2011-04-19

原発が大変でも新刊はでるのさ

出版の人間が集まると、本が売れない話や電子書籍もなあ、という話になりがちなのですが、
最近はどんな人間と会っても地震と原発の話です。
自然と口の端に上るあたり、つくづく大災害だと感じる次第です。

前回の日誌で出版倉庫のことを書いたわけですが、あの惨状の中で弊社の本は全て無事でした。
タイトル数や刷りが少ないのが被害に合う確率を低減してたのかなとは思いますが、しぶとい本たちです。
返品倉庫の方はいまだ完全復旧に至らず、こちらは弊社もダメージは避けられまいと思いますが、
現況ではまだどの程度の被害かということを確認するところまで至っていません。

さて、そんななか今月は新刊が2点でました。
売れ行きについてはどちらもまずまずといったところですが、
正直自信がなかったらもっと売れてただろうな、という気持ちが捨てられません。

『新宿、インド、新宿』は一部書店でパネル展示をしてもらっています。
紀伊國屋書店新宿南店
ジュンク堂書店新宿店
東京堂書店
また、根津のギャラリー汐花さんで
4月26日(火)〜6月5日(日)に写真展も開催されます
もちろん写真集もお買い求めいただけます。

昔の新宿の人はいい顔してんなー、と思います。
いくつか明らかに俺にはこの顔はできぬ!という写真があって、
この写真集に出てくる人々の表情は忘れられないものが何点かあります。
新宿と、渡辺克巳が新宿を求めて撮影に行ったインドと、
それぞれの写真がありますが、なんというか活気のある表情をしてるんですよね。

地震の前から新宿にはくたびれた人が結構いて、でかい街だから活気はあるんだけど…
という感じでしたが、それどころかいま新宿は地震のせいで真っ暗でつまらない。

だからそんな今こそキラキラしてる新宿と新宿の人々の写真をお楽しみください。
それでみんなで活気のある表情しながら新宿で遊び狂いましょう。

そして『昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』は来週、
4月25日(月)にSHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERSさんで刊行記念トークイベントがあります。

あと、もしかしたら担当編集の大田さんが『レポTV』に出るかも?です。
もし出るなら大いに宣伝して欲しいところ。

見た目厚みがありますが、組みも文章も読みやすくなってますので、サラッと読めます。
夢のない若者みたいな話がいつから出始めたのか知りませんが、
この頃の北尾トロさんと下関マグロさんはまさに夢のない若者でした。
私も夢を持てと言われ続けた割に、特に持たないまだ来た人間ですが、
夢を下手に持って肥大化して引きづられている人が周りにも多いです。

それよりも入った世界でやることをこなして現状を楽しんだり、
面白いという理由だけでとりあえずやってみることが
結果的に先につながるんだということを教えてくれる本です。

でもぶっちゃけ中身は笑いながら読むエッセイです。
お気軽に手に取っていただければ。

次の新刊まではまた少し間が空きそうですが、まだまだ控えております。
ささやかな数いるっぽいポットファンの皆さま、ご期待ください。