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いただいた本●1年目から結果を出し続ける!営業マネジャーが必ずやるべきこと

たはらともみさんからいただきました。

書名●1年目から結果を出し続ける!営業マネジャーが必ずやるべきこと
著者●田原洋樹
定価●1,500円+税
発行●日本実業出版社
2012年11月20日発行
ISBN978-4-534-05019-9 C0030
四六判/208ページ/並製

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内容紹介

◎トップセールスだった営業マネジャーが陥るワナ

営業マネジャーというのはトップセールス出身が多く、「いざとなれば自分で数字を稼ごう」と考えてしまいがちです。
しかし、1~2年はそれで通用することもありますが、いずれチームが立ち行かなくなります。
“1年目から結果を出し続ける! “には「メンバー育成」が不可欠です。

◎継続的な業績向上を実現するためにやるべきこと

本書では、営業マネジャーとして「継続的な業績向上」を実現するために、
メンバーの主体性を高める一方で、彼らが営業活動をしやすいように仕組みをつくり、
それを支援していくノウハウを具体的に紹介します。

◎実体験を踏まえた、チーム再建ストーリー付き

著者は、JTBのトップセールスから史上最年少マネジャーになり、
その後リクルートマネジメントソリューションの研修トレーナーを務めた営業コンサルタント。
自身の「マネジメント」の失敗・成功から学んだことや、悩める営業マネジャーと
数多く接してきた経験を通して、営業マネジャーに必要な考え方、やり方を
実体験を踏まえたストーリーや実例を交えながら解説します。

・売れない営業の気持ちを理解せよ
・メンバーの“ライバル心”を利用する
・攻める案件より、攻めない案件を決める
・クロージングは「条件調整」にあらず
・営業会議を「学習の場」にする……etc.

目次

プロローグ 哲学するってどんなこと
はじめに
第一章 トップセールス出身の営業マネジャーが陥るワナ
第二章 ストーリーでわかる!営業マネジャーの本当の仕事
第三章 営業マネジャーになる人が身につけておきたい資質
第四章 営業マネジャーが見直すべきメンバーへの接し方、育成法
第五章 戦略的に「業績を上げる仕組み」をつくる(営業戦略)
第六章 計画的に「営業プロセス」を回す(プロセスチェック)
第七章 チームがスランプから抜け出すための“奥の手”
本書に寄せて 田原総一朗

著者プロフィール

株式会社オフィスたはら代表取締役。1969年生まれ。同志社大学商学部卒業。92年にJTBに入社。15年間にわたり法人営業に従事し、公的機関や大手製薬会社、大手自動車会社へのイベント企画、販促などを手がける。2003年にサッカースタジアムの有効活用として野球で日本初のパブリックビューイングを企画、日経新聞など多数のメディアで取り上げられた。常にトップセールスとして実績を残し、2005年に当時の史上最年少マネジャーに就任。その後、2007年にリクルートマネジメントソリューションズの専属トレーナーに転身し、営業研修を中心に4年間でのべ約1万人に対してトレーニングを行なう。2011年に独立。現在は営業コンサルタントとして活躍中。

第24回■すべての人の心へ花を〜うちなー時間とてーげー女

松山のテレクラ、店名などは、まったく覚えてないし、早取り制か、取り次ぎ制かも忘れたが、確かにビジネスホテルのすぐそばにあったことだけは記憶している。全国展開のチェーン店などではなく、地場の店だった。いずれにしろ、こじんまりとしたところで、10名も入ればいっぱいになる。

どんな流れでアポを取ったかわからないが、公衆コールで、これから飲みに行こうというものだった。歌舞伎町であれば、すわ、キャッチと危険信号が灯るが、南国ムードに浮かれていたのか、すぐに待ち合わせをして、会うことにする。

待ち合わせ場所はテレクラの側のビジネスホテルの前。公衆コールなので、すぐにやって来た。現れたのは、いかにも沖縄の女性という感じの目が大きく、彫が深い、南洋風。ゴーギャンの描く絵の中にいそうな雰囲気(当然、容貌がではなく、雰囲気や佇まいがである)。20代で、“フリーター”(フリーターという言葉そのものは、既に91年には一般化していた)だ。

