投稿者「ポット出版」のアーカイブ

『羯諦 山中学 写真』●都築響一さんに紹介していただきました

ポット出版9月の新刊『羯諦(ぎゃあてい)─山中学 写真』(山中学)が、編集者・都築響一さんのブログで紹介されました。

「奇跡の出版プロジェクト:山中学『羯諦』」というタイトルで、「日本ではほとんど名前を知られていないのですが、たぶん、いま活動する日本人フォトグラファーのうちで、もっともハードコアな写真を撮り続ける作家」として、取り上げていただいています。

roadside diaries: 奇跡の出版プロジェクト:山中学『羯諦』

羯諦 山中学 写真

著者●山中学
定価●6,000円+税
ISBN978-4-7808-0132-3 C0072
250mm×250mm / 144ページ / 並製函入

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低炭素革命と地球の未来

環境、資源、格差問題の危機を、我々はどう乗り越えるべきか。
『「炭素会計」入門」』(洋泉社)で炭酸ガス重量絶対主義を提言した橋爪大三郎と、『人間の未来』(筑摩書房)で資本主義経済の行く末を説いた竹田青嗣による公開対談「炭素革命と世界市民の正義」、「資本主義と世界市民の正義」を元に加筆修正。
21世紀の人類が直面する問題の本質を明らかにし、人びとが自由に生きるための新しい哲学、行動が語られる。

永江朗氏●9月10日(木)財部ビジネス研究所出演

本の現場─本はどう生まれ、誰に読まれているか』の著者永江朗氏が、BS日テレの番組「財部ビジネス研究所」に出演されます。

「特集:本の売り方教えます!〜街の書店の小さな革命〜」と題し、9月10日(木)の22時に初回放送。
その後13日(日)、17日(木)、20日(日)に再放送されるようです。
放送時間等詳細は、番組公式サイトをご覧ください。

●本の現場─本はどう生まれ、だれに読まれているか


著●永江 朗
希望小売価格●1,800円+税
ISBN978-4-7808-0129-3 C0000
四六判 / 228ページ / 並製

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溜息に似た言葉

「御縁でもってまた一緒になろう」
──川端康成『雪国』より

文学作品に書かれたセリフの一言を
劇作家・岩松了が読み解き、
名作の世界を5人の若手写真家が写す。

2005年〜2008年に『Domani』(小学館)で連載されたコラム「溜息に似た言葉」の単行本化。
書下し『グレート・ギャツビー』の回と、5人の若手写真家による写真40点、
岩松了と若手写真家との対談から生まれた人物エッセイ「写真家の言葉」5本を追加収録。

◎いただいたコメント
騙されたり、信じたり。泣いたり、笑ったり。傷付いたり、許されたり。
言葉って、この世で一番色っぽくて危険なものなのかもしれない。
恋をしている若者も、倦怠期を迎えたご夫婦も、
この「溜め息に似た言葉」の中に、身に覚えのある瞬間を見つけるはずだ。
──小泉今日子

岩松さんの前では、すべての言葉が全裸にされます。
なので
僕は岩松さんの前では<無口な男>を演じ続けています。
──リリー・フランキー

『溜息に似た言葉』●発売中です

ポット出版の新刊『溜息に似た言葉─セリフで読み解く名作』が9月5日(土)より発売中です。全国の書店、オンライン書店でお買い求めいただけます。お問い合わせフォームからの、直接のご注文も承っております。

溜息に似た言葉 セリフで読み解く名作

著●岩松 了
写真●中村紋子、高橋宗正、インベカヲリ★、土屋文護、石井麻木
定価●2,200円+税

ISBN978-4-7808-0133-0 C0095
4-6変 / 192ページ / 上製

内容紹介

「御縁でもってまた一緒になろう」
──川端康成『雪国』より

文学作品に書かれたセリフの一言を
劇作家・岩松了が読み解き、
名作の世界を5人の若手写真家が写す。

2005年〜2008年に『Domani』(小学館)で連載されたコラム「溜息に似た言葉」の単行本化。
書下し『グレート・ギャツビー』の回と、5人の若手写真家による写真40点、
岩松了と若手写真家との対談から生まれた人物エッセイ「写真家の言葉」5本を追加収録。

