2010-02-09

ポット出版社長・沢辺均の日記-61[2010.02.02〜2010.02.9]

あっという間に一週間たってしまう。

●2010.02.02火
昼から、大阪屋の東京ブックセンター=TBCに見学。
報告は尹が書いてる。

●2010.02.03水
サンケイ新聞記者・Hさんが取材にくる。
例の「日本電子書籍出版社協会」のことを記事にするらしく、ポットの新刊発行同時電子書籍発売
のことなんかを聞きにくる。
どうもおしゃべりが好きで、2時間も。
午後はS社、デザインの打ち合わせ。

●2010.02.04木
出版会議。よるは、ちょっと、ね。

●2010.02.05金
午前、ポット会議。深夜バス代金支給の提案があって議論。
九州からデザイナー希望の大学生が面接に。
オレは後ろにいて、デザインチーム山田・和田・小久保が中心。
夕方、ジャパニーズブックダムの相談で神保町の出版社へ。

●2010.02.06土
一度事務所に出勤して、から、
バンド練習でスタジオに。紫金飯店のテラちゃんが見学にくる。
ノリノリのテラちゃん。今度いっしょになんかやろう。
そして、戻ってきて「ず・ぼん」編集委員会。
四国・善通寺市の東條さん、がんだって。まあ大丈夫らしい。
堀さんの目線が痛い。どうもオレ嫌われてきたのかな?(笑)

●2010.02.07日
20日(土)にせまった「竹田青嗣ライブ──陽水をうたう」の準備で、
カラオケ探し。iTuneストアにも結構カラオケ音源があるんでびっくり。
何曲かギターを弾くんで、その準備などもね。
夕方、新宿の楽器屋で楽譜などを買って、帰りに高島屋のデパ地下で、
休日出勤(と泊まり込みもいるんだけど)組に、豪華惣菜を買い込み、
げらげら笑い話をしながら、夕飯。

●2010.02.08月
いよいよ、ジャパニーズブックダム計画の最初のヤマ場だ。
国会図書館・長尾館長の呼びかけ、大手出版社社長数名と版元ドットコムを代表してオレ、で懇談会。
他の社名と、版元ドットコムがいかにもアンバランス(笑)。
長尾プランの、「課金」部分をいったんはずして、
まず、本の全文検索・一部表示の、データベースを、意思ある出版社が著者の了解を得ながら、
進めよう、という計画。
この日は、長尾館長から提案を受けて、検討をはじめようか?くらいまで。
著者の了解を得る作業は困難があるな、という話も出たのだけど、
むしろ、今後の新刊からはじめて、その契約の際に、合わせて全文検索・一部表示の依頼もしたらどうか?
了解得られる著者のものから始めたらどうか、などというアイデアもだされて
(って、沢辺が言ったんで、まだ合意ってことではないけど)
まあまあいい感じじゃなかっただろうか?
例の「出版市場のデジタル化に係る検討委員会」などとはまったく別な枠組み。
書協などの団体で動くんじゃなくて、あくまで、一社一社の判断で参加を決めるようにしたい。
この辺の「出版市場のデジタル化に係る検討委員会」などをめぐる状況は、
2010年は「書籍デジタル化」元年」という村瀬拓男(弁護士)(2010年01月07日)さんの記事
ちゃんと見通せてるように思うので必読ですぜ。
政府の動きも活発のようで、複数省庁のお偉いさんの
「電子書籍」をめぐる議論の場があるって話も聞こえてくる。
ジャパニーズブックダム=本の全文検索・一部表示のデータベース計画、
みなさんも注目を。
そんでもって夜は、佐々木俊尚さんの「電子書籍時代の編集者」講演会で
ダイヤモンド社へ。うん、ほとんど共感だな。
面白い時代じゃない。終わって、中俣さんと●さんなどと一軒よって、
ジャパニーズブックダムへの協力をお願いする。

●2010.02.09火
S社、デザイン打ち合わせ。
そして、細々、ともかく「やることリスト」を減らす。
夜は松沢呉一さん出演のロフトプラスワンにご挨拶の予定。