その女性は明るい笑顔で迎えてくれ、腕を組んで、松山の街を進む――といってもこちらは不案内。ぼったくりの危険も感じないわけでもないが、なんとなく、大丈夫そうな感じなので、彼女に従い、行きつけという店に行くことにする。もっともスナックやクラブではなく、大衆的な居酒屋で、沖縄料理と泡盛(古酒)が美味しいというところである。どうみてもぼったくりとは無関係そうだ。

多分、その店で初めて豆腐ようやスクガラスを食べたと思う。その女性は、流石、「うちなんちゅ」らしく、泡盛をかなりの勢いで飲んだ。次から次からという感じだ。私はといえば、泡盛に口をつけただけで、古酒は撤収して、すぐにオリオンビールに変えた。

どんな話をしたかは相変わらずよく覚えていないが、沖縄の観光地としての魅力みたいなものを教えてくれたような気がする。沖縄土産で有名な「ちんすこう」を熱く語ったのが記憶に残っている。私自身、「サーターアンダギー」は好きだが、どうしても、ちんすこうは好きになれないが、さすがにうちなんちゅの前で沖縄銘菓の悪口はいえない(笑)。

怒涛の飲みは続く。沖縄の飲みは長いとは聞いていたが、まだ、序の口である。スタートが遅かったとはいえ、既に3時を過ぎているというのにだ。ここで、河岸を変えることになる。今度は、その女性の知り合いのスナック。知り合いの店というと、前述通り、歌舞伎町ならば、ぼったくり防止のため身構えるものだが、ある程度、話し込んだことで、キャッチ・ガールなどではないことは把握していた。安心して、ついていくことにする。

沖縄のスナックで毛遊び(もうあしび)

居酒屋からすぐ、裏通りを少し入ったところに、そのスナックはあった。予想に反して、妙に新しく、小奇麗な店だった。カウンターとテーブルが数組という小さな店だったが、スナック特有の猥雑さとは無縁である。内装も全体にスカイブルーに統一され、海や空のイメージが溢れている。もう20年以上前だが、不思議なことにそこだけは覚えていた。

その女性は相変わらずのピッチで古酒をやり、私は超薄い水割りでごまかす(!?)。流石に、彼女も少し酔ったらしく、かなり色っぽくなり、しな垂れかかり、親密度(密着度!)も一気に増していく。いい感じではある。松山のスナックで、「毛遊び(もうあしび)」が始まろうとしている。

「毛遊び(もうあしび)」とは、かつて沖縄で広く行われていた習慣で、主に夕刻から深夜にかけて、若い男女が野原や海辺に集って食事や酒を共にし、歌舞音曲を中心として交流した集会のことをいう。沖縄版の元祖“出会い系”といっていいだろう。そんなおおらかで、ゆるやかな風習があることを知っていた。当然だが、なんだか、いけそうな気もしてくる(笑)。

時間が経てば経つほど、いけそうな感じは増大していく。そんな“いけそう感”が頂点に達したのは「花〜すべての人の心に花を〜」を歌った時だった。何故か、彼女から私が喜納昌吉に似ていると言われたのだ。喜納昌吉といえば、いうまでもなく沖縄の巨星である。いわれて悪い気はしないが、当時の喜納は野性児&ヒッピーのような風貌をしていたので、少し複雑ではある(笑)。そんな流れから、カラオケタイムに突入。勿論、カラオケボックスなどではない。スナック特有のミニステージに上げられる。歌うのは、当然、喜納昌吉&チャンプルーズしかない。かの「花〜すべての人の心に花を〜」である。我ながら、見事な歌い上げぶりと自画自賛したくらいの熱唱だった。泣きなさい、笑いなさい…というリフレインは、本当に心へしみる。歌っている自分さえもジンときてしまう。その魅惑の歌声に、彼女が官能しないわけはない。

沖縄で、それも見ず知らずの女性と、しかも初めての店で、「花」を歌うなど、ある意味、シュールである。いったい、何をやっているのかという気にはなるが、サービス精神旺盛な私のこと、女性が喜ぶことなら厭いはしないのだ。

いうまでもなく、「花〜すべての人の心に花を〜」は名曲だ。浄化されるなどというと、それとは対極にある行為をしているのにおかしなものだが、心が洗われる、聖なる心も芽生えてくるというもの。勿論、女性を取って食おうというのではない。自らの心の奥底にあるもの(欲望か!)を形にしようとしているだけだ。誰も傷つけもしないし、騙そうとしているのでもない。