◎いただいたコメント
騙されたり、信じたり。泣いたり、笑ったり。傷付いたり、許されたり。
言葉って、この世で一番色っぽくて危険なものなのかもしれない。
恋をしている若者も、倦怠期を迎えたご夫婦も、
この「溜め息に似た言葉」の中に、身に覚えのある瞬間を見つけるはずだ。
──小泉今日子

岩松さんの前では、すべての言葉が全裸にされます。
なので
僕は岩松さんの前では<無口な男>を演じ続けています。
──リリー・フランキー

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『エロスの原風景』ができるまで/松沢呉一インタビュー05/エロ本を集めることの悲哀

前回まではこちら

01・国会図書館を抜き去るまで(ただし、エロ本のみ)

02・エロ本を捨てるな

03・松沢呉一が語る『エロスの原風景』の読みどころ

04・『エロスの原風景2』に向けて

江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史を概観する『エロスの原風景』
遠からず消えるであろうエロ本だからこそ、残しておかなくてはならないのだ。

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松沢呉一『エロスの原風景』に関する記事一覧

●エロ本を集めることの悲哀

──それだけの数があっても、けっこう中を読んでますよね。

「コレクター気質だから集めているということもあるんですけど、ライターにとっての資料という意識も強いので、ただ集めたいってだけではないですから。全部は読んでられないので、もちろん、ものにもよりますけどね。『変態資料』は、前々から断片的には読んでいたんですが、原稿を書くにあたって全冊読んだら、今まで読んでいなかったものの中にも、たくさん発見があった。『エロスの原風景』にも書いてますけど、その時見つけたのが、老け専の人が実体験を書いた私小説的な連載で、その人は男も女もいける口で、どっちも老け専。この時代に、堂々とこんな文章を書いている人がいたのかと驚きましたね」

──それは読んでみたいです。

絵はがき

『エロスの原風景』「絵はがき」の項より

「『変態資料』は、戦前の軟派本の中ではポピュラーなんで、安い店だと、一冊2000円から3000円で買えます。80年くらい前のものですよ。戦争を超えて残ったものがそんな値段で買えるのは、公的機関が買わないから。大学の図書館だったら収蔵しているところもあるだろうけど、一般の図書館や資料館ではそんなものを集めない。いろんな地方公共団体が、一時、なんだら文学館、なんだら資料館をやたら創設して、古本の値段が高騰したこともありましたが、高騰したのはもっぱら文学書です。どこも同じようなものしか買わないですから。エロ本資料館はどこも作らない。大衆的な資料を集めるところはあっても、エロには至らない。おかげで安くて助かります。ものによっては万単位しますけど、おおむねエロは安い」

──高いものはいくらぐらい?

「伊藤晴雨のもののように、石版画で作られているものは、美術品として高いし、SM関係者でも集めている人が多いので、十万、二十万とするものがあります。あと、全般的に高いのは遊廓関連の資料ですね。遊廓は江戸研究者にとっては避けて通れないテーマで、その流れから、近代になってからのものでも集めている研究者がいます。また、花柳界とのつながりがあって、踊りや歌舞伎との関係もあるので、探している人が多いんですよ。もともと貸座敷組合(遊廓の組合)が出しているものは部数が少ないってこともあって、値段が張る。今回の本の冒頭に出てくる細見も、ものによっては十万を超えます。そういったものを避ければ、さほどの金がなくてもエロのコレクションは可能です。高度成長期に出たセックスのハウトゥものだったら、1冊500円も出せば買える。5万円もあれば100冊買えますから、立派なコレクションですよ。戦後、歓楽街で売られたエロの生写真も一枚百円かそんなもんで買えます。ただ、数が多いので、完璧なコレクションをしようと思うと、ひとつのジャンルでもそれなりの資金が必要です。裏本だけでも数百万はかかる。万単位するものもあるので、今から集めようとすると、一千万円以上かかるかな。困難なのは、値段の問題だけじゃなくて、モロ出しのものは古本屋も扱わないし、ネットオークションにも出せないから、入手自体が難しい。カストリ雑誌もだいたいのものは2千円から3千円程度で買えるんですけど、ある特定の雑誌の特定の号を探すとなると、とてつもない時間がかかります。誇張じゃなくて10年かかりかねない。10年かけても入手できないかもしれない」

