、書評は書店向けではあっても(それも大きいと思いますが)、実売に結びつくものではないようです。

    一方でMIXIニュースに取り上げられたときは、わずか半日でアマゾンは品切れになり、9万位から64位に上がるという、ちょっとすごいものを見せてもらいました(現在は2000~3000位をウロウロしています)。

    ネットでの販促がネット販売では有効ということでしょうか。有効なプロモーションが何なのか、探していますがなかなか難しいです。

  2. 川口さま

    「ネットの宣伝はネットで」というのは、もう何年も前から言われていたことですが、「ネット以外の宣伝もネットで」ということにすでになっていると思います。

    書評はアマゾンの数字に影響を与えないだけでなく、書店の数字にも影響をほとんど与えません。その事情は、私の「著者キャンペーン」がらみのエントリーを一通り読んでいただけるとおわかりになるでしょう。

    それにしても、64位はすごいですね。羨ましい。この数字だと、書店の本も動かしているはずです。ネット以外の宣伝もネットなのです。

  3. やはりネットでどう露出するか、ですね。リリースぐらいじゃビクともしないし、献本しようにも住所も電話番号も出てないし、困ったもんです。

    実は以前、松沢さんとはミリオンの忘年会で名刺交換だけしたことがあります。ナックルズがらみで(僕が書いているのは「怖い噂」ですが)お会いすることがあるかもしれませんが、その時はよしなに。

  4. インタビューで繰り返しているように、
    http://www.modernfreaks.jp/interview/index.html
    ネットでは、他人に期待せず、自分でやることが可能ですから、自分で書けばいいんですよ。私の場合は、単行本の内容と、「黒子の部屋」で書いている内容が掛け離れているため、読者層が違うのですが、それでも確実に効果はあります。

  5. おっしゃるとおりです。
    強いコンテンツを作ることが遠いようで一番の近道なんでしょうね。

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