歌い終わると、店内では拍手が鳴りやまず、その女性もうっとりとしている(というのは、体のいい記憶のすり替えか!?)。

そんなこんなで、スナックでゆるりとした時を過ごしていたが、気づくと、既に時刻は5時を過ぎていた。東京であれば、始発に合わせ、閉店となるが、沖縄には電車が走っていないせいか、始発時間はない(バスならあるか?)。そんなわけで、5時を過ぎても、店はやっていた。流石、沖縄飲みである。飲みにかける時間が半端ではないのだ。

その頃には、完全にいい雰囲気が出来上がり、その女性からは、私の泊まっているホテルへ行きたいと言われる。これは、いけるというもの。彼女からは性的なオーラが立ち上る。しな垂れ度数がさらに増す。

まさに、いけそうなところで、私の律儀な性格が災い(!?)となる。宿泊しているホテルは当然の如く、仕事先が取ったもの。そして、同じフロアにはクルーも投宿している。鉢合わせ以前に、仕事で取った部屋を遊びで使うことに抵抗があったのだ。何か、人の金で遊ぶ、他人の褌で相撲を取るという感じだろうか。職業意識みたいなものではないが、内と外、日常と非日常の棲み分けは、ちゃんとしたいところ。

そんなわけで、私が泊まっているホテルではなく、近くのラブホテルへ行くことを提案するが、彼女は首を縦に振らない。どこに違いがあるかわからないが、ラブホテルではなく、リゾートホテルではなければ駄目だった。

私としては、宿泊先へ連れ込むことを拒否しながら、なんとか、迂回処置を講じようとするが、彼女も頑なで、了解を得ることが出来ない。押し問答ではないが、言葉や表現を変え、何度か、試みてみる。簡単にいけると思っていたら、意外なことに長期戦になる。

ところどころで、いけそうな気配を感じつつも、物事は進展していかない。同時に夜は明け、陽は上る。既に早朝というには遅い、朝になっている。多分、7時にはなっていただろう。流石、沖縄である、前述通り、そのスナックは閉店する気配はない。沖縄の飲みは、本当に長い(涙)。

朝になって

彼女と、どれくらい一緒にいて、どれだけ酒を飲んだか、正確なところはわからないが、そろそろ時間切れである。仕事の時間も迫っているし、仕事に備え、多少なりとも仮眠をとらなければならないのだ。

残念ながら、店を後にして、ホテルへと戻る。幸いなことに、そのスナックの料金は長時間いたわりには格安で、懸念していたぼったくりでもなかった。やはり、南国の女性は優しい。彼女からは家の電話番号を聞いたが、結局、電話することはなかった。多分、既に、次のことを考えていたのだろう。

ちなみに、1時間ほどの仮眠後、何もなかったようにクルーと合流し、普通に仕事をこなしたことはいうまでもない。やはり、偉いぞ俺!だ。

本土とは異なる沖縄の“うちなー時間”と、おおらかで、のんびりとした沖縄の“てーげー女性”に翻弄された夜(から朝)である。この沖縄の夜のことは、いまでも忘れられない。多分、テレクラの「旅打ち」に目覚めたのは、こんな“洗礼”があったからだろう。勿論、沖縄では、後日、ちゃんと雪辱もしているのだ。失敗は成功のもとである。

土地、土地にテレクラあり、その土地、その土地に出会いあり――この連載でも機会があれば、全国行脚(!?)の模様なども小出しにできればと思っている。ストリートからロードへ。テレクラ遊びの全国展開やー!

いただいた本●哲学の練習問題

西 研さんからいただきました。

書名●哲学の練習問題
著者●西 研
定価●760円+税
発行●河出書房新社
2012年11月20日発行
ISBN978-4-309-41184-2 C0110
文庫判/272ページ/並製

Amazon.co.jpで『哲学の練習問題』を見る

内容紹介

哲学するとはどういうことか――。生きることを根っこから考えるためのQ&A。難しい言葉を使わない、けれども本格的な哲学へ読者をいざなう。深く考えるヒントとなる哲学イラストも多数。

目次

プロローグ 哲学するってどんなこと
第1章 神秘・科学・哲学をどう捉えるか
第2章 人間の本性をテツガクする
第3章 「生きる意味」を問う
第4章 自分と社会はどうつながっているか
エピローグ どこへ向かって考えるか