──最初は入れ食い状態で買えるけど、集まるとともに買えなくなってくる。

「その分、時間が経つと、お金はかからなくなりますけど。この話も単行本の続編にたぶん入ると思いますが、カストリ雑誌は全国で出てたんですよ。特にそういうものは探せない。カストリではないですが、戦前、『越佐春秋』という雑誌が新潟で発行されていて、地元政財界の暴露記事やカフェーの記事が出ている。現在はソープ街になっている昭和新道という通りが新潟市にあって、そこがカフェー街だった。たまたま何冊か入手して、カフェーの記事を読みたくて、全部集めようとしたんだけど、新潟の古本屋でさえ、聞いたことはあっても見たことがないって言う。『改造』のような雑誌であれば、図書館や大学が保存しているし、個人で保存している人も全国にたくさんいるだろうけど、大衆雑誌は残らない。特に地方の少部数のものは残らない。だから、値段はたいしたことがなくても入手は難しくて、時間や手間がかかる。それが面白かったりするんだけど」

──そういうものを松沢さんが保存しているわけですね。

「ですね。妙な使命に取り憑かれて。見返りがあればいいんだけど、何もない。バカにする人はいくらでもいるけど、感心してくれる人はほとんどいない。こんなものを集めて調べても原稿依頼をしてくれる雑誌もほとんどない。20年かけて集めてきても、それが本になったのは今回が初めて。それもそのはずで、誰も読みたがらない(笑)。もとはと言えば、高橋鐵にきっかけがあって、その頃は、まだエロライターとさえ名乗ってなかったんですよ。他のテーマもやっていたし。高橋鐵のものだけじゃなくて、性学関係のものを片っ端から買って読んでいくうちに生まれたのが『魔羅の肖像』。だから、エロ本を集めることと、書くテーマがエロに傾いていく軌跡とはリンクしている。現実にはエロライターに求められる仕事は、生々しい今の時代のエロであって、資料を駆使した原稿を書ける機会は数えるほどしかない。エロ本より、一般誌の方がまだしも需要があるかもしれないけど、エロライターだの風俗ライターだのと名乗り出すと、今度は一般誌に敬遠されるから、結果、書ける機会はどんどん減っていく。このジャンルは本腰を入れて取り組めば取り組むほど、評価が落ちて需要が減る。だから、エロ本の収集も、それを読む作業も、ほぼ趣味でしかないです。メルマガではそういった連載を400回くらいやって、今は休んでますけど、そのうち復活しようと思ってます。でも、ここ数年は金も尽きて、新規では買ってない。そろそろ維持するのも限界。だからここまで書いた分だけでも本にしておきたかったんです」

──ありがとうございました。是非、消え去りつつあるエロ本の収集にご協力いただくためにも、『エロスの原風景』をお買い上げ下さい。(終わり)

(このインタビューは2009年7月12日東京国際ブックフェアで行なわれた公開インタビュー『「戦前、戦後のエロ本」〜日本のエロ表現史』に大幅な加筆・訂正を加えています。聞き手:沢辺均)

『エロスの原風景 江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史 』

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著者●松沢呉一
定価●2800円+税
ISBN978-4-7808-0126-2 C0095
A5判 / 168ページ / 上製・函入
[2009年07月 刊行]
印刷・製本●シナノ印刷株式会社
ブックデザイン●小久保由美

内容紹介

エロ本は遠からず消えると言っていい。そんな時代だからこそ、こんな本を出す意義もあるだろう──
(「はじめに」より)

●『実話ナックルズ』(ミリオン出版)で2004年より現在も続く、日本エロ出版史を網羅する長期連載の単行本第1巻。
●稀代のエロ本蒐集家である著者所蔵の膨大な資料の中から、エロ本173冊、図版354点をフルカラーで掲載。
●読み物としてだけでなく、顧みられることのなかったエロ表現史の概観を辿る、資料性の高い一冊。
●大幅加筆に、連載時には掲載されなかった資料も掲載。

本のご購入はこちらでお願いします。

『エロスの原風景』ができるまで/松沢呉一インタビュー04/『エロスの原風景2』に向けて

前回まではこちら

01・国会図書館を抜き去るまで(ただし、エロ本のみ)

02・エロ本を捨てるな

03・松沢呉一が語る『エロスの原風景』の読みどころ

万単位(家ひとつ分)のエロ本を所蔵している松沢呉一。
1冊1000円だとするとン千万。
その選りすぐりの資料がオールカラーで大量に掲載された『エロスの原風景』はなんと2800円ですぞ!

