投稿者「ポット出版」のアーカイブ

談話室沢辺 ゲスト:竹田青嗣 第1回 「自由と労働」

●労働、仕事、活動に分類される人間の行為

沢辺 今回のテーマは「労働」です。竹田さんは、人間の社会の大きな流れが経済ゲームから文化ゲームへと変わっていくと言われています。僕は「労働」というものも、やがて文化ゲームと混じっていって、生きるためにするのか、楽しむためにするのか、その境目が溶けていく性質を持っている気がするんです。そこでまず、そもそも「労働」とは哲学的に言うとどういう性質のものなのでしょうか?

竹田 哲学的には、人間の活動を「労働」と「文化」と分けるのがわかりやすいです。これを私はハンナ・アレント(Hannah Arendt,1906-1975)から受け取って、なるほど、と思いました。

有名ですが、アレントは人間の行為を<労働>、<仕事>、<活動>の三つに区分しました。<労働>は人間が共同体をつくって生きていく上で絶対的に必要なもので、もし<労働>がなければ人間は滅びてしまう。しかしアレントの図式では、<労働>の必要が大きくなればなるほど人間の生の条件としては悪くなる。アレントが言う人間の条件の基本は「自由」であり<活動>がこれを担います。<労働>は自由と背反的なものです。

アレントのいう人間の生の条件はギリシアの自由ポリスをモチーフにしていますが、自由ポリスでは、市民は奴隷労働の上で何もせず遊んでいるわけです。市民は労働をしないので、自由がある。その自由があることによって、言論活動を行ない、「人間の自由は、言論活動のなかではじめて成立している」というのがアレントのイメージです。
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産経新聞記事「電子本の衝撃─揺れる出版界」の中で、ポット出版が取材を受けました

2010年2月24日(水)〜26日(金)の産経新聞に「電子本の衝撃─揺れる出版界」という記事(全3回)が掲載されました。
弊社社長・沢辺均も取材を受け、26日(金)の回、「膨らむ市場 期待と戸惑い」で記事になっています。

記事はすべて、「MSN産経ニュース」で読むことができます。
・【電子本の衝撃】揺れる出版界(上)米国の熱狂、黒船襲来を予感
・【電子本の衝撃】揺れる出版界(中)契約不明確、混乱の恐れも
・【電子本の衝撃】揺れる出版界(下)膨らむ市場 期待と戸惑い

いただいた本●UNIXはじめの一歩

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書名●『UNIXはじめの一歩』
著者●池田成樹
定価●2000円+税
発行所●カットシステム
2003年12月7日発行
23.2 x 18.2 x 1.8 cm/183ページ並製

●全国の書店で買えます
●Amazonで購入する

誰もが最初は悩むディレクトリ移動コマンド「cd」、これをトレーニングするために、「cd道場」というアプリケーションを収録しています。簡単なものですが、やっているうちにきっと「cd」コマンドに慣れてしまうでしょう。Mac OS Xにも対応しています。

目次
本書を手にされた方に
謝辞
第1章
さっそく使ってみよう
1.1
マシンの準備
1.2
Knoppixを使う
1.3
Mac OS Xの場合
第2章
UNIXのあらまし
2.1
OSって何だろう
2.2
UNIXの物語
2.3
UNIXの分裂
2.4
オープンが合言葉
第3章
ファイルとディレクトリ
3.1
ケータイにだってあるファイル
3.2
ファイルを整理整頓するには
3.3
特定のファイルを指定する仕組み
3.4
ディレクトリを旅する
3.5
どんなファイル、ディレクトリがあるか調べる
第4章
ファイルとディレクトリの操作
4.1
ディレクトリをつくる
4.2
ファイルをコピーする
4.3
ディレクトリをコピーする
4.4
ファイルやディレクトリを移動する
4.5
ファイルやディレクトリを消す
第5章
ユーザー、グループとパーミッション
5.1
UNIXにおけるユーザーの考え方
5.2
グループ
5.3
パーミッションの概念
5.4
パーミッションの確認
5.5
パーミッションの変更
第6章
「続」ファイル操作
6.1
ファイルへのリンク
6.2
ファイルの圧縮と解凍
6.3
複数のファイルをひとつにまとめる
第7章
vi徹底入門
7.1
viをマスターしよう
7.2
基本的な編集
7.3
コピーやファイルへの保存、そして検索
第8章
シェル
8.1
シェルの機能と役割
8.2
コマンドを入力する作業とシェル
8.3
標準入出力
8.4
シェルでできるプログラミングの概要
8.5
環境変数の設定
第9章
正規表現
9.1
正規表現によるテキストファイルの検索
9.2
メタキャラクタ
付録 A.1
ディレクトリ移動コマンドに慣れる
付録 A.2
Knoppixと本書に関する情報
索引

2月18日(木)松沢呉一×沢辺均「図書館の中からは見えないこと」レポート

2月18日(木)ジュンク堂書店池袋本店さんで、松沢呉一さん(ライター)×沢辺均(弊社代表)による、
『ず・ぼん15』刊行記念トークセッション「図書館の中からは見えないこと」をジュンク堂書店さん主催で行いました。

事前の予約は46名、当日は40名ほど。図書館というマイナーなテーマにもかかわらず、会場は一杯になりました。昨年3月のイベントの際も沢山の方に来ていただき、図書館に関心・熱意のある方は多いんだな、と改めて思いました。当日は出版関係者だけでなく、一般の方や学生さんもいらっしゃいました。