第23回■旅打ち

二週間とちょっとのご無沙汰である。おまんたせいたしました(笑)。このところ、アラフィフにして“モテキ”らしく、いろいろと、お声かけが多い。ふらふら、遊び呆けていた。また、この連載に際して、琉球の歴史を調べ直していた(嘘)。と、“ ( )”つきで、“嘘”としたが、まんざら嘘でもないし、当然、自らの怠惰さを糊塗する言い訳でもない。

これまで東京の街角に巣食う男と女の物語を紡いで来たが、たまにはシチュエーションを変えてみることにする。バチンコやパチスロ、競馬や競艇などの公営ギャンブルなどで、旅行しながら遊興(というか、勝負)することを「旅打ち」というらしい。旅先のテレクラへ行くことを「旅打ち」というかわからないが、もし、そういうなら、テレクラ版の「旅打ち」みたいなこともしていた。

その頃、仕事をしていた企画会社では、時々、出張などもあって、そんな機会を利用し、地方のテレクラを体験させてもらった。既に全国にはテレクラが普及し、どんな地方にも必ずあるという状況だったのだ。どこで、最初にテレクラ版の「旅打ち」をしたか忘れてしまったが、良く覚えているのが沖縄でのテレクラ体験である。

90年代の沖縄

たぶん、沖縄へは、ある会社の招待(接待ではない!)で行ったと思うが、同社のクルーと合流し、那覇の市内に数日間、滞在した。主に企画のための場所やスタッフ選びのためだった。これが私の初沖縄で、91年の秋だったと思う。10月に近かったが、まだ、沖縄は真夏。仕事の合間に、恩納村のリゾート・ビーチで、泳いだ記憶がある(すいません。しっかり、遊んでしまいました)。

バブル時代である。リゾート・アイランド、沖縄はトロピカルな意匠を纏い、多くの若者達を南国の楽園へと誘い、ダイビングやサーフィンなど、様々なマリンスポーツに興じたものだ。恩納村や残波岬、名護などのリゾートにはハワイやグアム、バリなどを模したホテルやペンションが立ち並ぶ。沖縄のリゾート開発は、国を挙げて促進されていた。

1987年のリゾート法(総合保養地域整備法)制定を機に、沖縄ではリゾート開発が相次ぎ、リゾート法に基づく、沖縄のトロピカル・リゾート構想などもあったという。

一方で、開発に伴うトラブルも続出。石垣市では牧場の土地売却が問題化。1991年には開発にからむ贈収賄の疑いで与那国町の助役と開発業者が逮捕されている。

勿論、いまも続く「米軍基地問題」は厳然として立ちはだかり、騒音や事件、事故なども頻発していた。ある種、いびつな形で、沖縄は成長していたといっていいだろう。

私にとって、沖縄といえば、リゾートというより、喜納昌吉&チャンプルーズやりんけんバンドなど、沖縄音楽を通して、馴染んでいた。勿論、紫やコンディション・グリーンなど、基地の米兵を相手にすることで育った沖縄産の ロック・バンドもよく聞いていた。THE BOOMが「島唄」を全国的にヒットさせるのは数年後(1993年)のことだ。

喜納昌吉を通して、琉球音楽の素晴らしさを知ったが、同時に、彼の壮絶な生き様を辿ることで、基地問題から発生したコザ暴動があったことも知った。紛争の街としての沖縄を認識しないわけにはいかない。

照屋林助や嘉手苅林昌など、沖縄音楽の大御所達が出演した高嶺剛監督の映画『パラダイス・ビュー』や『ウンタマギルー』を通して、毛遊びなどの風習、久高島や斎場御嶽(せいふぁうたき)の神事など、神話と幻想の国としての沖縄も理解していたつもりだ。

ガマに繋がる、第二次世界大戦時、沖縄戦の激戦地として、集団自決やひめゆり学徒隊などがあったという“記憶”も知識として理解していた(まだ、“ざわわ”でお馴染みの明石家さんまのドラマ『さとうきび畑の唄』は放送されていなかった。同ドラマが放送されたのは2003年のこと)

