投稿者「五賀 雅子」のアーカイブ

中公新書「親を惑わす専門家の言葉」にドキッ!

編プロ部の仕事で取材をお願いしたことのある
筑波大学の徳田克己さんが「親を惑わす専門家の言葉」(中公新書ラクレ)という本を出された。
子育てに関する専門家の研究結果が、テレビや雑誌などで紹介されて広まる過程で、
その内容が変質し、誤ったフレーズが広く流布してしまうことに警鐘を鳴らす内容。
本の中では、「テレビやビデオを見ると、発達がゆがむ」「3歳からでは遅すぎる」など、
9つのフレーズを取り上げ、その問題点を指摘し、子育てへの生かし方をアドバイスしています。

日頃、発達心理学や教育学を専門とする方々に取材し、
それをまとめて原稿にする仕事が多いので、まさにドキッとする内容です。
上記のようなことがないように、気を配ってはいるつもりだけど、
自戒を込めて、じっくり読もうと思います。

PB商品って…

近所の某スーパーの棚がプライベートブランドばかりになった。
紀文のちくわが特売で138円のところ、PBちくわは98円、
ヤマサしょうゆが特売で238円のところ、PB商品が198円だったりする。
確かに安いけど、へそまがりの私は、なんかズルイと思ってしまい、
その道一筋で頑張ってきた老舗ブランドを応援したくなる。
差額が50円以内だったら、老舗商品をカゴに!

PB商品って、老舗ブランドが長年培ってきた信頼や味を、
まるごとまねて安くしているだけじゃないかと、何か嫌な気分になる。
それに、PB商品ばっかりになって、いろいろなブランドの商品が棚からなくなってしまったら、
不便だし困るじゃないか、といろいろ考えてしまうのだ。

こんな私って、節約できないダメ主婦?

9連休が待ち遠しい!

19日から27日まで、ポットは9連休です。
パリに行くとか、ニューヨークに行くとか、
韓国に行くとか、ウキウキする話題はありませんが、
9連休というだけで、わくわくします。

道路は渋滞しそうだし、
ツアー料金は高そうだし、
これから予約するのも大変そうなので、
近所をウロウロすることになりそうです。

9連休もあるのだから、
家を大掃除するとか、
何か資格をとるとか、
ビーズでアクセサリーを作るとか、
建設的なことがいろいろできそうですが、
多分そんなことにはならないでしょう。

映画をはしごするとか、
まんがをいっぱい読むとか、
小説を読むとか、
韓国ドラマでまったりするとか、
家でゴロゴロ、ぐだぐだすることになりそうです。
でも、これがまたいいんですね。

長崎のお花屋さん

先週、一足早くハロウィーンの記事のための撮影をした。
食用ではない観賞用のカボチャが必要で、
近所の花屋さんやネットをいろいろ探したけれど、
なかなか見つからず……。
ハロウィーンか近づけばいっぱい出回るのだろうけど、
8月じゃまだまだ扱っているところはほとんどない。
唯一、昨年8月の初めに入荷したという花屋さんの記事を見つけ、
今年はどうだか問い合わせてみた。
長崎県のタナカヤ花店というお店なんだけど、
遠い横浜からの問い合わせに、熱心に応えてくれ、
その時は未入荷だったのに、市場や農家にまで問い合わせてくれて、
なんと、撮影に間に合うように手配して送ってくれたのです。
店主の心意気にとてもうれしくなりました。

フレンチレストランでランチミーティング!

今日は編プロチームの女子3人で、
ランチミーティングをした。
場所は、なんと!コース3000円のフレンチレストラン。
前菜+スープ+メイン+デザート+コーヒーの
プチフルコースを1時間で完食!

ミーティングの内容は、編プロチームでお仕事させてもらっている、
フリーペーパーの今後の企画案について。
ランチのあとに、その打ち合わせが控えていたので、
フランス料理をじっくり味わうというより、
ディスカッションに専念したので、
味の方はいいのか悪いのか、よくわからなかった。

ミーティングなのに、なぜにそんなレストランで?
と思うでしょうが、その理由は秘密にしときます。

子育てって…

仕事で、発達心理の専門家や心理カウンセラーの方々にお話を聞く機会が結構ある。
主に、小学校入学前の子育てについてが多く、取材自体はいつも感銘を受けることばかりなのだが、
自分の子育てを振り返ると、「ああ、10年前に聞いておきたかった!」
「今さらやっても遅いかしら?」とジタバタ反省することばかり。

でも、まあ今気づけただけでも、良しとしよう!

最近始まった、北尾トロさんと下関マグロさんのブログ「ライターほど気楽な稼業はない」も、
ついつい母の立場で読んでしまう私でした。

どうでもいいことだけど…

新聞の番組表の並び順が変わった。
多分4月から。
フジテレビの某番組が何時からやるのか知りたくて、
番組表を見ていたのだけど、
真ん中あたりを眺めていても、一向に探せなくて、
それで初めて気がついたのだ。
ようは、デジタル対応になったのですね。
今まで真ん中だったフジテレビが一番右端に移動して、
テレビ東京は、今までテレビ朝日の場所だったところに移動。

どーでもいいことだけど、並び順が変わることで
視聴率が変わったりしないのだろうか?と、ちょっと気になった。
私の中で、番組表の一番右端は、子どものころからずっと
ローカルで地味なイメージ。番組表を開いても、
ほとんど見ずに済ましていた場所なのだ。
それに対して、番組表の真ん中は嫌でも目に飛び込んでくる場所だ。
なんとなーく、フジテレビを見ている日が多かったような気もする。

