2011-04-13

長い1ヶ月

長い長い一ヶ月だった。
地震はもちろんのこと、いろんなことがあった一ヶ月でした。

いろんな出来事のひとつ。
我が家の犬が地震後12日目に明け方死にました。最後は庭で私の腕の中で死んだので思い残す事なし。
ただ我が家にきて幸せだったのかなあと思ったり、
水に入る事が大好きだったから海に連れて行ってあげたかったなあと思ったり。
いろいろ振り返る事はあるけれども、いまは骨になって、その一部が我が家にまだあります。
庭に埋めて、木を一本植えようかと。

もうひとつ。妹が首から背中がまったく動かなくなって入院しました。
いまだ原因不明で、でも極度の疲労がたまっていたことは事実らしく、
それだけが原因かもしれない。
いまはよくなって少しずつ身体も動くようになってきているので、ひと安心。
そのヘルプのために岡山に代理で出かけたり実家に帰ったりして、私も背中がやばくなった。
自分の体力を過信しちゃいけないと痛感。
日曜日に庭の、日当りがよいためおそろしい勢いで成長するシマネトリコを親のかたきのように
剪定したら、夕方寝込みそうになった。
つい数年前ならばりばりこなしていたことも、どんどんそのスピードが落ちているし、
できることも少なくなっている。ああ、肉体の若さよ、さようなら〜。

今日から書店に並び始めた、北尾トロさんと下関マグロさんの「昭和が終わる頃、僕たちはライターになった」
読むと、自分の若かりし頃の元気さ、いい加減さ(いまでもこれは変わってないけど)が
思い出されて懐かしくもあり、ほろ苦くもあり。

4月はもう一冊、渡辺克巳写真集「新宿、インド、新宿」も発売しました。
高橋も報告してたけど、紀伊国屋新宿南店、ジュンク堂新宿店、東京堂で
A4サイズの写真パネルも掲げられています。機会があったらぜひご覧ください。