そんなわけで、“夏だ、海だ、タツローだ!”という“ラブランド、アイランド”的な浮かれた気持ちではなく、やや、複雑な感情を抱きながら、私は沖縄の地へと足を踏み入れた。

招待してもらった会社の方と合流し、現地のクルーと、昼食を兼ねた打ち合わせを済ませ、ロケハンをする。ちなみに、昼食の場所は、沖縄の胃袋、牧志公設市場の二階だった。空港に着いた時からそうだったが、市場の外に出ると、日差しが眩しく、その熱は東京のそれとは比べるもなく、熱帯そのものである。いまなら「かりゆしウェア」とでもいうのだろうか、アロハみたいなシャツでさえ、肌に纏わりつき、ベタベタと張り付く。

以前、あるインタビューで、照屋林賢が沖縄は湿気が高く、逆に東京に来ると、肌が乾燥し、三味線の革も乾燥して、張ってしまうと言っていた。そういえば、沖縄はスコールのような雨も良く降り、まるで熱帯雨林帯という感じでもある。地勢的に日本であっても日本ではない。「うちなー(沖縄)」と「やまとぅー(本土)」とでは、歴史も風土も文化も大きく異なる。

と、私のような半可通が沖縄論を語っていても意味がないだろう。ただ、バブル期にあっても「リゾート・アイランド・沖縄」には乗り切れず、どこかで複雑な感情を抱いていたことだけは書き記しておきたい。私なりに沖縄の光と影というものを認識していたといっていいだろう。

一通り、ロケハンが終わると、今度は夕食である。沖縄でも高級料理であるイラブ-(ウミヘビ)汁を出す店へ行く。当然、チャンプルーや豆腐イリチー、グルクンの天ぷらなども食す。東京の沖縄料理屋で、沖縄飯には慣れ、親しんでいたが、流石、にイラブ-などは食べられない。イラブ-は、ニシンを煮出したような黒色になり、その汁もどす黒く、中には、テビチといわれる豚足も入る。いわゆる滋養強壮にいい料理である。ヒ―ジャーといわれる山羊汁と同じように、夜の食事という感じだ。あとで、気づいたのだが、歓楽街の側に山羊汁を出す店が多かった。精力をつけてから、ソープやキャバレーへ繰り出すという感じだろうか。多少、飲みも入ったので、数時間は経ち、既に11時近かった。翌日もあるということで、ここで解散となる。

夜の単独行動

宿泊先は那覇市内のリゾートホテル。海に面してはいないが、全体の作りが南国風で、開放感のあるところである。クルーと挨拶をして、部屋に戻ると、シャワーを浴びる。汗だらけの身体を洗い、清める(!?)。明日のため、休むと思わせて、ここから動き出すのが私である。夜の街へと繰り出す。旅先、それも深夜の単独行動、なんか、それだけでもワクワクとするというもの。夜の街が俺を呼んでいる!

初めての土地だからといって、ただ闇雲に、当てもなく彷徨うのではない。不思議なもので、かの地でも夜の街の情報は下調べできている。特に情報誌などを熱心に事前に読み込んだわけではないが、遊び人の“常識”、もしくは“基礎知識”、または“嗅覚”として、自然に体得していた。真栄原や辻、松山などが那覇市内、もしくは近隣の歓楽街である。真栄原は、那覇市内から車で15分ほどの宜野湾市にある社交街。ちょんの間が乱立している。現在は浄化され、絶滅したといわれるが、大阪の飛田などと並ぶ、色街だった。セックスをしたければ話は早いが、当時の私の遊びのスタイルとはかけ離れていた。いつか、冷やかしでも行こうと思っていたが、結局、行く機会はなかった。

同じ理由で、那覇市内のソープ街として有名な辻にも行かなかった(後日、同所にある有名なステーキ屋には行った。前述通り、ソープ街に精力のつくステーキ屋というのも絶妙な取り合わせだ!)。

私が目指したのはキャバレーやスナックが軒を並べる松山だった。沖縄美女を口説こうという算段だ。ホテルからタクシーへ同所に向かう。ホテルからは大した距離ではないが、沖縄では短い距離でもタクシーは嫌がらない。鉄道がない(現在はモノレールがある)沖縄では、車移動が当たり前。ワンメーターくらいでも文句はいわれないし、沖縄の人もあまり歩かず、すぐにタクシーを利用するようだった。