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松沢呉一『エロスの原風景』に関する記事一覧

●『エロスの原風景2』に向けて

──これだけ資料が充実していると、オールカラーにした甲斐がありますね。

「そうそう。モノクロにすると、写真はどうしても古く見える。当たり前ですけど。でもオリジナルはきれいなものも多いんですよ。戦後すぐ占領軍がカラーで撮った写真集(『GHQカメラマンが撮った戦後ニッポン』・アーカイブス出版)があるじゃないですか。戦後の焼け跡って、私のなかではモノクロのイメージなのに、当時の町並みはカラフルなんですよね。モノクロかカラーかで時代のイメージが作られてしまうってことをあの本でつくづく感じました。写真のカラー印刷ができなかった時代は、木版や石版でカラーページを作ったり、本文用紙に色のついた紙を使っていたりもする。好事家向けの本だと、本文を二度刷にしていたり。カラー印刷の技術が発展していなかった時代は、その時代なりの色の工夫がなされていたんですね。そんな工夫は何もなくて、カラーで再現する意味がないものもあるんですけど、彩色のポストカードだったり、カストリ雑誌の表紙だったり、昭和30年代のカラーグラビア雑誌だったりはカラーで再現したい。今の鮮明すぎるカラーより魅惑的に見えたりもするし、昭和30年代のヌード写真は今とさほど違わなかったりもする。そのことを読み取ってもらうためにはカラーで再現するしかない。じゃないと、単に古いものに見えてしまうし、ブツとしての魅力がわかりにくいので」

実話誌
『エロスの原風景』「実話誌」の項より

──2800円でも高くないですよね。

「オールカラーで3000円切れれば全然高くないと思うけど、そこを理解してくれる人がどれだけいるのかについてははなはだ疑問ではあります。今のエロ雑誌じゃカラー印刷は当たりまえで、オールカラーのエロ雑誌が千円を切るような値段で売られている。そういうものと単純に比較して高いと思う人たちが多いと思うんですよね。部数が少なくて、広告が入ってないんだから、本だと高くなるのは当然なんですけど、一般に本の値段は理解されていないので、そこが心配。この元になっているのは『実話ナックルズ』(ミリオン出版)の連載『日本エロスの原風景』で、今までに60回以上やっている。他の雑誌で書いたものもあるので、簡単にあと2冊か3冊は作れる。でも、1冊目が売れないとあとが続かない」

──単行本未収録の、面白いテーマはありますか?

「もう連載で取りあげたものでは、カストリ新聞ですね。カストリ雑誌とほぼ同時期に、ペラペラのタブロイドの新聞が大量に出ている。保存されているのが少なくて、論じたものもほとんどない。中途半端な復刻が出ているくらい。最近、取りあげたのは明治時代の造化機論。書かれていることは今見ると滑稽なんですけど、性器の図版がきれいなんですよ。明治の春画も取りあげていて、一般に知られる江戸時代の浮世絵の流れのものだけじゃなく、ハイカラな図像の春画が明治になると出てくる。軍人と従軍看護婦がやっていたり。たぶん日清戦争の頃のものじゃないかと思うけど、江戸時代のものより私は近代のものの方が面白い」

