新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ

発行:ポット出版
北尾 トロ 編著, 高野 麻結子 編著
定価:2,000円 + 税
ISBN978-4-939015-86-1(4-939015-86-6) C0000
A5変 208ページ /並製
[2006年04月刊行]
印刷・製本●シナノ印刷
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内容紹介

書店の可能性を実験したイベント「新世紀書店」レポート。ヨーロッパの古本の町、イギリスのヘイ・オン・ワイとベルギーのルデュをレポート。
本・書店・出版を巡る対談、石橋毅史・出版業界紙「新文化」編集長、鎌垣英人・大阪屋EC事業部、森一暁・太田出版営業部、横里隆・『ダ・ヴィンチ』編集長、平林享子・「クローバー・ブックス」主宰、たちと北尾トロ。

目次

●はじめに
001 ヨーロッパの古本の町を訪ねて ?
●王様と古本とボク  北尾トロ

002 新世紀書店・仮店舗営業中 13日間限定、理想の書店のつくり方
●雑談から始まった、新しい本屋のカタチ
●2004年2月 新世紀書店の案が生まれる
●今回の企画をかたちづくったアイデアの話
●新世紀書店仮店舗概要
●#1 Ramblin’Books
●#2 Bookshop craft
●#3 My Bookstore
●#4 Room #295 bookstore
●#5 She Hates Books
●一日店長のつぶやき
●とある学生スタッフの活動日記
●新世紀書店での試み
●会計報告
●「新世紀書店・仮店舗営業中」を閉店して

003 本・書店・出版を巡る 五夜連続対談
●アジアの出版と書店の事情  石橋毅史◎出版業界紙「新文化」編集長
●取次とはなんだ  鎌垣英人◎大阪屋・EC事業部
●?出版社の営業?という面白さ  森一暁◎太田出版・営業部
●?与える書店?を作りたい   横里隆◎『ダ・ヴィンチ』編集長
●本屋さん、というひとについて  平林享子◎「クローバー・ブックス」主宰

004 ヨーロッパの古本の町を訪ねて ?
●日本にも「本の町」を作りたい 斉木博司
●ヘイ・オン・ワイ

著者プロフィール

北尾 トロ(キタオ トロ)

1958年福岡県生まれ。物書き稼業をしながら、オンライン古書店「杉並北尾堂」を運営。
インディーズ出版も行うなど、興味を惹かれたことには首を突っ込み、プロとアマチュアの間を行き来する“ぶらぶら人”的ライフスタイルを貫いている。
著書に『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』(ちくま文庫)、『ヘンな本あります』(風塵社)、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(鉄人社)、『気分はもう、裁判長』(理論社)、『怪しいお仕事!』(新潮文庫)などがある。
『杉並北尾堂』 http://www.vinet.or.jp/‾toro/">http://www.vinet.or.jp/‾toro/

高野 麻結子(タカノ マユコ)

1976年横浜生まれ。出版社のプチグラパブリッシングに勤務中。
これまで関わった本は『東京待ち合わせ案内』(プチグラ)、『東京おさぼり喫茶』『東京古本とコーヒー巡り』『東京ブックストア


この本への反応

  1. [...] ◎著者プロフィール ●北尾トロ 1958年、福岡市生まれ。大学卒業後、フリーター、編集プロダクションのアルバイトを経て、26歳でフリーライターとなる。著書に『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』(ちくま文庫)『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(文春文庫)、『新世紀書店』(ポット出版)など。 ○北尾トロ公式サイト ●下関マグロ 1958年、下関市生まれ。大学卒業後、出版社や広告代理店を経て、26歳でフリーライターとなる。著書に『東京アンダーグラウンドパーティー』(二見書房)、『メモ人間の成功術―たった10秒で人と差がつく』(幻冬舎文庫)、『まな板の上のマグロ』(幻冬舎文庫)など。 ○下関マグロ公式サイト [...]

  2. [...] ○『新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ』(北尾トロ、高野麻結子編著) [...]

  3. [...] 沢辺 変わって、AppleやAmazonが取次や書店のぶんをがっちり30%〜40%抜くよっていうのが今のモデルだから、下手したら今の書店と取次に払っているマージンより、AppleやAmazonに支払う金額が増えるくらいかもしれない。でもそれでは問題は変わらないんだよってことをすごく思うんですよ。  さっき取次さんは語らないっておっしゃいましたが、確かにそうなんですけど、例外的に語ってる人もいるんですよ。『新世紀書店』(北尾トロ・高野麻結子編、2005年)っていうポット出版の本なんですけど、今日せっかく来ていただいたんでお土産に差し上げます。  この本の中で取次のひとつ、大阪屋の鎌垣さんという方のインタビューを掲載してます。彼はインタビューの中でそれらの矛盾を語ってるんですよ。あるいは取次の言い分を語ってる。数少ない取次の人の本音に近い発信として。 [...]