タクシーに乗ると運転手が松山ではなく、しきりに辻へ行くことを勧める。あげくにはソープランドの名刺まで出してくる。客引きというか、名刺をよく見ると、タクシー会社(○○観光みたいな名称だったと思う)とソープが系列店になっていた。甘い誘惑を振り切り、松山で降りる。

いまはどうなっているかわからないが、地方都市にありがちな歓楽街という感じで、ネオンが眩しいが、新宿・歌舞伎町などと比較ができないほど、質素ではある。それでも歓楽街にありがちな怪しさが漂い、男と女の色と欲が絡み合う、私の好きな空気が充満している。既に0時近いというのに、人通りもそこそこあり、活気づいていたような気がする。沖縄の不夜城といわれているようだ。“不夜城”と聞くだけで、嬉しくなる(笑)。

端から端まで歩いても10分ほどで、そんな広くはないが、クラブやスナック、キャバレー、キャバクラなどが並んでいる。南国美女が闊歩している。夜遅くから出勤する女性も多いようだ。そんな女性に声を掛けてみる。いきなりのストリート・ナンパである。新宿・歌舞伎町でキャバクラ嬢に声をかけても無視されるだけで、足を止めることなどないが、沖縄の女性は優しいというか、足を止めて、話を聞いてくれる。これだから南国の女性(サザン・レディ!)は好きだ。映画『愛と青春の旅だち』の主題歌で御馴染みのジョー・コッカーも「Southern Lady」なんていう曲を歌っていた。浪人時代に付き合っていた女性も佐賀出身の女性だったし、旅先の熊本で出会った女性も長崎出身だった。しばらく、文通もしていた(恥ずかしい!)。そんなわけで、私と南国女性は相性がいいと、勝手に思い込んでもいた。

とりあえず、片っ端から声をかけていったが、出勤まで少し時間があるという女性のナンパ(?)に成功し、喫茶店(深夜喫茶か)で、お茶をすることにした。20代の派手な顔立ちの女性で、松山のスナックへ勤めているという。あまり時間がないので、他愛のない話しかしていないが、松山の街について、リサーチを入れる。私がテレクラマニアであることを伝えると、同所にはスナックやクラブだけでなく、テレクラもあるという。ビジネスホテルの側にあるテレクラを教えてくれた。ナンパした女性にテレクラの場所を聞くというロクデナシにも親切なことだ。サザン・レディは、男に優しいのだ。

いよいよ旅打ちだ。その成果については、また次回。

いただいた本●18分集中法─時間の「質」を高める

菅野仁さんからいただきました。

書名●18分集中法
副書名●時間の「質」を高める
著者●菅野仁
定価●720円+税
発行●筑摩書房
2012年12月10日発行
ISBN978-4-480-06694-7 C0211
新書判/192ページ/並製

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内容紹介

面倒な仕事から逃げてしまう。期限が近付いているのにやる気が起きない。そんなあなたに効く具体的でシンプルな方法を伝授します。いま変わらなきゃ、いつ変わる。

IDOL DANCE!!!

ぱすぽ☆やアップアップガールズ(仮)などの振付を手がける振付師・竹中夏海によるアイドルダンスの読み解き方。

丸々1冊「歌って踊るアイドル」の「踊る」に迫った、これまでにない書籍です。
アイドルダンスの特徴や独特の楽しみ方を振付師ならではの視点で分析するとともに、コンテンポラリーダンサー・梶原未由(珍しいキノコ舞踊団)、東京女子流ディレクター・佐竹義康&衣装担当・笠井奈津枝、玉井杏奈(ぱすぽ☆)への、ダンスをめぐるインタビューも収録しました。

表紙には講談社ミスiD(アイドル)2013グランプリのモデル・玉城ティナを起用しています。

いただいた本●日本の七大思想家─丸山眞男/吉本隆明/時枝誠記/大森荘蔵/小林秀雄/和辻哲郎/福澤諭吉

小浜逸郎さんからいただきました。

書名●日本の七大思想家
副書名●丸山眞男/吉本隆明/時枝誠記/大森荘蔵/小林秀雄/和辻哲郎/福澤諭吉
著者●小浜逸郎
定価●1,200円+税
発行●幻冬舎
2012年11月30日発行
ISBN978-4-344-98289-5 C0295
A4判/480ページ/並製

Amazon.co.jpで『日本の七大思想家』を見る

内容紹介

今こそ拠り所とすべき、オリジナルにして普遍の思考
・丸山眞男(1914~1996)〈政治〉日本的「無責任の体系」とは?「変わり身の早さ」とは?
・福澤諭吉(1835~1901)〈社会〉「一身独立し、一国独立す」の真意とは?