──へえ。

「今回はSM関係はほとんど入っていないですけど、連載では昭和30年頃のSM写真集も取りあげている。有名なSM雑誌『奇譚クラブ』は、もともと大阪のカストリ雑誌がはじまりで、昭和26年からSM雑誌になるんですけど、その前のカストリ時代のものも、いい記事が多い。当時は大阪で出ていたので、関西の性風俗関連の資料としては重要です。その話も連載ではもう書いてます。次の号(『実話ナックルズ』2009年9月号)に出るのは昭和初期の『エログロ叢書』というシリーズ本です。全10巻で、すべて発禁になってます。これは表紙もいいんだけど、中身が抜群に面白い。連載は春からモノクロページにされてしまったので、今までのようにヴィジュアルをあまり考えなくてよくなって、中身の面白さだけで押し通せるので、かえってやりやすくもなっているんですけどね。あとはトルコ風呂のマッチとか、ストリップのパンフとか、エロのスライドとか。印刷物というブツに着目したものじゃなくて、今回のトルコ風呂の話やオッパイ小僧の話のように資料を使ってあるテーマについて書いたものとしては、照葉という芸者の話や脇毛の話、臍の話がまあまあ面白いかな」

──ちなみに、どれくらいエロ本のコレクションがあるんですか?

「高田馬場に『エロ本館(やかた)』といわれる倉庫があるんだけど、そこに全部保管している。民家のはなれになっていて、大家にはもちろん秘密だけど、二階建ての上から下まで全部エロ本。万単位のエロ本がある」

──(笑)。

「エロ本と言っても、範囲はかなり広くて、エロ関連のテーマを取りあげた研究書の類いを含めてですけどね。以前はうちに全部置いていたんですけど、寝る場所もなくなってしまった。段ボールに入れたまま積んでいたので、中を見ることもできない。今も場所が移動しただけで同じ状態のままですから、やっぱり中が見られない(笑)」

──資料館を作って、ちゃんと見られるようにすればいいのに。

「そういうことをよく言われるんだけど、そんなものを作ったら、どれだけ金がかかるかわからない。人に見せるんだったら、それ用の人も雇わなければならない。高倉一さん(『エロスの原風景』参照)が始めた風俗資料館というのが今もありますが、公的なサポートを得られないので、維持するだけで大変ですよ。図書館に寄付なんてことをしたら、ほとんどすべて捨てられますしね。国会図書館に寄付したら、もしかすると保存はしてくれるかもしれない。箱に詰めたまま積まれるんだったらいいんですけど、下手に整理されたら、箱もカバーも全部捨てられて、改装されてしまいかねない。国のやることなんて信用できるはずがなくて、国の方針が変わったら、全部破棄されるかもしれない。本はコレクターの手に渡すのがもっとも安全で確実なんです。保存したいんだったら、市場に戻すのが賢明です。バカにされ続けたエロ本や春画が残って、巡り巡って私の手元にあるのは、何人ものコレクターたちや愛好家たちが保存し続けてくれたからであり、図書館に寄付するようなバカなことをしなかったからなんです」(続く)

(このインタビューは2009年7月12日東京国際ブックフェアで行なわれた公開インタビュー『「戦前、戦後のエロ本」〜日本のエロ表現史』に大幅な加筆・訂正を加えています。聞き手:沢辺均)

『エロスの原風景 江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史 』

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著者●松沢呉一
定価●2800円+税
ISBN978-4-7808-0126-2 C0095
A5判 / 168ページ / 上製・函入
[2009年07月 刊行]
印刷・製本●シナノ印刷株式会社
ブックデザイン●小久保由美

内容紹介

エロ本は遠からず消えると言っていい。そんな時代だからこそ、こんな本を出す意義もあるだろう──
(「はじめに」より)

●『実話ナックルズ』(ミリオン出版)で2004年より現在も続く、日本エロ出版史を網羅する長期連載の単行本第1巻。
●稀代のエロ本蒐集家である著者所蔵の膨大な資料の中から、エロ本173冊、図版354点をフルカラーで掲載。
●読み物としてだけでなく、顧みられることのなかったエロ表現史の概観を辿る、資料性の高い一冊。
●大幅加筆に、連載時には掲載されなかった資料も掲載。

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高遠ブックフェスティバル●8月29日(土)、30日(日)

2009年8月29日(土)、30日(日)の2日間、長野県高遠町で「高遠ブックフェスティバル」が開催されます。

マガジンポットで「北尾トロ×下関マグロのライターほど気楽な稼業はない」を連載中の北尾トロさんも実行委員の一員、そして出演者として参加します。

詳細は公式サイトをご覧ください。

高遠ブックフェスティバル公式サイト
北尾トロ公式サイト「杉並北尾堂」

○『新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ』(北尾トロ、高野麻結子編著)