自分自身が本を読まなくなってきているという話、エロ本の収蔵について、チラシや卒業アルバムだって保存した方がいい、国立国会図書館が特集されたテレビ番組について、カバー・オビの保存について、紙での保存にだけこだわる必要性はない、そして出版業界のネット・社会への批判について……と、オフレコ話も飛び出して、笑いもアリの縦横無尽、言いたい放題なイベントになりました。

終了後は松沢さんのサイン会も。その効果もあってか『ず・ぼん』より松沢さんの著書『クズが世界を豊かにする』、『エロスの原風景』が良く売れました。既に買った本にサインを貰っている方もいらっしゃいました。

おかげさまで満員となり、最初から打上の飲み会まで大いに盛り上がりました。ジュンク堂さんとも図書館関係のイベントは関心のある方が多いのでまたやりたいですね、という話をしたので、また別の切り口でやるかもしれません。その時は改めて告知いたしますので、ぜひぜひご参加下さい。

松沢さん、開催していただいたジュンク堂さん、そして当日ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

大人問題

現代に生きる「大人」たちの多くが感じている不安の実態とは、一体何なのか。

成熟と老いと死、労働の意義、他人との付き合い、恋愛、家族、若年および中高年期のアイデンティティ・クライシス、先端文明との関係、法制度と責任など、我々が直面している問題のひとつひとつを、小浜逸郎が等身大の視点で再検証する。

昨年12月に発行した『子供問題』の対となる一冊。

ポット出版●2/14(日)の産經新聞朝刊に広告出します

新刊『大人問題─目標喪失した社会を正しく生きるために』、『子供問題─学校、家族、メディアに見る子供をめぐる矛盾』(ともに小浜逸郎著)、『日本の公文書─開かれたアーカイブスが社会システムを支える』(松岡資明著)、『自由は人間を幸福にするか』(長谷川三千子、佐伯啓思、竹田青嗣、小浜逸郎共著)の半五段広告(192mm/176mm)を、2月14日(日)の「産經新聞」朝刊に出します。

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『大人問題』─目標喪失した社会を正しく生きるために
著●小浜逸郎
定価1900+税
ISBN978-4-7808-0141-5 C0036
四六判 / 200ページ / 上製
[2010年02月 刊行]
目次や著者プロフィールなど、詳細はこちらをご覧ください。

『子供問題』─学校、家族、メディアに見る子供をめぐる矛盾
著●小浜逸郎
定価1900+税
ISBN978-4-7808-0136-1 C0036
四六判 / 192ページ / 上製
[2009年12月 刊行]
目次や著者プロフィールなど、詳細はこちらをご覧ください。

電子書籍版『大人問題』『子供問題』(小浜逸郎著)を発売しました

ポット出版は2010年2月12日(金)、電子書籍販売サイト「理想書店」で、電子書籍版『大人問題』『子供問題』(共に小浜逸郎著)を発売しました。
電子書籍版『大人問題』は2010年2月15日(月)発売の紙版『大人問題』よりも一足先にお読みいただけます。
電子書籍版『子供問題』は2009年12月に発行した紙版『子供問題』と同じ内容です。

現代に生きる「大人」たちの多くが感じている不安の実態とは、一体何なのか。
成熟と老いと死、労働の意義、他人との付き合い、恋愛、家族──
そして我々「大人」はいま、子供に何を手渡していけるのか。
我々が直面している問題のひとつひとつを、小浜逸郎が等身大の視点で再検証します。

電子書籍版『大人問題』『子供問題』のご購入は「理想書店」から。
PCとiPhoneどちらでも読むことができます。

●『大人問題』(小浜逸郎)
●『子供問題』(小浜逸郎)

談話室沢辺 ゲスト:小浜逸郎 第2回「日本人と死」

●西洋における死、日本人における死

沢辺 改めてもう一回、小浜さんが自殺も含めて死というものについて、どう考えているか聞かせてくれませんか。
もう一回そこをちゃんと押さえておいたほうがいいと思うんです。
「人間学アカデミー」第7期での、山折哲雄さんの講義が、僕にはすごくインパクトが大きかった。それは、あまりにも死が悪いことになった社会、死を悪いことにし過ぎちゃっているな、という問題意識がでした。
この前忌野清志郎も死んで、芸能人で有名な人も死んでいるんだけど、いいじゃん、って。

小浜 死というものに対しては、いろんな側面からいえると思いますが、日本人の国民性という側面からすれば、日本人は生きるということに対して、そんなに貪欲じゃないですよね。

日本には「武士道」や「葉隠(はがくれ)」のような、死に直面したときの態度を絶えず準備しておく考え方がありますよね。また西行の有名な歌に「願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」なんてのがあって、この歌は時代を超えてすごく愛唱されてきたわけですが、ここに、日本人の、死に対する淡々とした覚悟のようなものがよく表わされていると思います。
命というものに対して、西洋人ほど、どうしても生き延びたいというものでもなく、比較的、生と死の境目を絶対的には考えない伝統がまだ残ってるんじゃないかという感じがするんです。
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【電子書籍版】大人問題

現代に生きる「大人」たちの多くが感じている不安の実態とは、一体何なのか。

成熟と老いと死、労働の意義、他人との付き合い、恋愛、家族、若年および中高年期のアイデンティティ・クライシス、先端文明との関係、法制度と責任など、我々が直面している問題のひとつひとつを、小浜逸郎が等身大の視点で再検証する。

対となる電子書籍版『子供問題』と同時発売。

【電子書籍版】子供問題

小浜逸郎が2001年から約十年にわたり発表してきた文章から、子ども、教育に関わるものを一挙収録。
「子どもという存在について」「メディアから見る子ども」「学校、教育の現場に見る子ども」と、三つの切り口から、現代の子どもたちが直面する問題を論じていく。
この本と対をなす電子書籍版『大人問題』と同時発売。