第二次大戦における敗北は、日本の近代化の行く先に必然的に用意されていた、日本史上最大の事件だった。そして日本はその後遺症を抱えたまま、近代化の極たるグローバリゼーションに翻弄され、「第二の敗戦」を経験しつつある。我々は精神の構えをどう立て直し、やくざ化した世界と伍していくべきなのか。本書では、敗戦をまたいで現われ、西欧近代とひとり格闘し、創造的思考に到達した七人の足跡を是々非々で批評。西欧思考の限界を超え、日本から発信する文明的普遍性の可能性を探った野心的論考。

『IDOL DANCE!!!〜歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい〜』刊行記念・竹中夏海トーク&サイン会開催!

2012年12月8日(土)15:30、タワーレコード新宿店にて『IDOL DANCE!!!〜歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい〜』刊行記念・竹中夏海トーク&サイン会を開催します。
ぱすぽ☆やアップアップガールズ(仮)などの振付を手がける振付師・竹中夏海が、「歌詞と振付のリンク」「振りコピ」といった特徴を持つアイドルダンスの楽しさ、奥深さを、映像を交えながら解説していきます。

『IDOL DANCE!!!〜歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい〜』刊行記念・竹中夏海トーク&サイン会

開催日時:2012年12月8日(土)15:30スタート
開催場所:タワーレコード新宿店7Fイベントスペース [地図]
イベント内容:トーク&サイン会
参加方法:
観覧フリー。ご予約者優先で、タワーレコード新宿店にて、12/7発売「IDOL DANCE!!!─歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい」をお買い上げいただいた方に、先着でサイン券を差し上げます。

サインは書籍に致しますので、当日はお買い上げいただいた書籍を忘れずにお持ちください。

《ご注意》
・サイン券の配布は定員に達し次第終了いたします。終了後にご予約/ご購入いただいてもサイン券はつきませんのでご注意ください。
・サイン券を紛失/盗難/破損された場合、再発行はいたしませんのでご注意ください。
・イベント中は、いかなる機材においても録音/録画/撮影は禁止となっております。
・会場内にロッカーやクロークはございません。手荷物の管理は自己責任にてお願いいたします。
・会場周辺での徹夜等の行為は、固くお断りしております。
・店内での飲食は禁止となっております。
・都合によりイベントの内容変更や中止がある場合がございます。あらかじめご了承ください。

問い合わせ先:タワーレコード新宿店:03-5360-7811

【※終了しました※】11月30日(金)まで!(当日消印有効)田亀さんサイン入り「『銀の華』未収録図画集」

銀の華 上 【復刻版】』、『銀の華 中 【復刻版】』、『銀の華 下 【復刻版】』を全巻お買い上げいただいた方には特典小冊子『「銀の華」未収録図画集』をポット出版からお送り致します。
田亀さんサイン入りのものは11月30日(金)(当日消印有効)までにお送りいただいたもので締め切らせていただきます。ご了承ください。
※サイン入り小冊子の応募は締め切りました。
通常の小冊子の応募は引き続き受け付けます。(2012.12.4追記)

【応募方法】
各巻に挟み込まれているチラシの応募券を切り取り、合計3枚をハガキに貼り付け、郵便番号住所お名前ご連絡先(お電話番号、もしくはE-mailアドレス)をご記入の上、ポット出版(〒150-0001 渋谷区神宮前2-33-18#303)まで郵送してください。

【応募締切】
特典の在庫がなくなり次第、終了とさせていただきます。終了の際にはポット出版ウェブサイトにて告知いたします。

「『銀の華』単行本未収録図画集」
32ページ/1C印刷/中綴じ

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田亀源五郎直筆の『銀の華』プレ段階の未発表アイデアスケッチ、イラストをはじめ、単行本未収録の貴重な図画を一挙収録。「男女郎・銀次郎」のアイデアがどのように生まれ、『銀の華』に集約されていったのか、ストーリーの背景をもお楽しみいただける図画集です。