2008-07-04

腑に落ちる

ポットの本棚にあった、ほぼ日刊イトイ新聞の本、「智慧の味を食べよう 学問は驚きだ」をつらつらよんでいると、最後のおまけのところに、ドラマーの沼澤尚さんのコメントで、アメリカの大学で教えるときに、「今日説明することは、ぼくなりにこうわかっていて、こう説明するよ、と、自分なりに用意しなければならなくて、その過程が、すごい勉強になりました。」というのが、のってて、このコメントの趣旨とはちょっとずれますが、自分なりにわからないと身につかないなあ、というのは感じるなあと思いました。沢辺さんに、何度も何度も同じことを言われ続けても、やっぱり自分なりに消化して自分なりに理解できないことはやはり同じことをまた失敗してしまうし、他の人に説明しているときも、これはまえにも同じ話をしたよなあ、、って思うときがありますが、それも、自分の説明が、相手に腑に落ちてもらえてなかったのかなあとも思うのです。
で、もう忘れてましたけど、前回の日記の続きの使用サイズで、ってことですけど、DTPのデータは、たいがいフォトショップで準備した画像をレイアウトソフトに貼り込んで,レイアウトデータを作ります。レイアウトソフト上に貼り込んだ画像はトリミングしたり、拡大縮小ができます。出力する大きさを変えることができるということです。なので、フォトショップ上で設定した画像解像度(ppi)は、レイアウトソフト上で、拡大率100%で貼り込んでいる場合に限って、その数字のまま有効です。たとえば、640ピクセル×480ピクセルの画像があったときに、画像解像度を350ppiに設定すると、出力サイズは46.45mm×34.83mmになります。これを、レイアウト上でも46.45mm×34.83mmでレイアウトすれば、出力結果も、350ppiになります。同じ画像を、2倍に拡大して、92.9mm×69.66mmでレイアウトすると、出力結果は175ppiになり、原寸でレイアウトした時よりも荒い画像になります。なので、使用サイズで、っていうことは、最終的にレイアウトした大きさで、解像度が350ppiになるだけのピクセル数が必要になります。フォトショップ上の設定で、350ppiに設定していても、レイアウトソフト上で、拡大や縮小を行うと、もうそのレイアウト上ではその画像は350ppiではなくなるので注意が必要です。