ゴー宣レター集 ゴーマニスト大パーティー

発行:ポット出版
小林 よしのり 著
定価:1,400円 + 税
ISBN978-4-939015-06-9(4-939015-06-8) C0036
A5判 / 208ページ /並製
[1996年03月刊行]

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内容紹介

ゴー宣に寄せられた読者からのレター集。部落差別・戦争責任・差別・女性・いじめ・ゴー宣攻撃・阪神大地震・ファンレターなどのレターを掲載。巻頭に、小林よしのりによる「まえがきにかえて」。

目次

まえがきにかえて
小林よしのり

第1章
部落差別について考えた
・今度、授業で使ってみたい
・ブラボー!「ゴー宣」って、とっても新鮮!
・差別はしていないつもりだった…
・私の考えは、小林さんとはちょっと違うんです…
・日本の社会はあまりに閉鎖的
・だからこそ、「解放フェス」には大賛成!
・画一的な同和教育には、抵抗感があったけれど

第2章
国際貢献・戦争責任
・日本人は他者を知らない、平和ボケおぼっちゃま
・県議会決議案の言葉のワナは許せない

第3章
さまざまな差別について
・障害者プロレスは、はっきり言っておもしろい!
・知能指数なんて、あまり当てにならないものなんです
・人権ってなに? くやしくって、涙がグシャグシャです
・能力に差があるのは当然なのに
・子どもがいない夫婦への世間の目
・性についての私の体験
・精神的にもタフにならなきゃね
・アイヌ民族のこと、きちんと知りたい

第4章
女性をめぐるいろんな問題
・…そして、誰も成熟しなくなる…!?
・男を演じてしまったある日のこと
・否定しすぎは何も生み出してくれない
・私は美しい人を見るのが好き
・フェミニストの方々にお願いしたい

第5章
よしりんへ1
・一番だいじなのは、いかに「知るか」、ということ
・その着眼点と怒り方が好き
・応援しとるけん、どんどん書きんしゃい
・アゴはずれに二種アリ
・すごいっすね
・あぁ、ペンダコをマッサージしてあげたい…
・「家系の恥」だって?
・授業中、半泣きになった
・民放のお粗末
・泣けるじゃないか、小林! 私も頑張る
・思考停止してしまったツツイストより

第6章
独自性って何だろう
・学校とは、ホントに怪しいところ
・百通りのゴーマンなんかあり得ない

第7章
「ゴー宣」攻撃に反駁する
・「死闘編」はヘビー級であってほしいのに
・成長拒否の「イチャモン運動」じゃないか
・イメージによる操作がいけないのなら、どんな方法が有効なのか?
・でもね、マンガだから、理解できるんだよ〜ん
・「たかが」というヤツにまともな人間はいない
・一般ピープルの耳には届かないぞ
・もう、ブチ切れそう!
・「タブー破り」とうぬぼれているらしい
・あのキャラクターが好きだった
・女性に対する安直な「オヤジ発想」です

第8章
よしりんへ2
・マンガやファミコンが考える機会を与えてくれる
・彼らの「なぜ?」に答えるには
・叩かれているよしりんも好き!
・応援せずにはいられなくて
・目からウロコが何枚も落ちました
・「ゴー宣」って、マンガだったのね
・カリスマ宣言が失敗だったかも
・生まれて初めて、ひとめぼれ!
・もっと行動しろよ

第9章
いじめること、いじめられること
・心の中の闇をみつめた三年間
・教育について鉄槌を!
・死んでも解決にならない!
・マスコミがいじめを助長する
・いつ、自分が落とされるか……だからターゲットを探している
・学校から逃げてもいい。だが、人生からは逃げるな
・負けまい、と通学し続けた私

第10章
阪神大震災
・H7年1月19日地震後33時間を生きて
・自衛隊員はずっと働いているのです
・「教員ボランティア列車」を出すべきです
・ガス、水道が一週間ストップ。友人宅のお風呂がこんなにあたたかいものとは…
・自国民に生命の危機迫る緊急のときなのに
・あんたら、遊びに来たんかい!
・なんでも「指導者が悪い」は、幻想では?
・自衛隊の行動は難しいもの
・最高です

前書きなど

『ゴーマニズム宣言』は読者との対話であって、たとえ30万人の人が読んでも1対1の対話のつもりで描いている。
 そのせいか手紙の数がすごい。
 1回ごとに100〜200通来るから、週に1度は夜通しかけて手紙を読むハメになる。結構重労働だが、こんときがやはり作家としての至福の時だ。
 ライブをやるミュージシャンなら、その場で自分の芸に対するリアクションが確認できて充実感があるだろうが、漫画の場合は、ほぼ発売されて2週刊後くらいからリアクションがかえってくる。
 この少々のタイムラグがあることが描き手のじれったさを募らせる。
 それと同時に不安とか期待とかを膨らませていって、予想以上の手紙の数がかえってきたときは「そうか、この回はこれほどウケたか」なんて考えてウキウキしてしまう。
 手紙を書いてくれる読者の中には常連の人もいるが、ほとんどの人は「初めてファンレターというものを書きました」と書いてある、まことに嬉しい人たちである。
 読んでいくと、驚くほど論理的な人がいて勉強させられてしまったり、影響を受けて、次の作品に反映させることになったりもするし、ミーハーだけど「よしりん、よしりん」と書いてくる女の子もかわいい。もちろん痛烈な批判もあれば、読む気にならない罵詈雑言もあるし、中には完全に狂った人もいる。
 『ゴー宣』という1つの作品に集まる多様な意見を、なつべくありのままで公表してしまうという試みは、手紙を出さずに『ゴー宣』を支えてくれる人たちにとってみても、『ゴー宣』の地場の一部をのぞきみるような面白さを味わえると思う。

担当から一言

ゴーマンの花、咲きました。
わしんとこに来るものスゴイ量の手紙。これを読めば、フィールドワークができちゃうよ。
理論・共感・賛同・批判・注文・横やり・告白……ゴー宣読者の手紙の山から選び出したレター集。

著者プロフィール

小林 よしのり(コバヤシ ヨリノリ)

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)
『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)
『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)
『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)
『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)
『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)
『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)
『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)
『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)
『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)
『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)
『教科書が教えかねない自虐』(共著、
1997、ぶんか社)
『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)
『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)