でも!
最近は私自身、ケーブルテレビで好きな番組を見ることが多く、
民放はあんまり見てないし、
世の中的には、新聞をとっている人が減っているわけだから、
あんまり視聴率には関係ないかもしれませんね。

撮影3連ちゃん

ベルリンより無事帰国しました!
映画三昧の日々、社内のみなさんには迷惑かけたので、
帰国後は頑張って働いてます。

ここ1週間で、子どもがらみの撮影を3回こなしました。
うちの子は、もう高校生なので、
乳児、幼児を見るとただただかわいいなぁと、
思ってしまうのですが、子ども相手って、
結構体にくるなぁと、改めて感じました。
今日の撮影は、上野が園児と一緒に走り回って
遊んでくれましたが、こないだの撮影では
私が2歳児と1時間ほど遊び回りました。
腰にくるわ、足にくるわで、
筋肉痛がひどいです。

老後は孫の世話でもしながら、のんびり…と
夢見てましたが、とんでもありませんね。

第59回ベルリナーレ 2月15日(最終日)

コンペ部門の受賞作は14日に発表されましたが、
映画祭は15日の日曜日が最終日となります。
ベルリン映画祭の大きな特徴は、一般市民の人々が列に並んで
チケットを求め、普段見られない世界中の映画を楽しむということです。
今回コンペ部門の映画は26本でしたが、
プレス向け以外に、一般向けとして3、4回は上映されることになっていて、
15日はそういった上映(いろいろな部門の)がまだ残っているんです。
日曜日ですし、家族やカップルで見に来る人がたくさんいるんですね。

また、コンペ部門以外にも、フォーラム部門、パノラマ部門、
ジェネレーション部門、ベルリナーレスペシャル部門、
レトロスペクティブ部門などがあり、
メイン会場以外に、シネマックスなどのシネコンや、離れた駅の劇場など、
全部で10くらいの映画館で招待作品が上映されます。
今回は、この不況にもかかわらず、
昨年より多い24万枚以上のチケットが売れたそうです。

青木さんと私は、最終日のこの日は、
一般向けの上映チケットを事前にプレスセンターで入手し、
2本の日本映画を見ました。
その紹介をしますね。

ドキュメンタリー&ドラマの合体が新鮮な
舩橋淳監督の「谷中暮色

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物語の舞台は東京・谷中です。
ここには昔、五重塔が建っていたそうですが、
ホームレスの人の放火により、消失してしまったそうです。
そのフィルムを求めて谷中に住むお年寄りやお寺の住職、
を訪ねるかおり。
かおりに心惹かれて手伝うようになる町のチンピラの久喜。
この二人が訪ね歩いて、お年寄りの話を聞くのですが、
そこに、幸田露伴の五重塔を再現したドラマが、
かおりと久喜の夫婦役で再現されます。
さらに、監督がお寺の住職や目が不自由ながらも
墓守を務める女性などに話を聞くドキュメンタリー部分が加わって、
何とも不思議な映画でした。
映像はかなりの部分がセピア色で味わいがあります。

こういう静かな映画を、外国の人はどう受け止めるのだろう?と
思っていたら、結構みんな引き込まれていて、
終映後は大きな拍手に包まれていました。
監督(写真右)が登場して観客の質問に答えていましたが、
達者な英語でピックリ。
何でも、ニューヨークで10年ほど活動していたそうで、
最近日本に戻り、谷中に住んだことで、
今回のテーマに出会ったそうです。
異国に住んでいたからこそ気づける「日本」、
それがここには描かれていたと思います。

妻の妊娠をきっかけに撮ったという
市井昌秀監督の「無防備」

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監督(写真右)は、お笑い芸人の髭男爵の元メンバーだったらしいです。
この映画は、妻の妊娠がきっかけになっているそうで、
その妻が出演し、準主役を堂々と演じています。

交通事故で流産してしまった女性と、
大きなおなかを抱えて工場に働きにきた女性が出会うことで起きる
反発や共感、ねたみ、いたわり、支え合いなど、さまざまな感情が
静かな映像でリアルに描かれます。

ラストシーンは、実際の妊婦さんが演じているということで、
途中で予想ができましたが、それでもやっぱり涙が出ました。
予想できなかっただろう男性陣は、かなりの衝撃だったのでは?と
思いますが、神々しい思いに包まれたのではないでしょうか。
終映後はとっても大きな拍手でした。

監督の妻をはじめ、監督の両親も協力したようで、
舞台となる工場は、クレジットに市井製作所と書いてありましたし、
ご協力いただいたみなさんの中に、
「市井家」というテロップもありました。
そんなこんなにも感動してしまいます。

この映画は、第30回ぴあフィルムフェスティバルでグランプリ、
第13回釜山国際映画祭でも賞を受賞しているそうです。

女性だけで演じる「チェ・ゲバラ」を制作中の
FUMIKO MATSUYAMAさんについて

ベルリナーレのプレス上映会場では、
青木さんのお知り合いの日本人の方々によく会います。
松山さんもそんなお一人なのですが、
ドイツに長く住んでいて、映画制作も行っています。

今、「チェ・ゲバラ」をテーマした映画を撮っているとのこと。
何でも、ダンスホールを舞台に、女優さんが男装して、
チェ・ゲバラなどを演じているということです。
ほぼ撮り終えているとのことですが、完成までにはもう少し資金が
必要とのこと。
以下のサイトで、松山さんのこれまでの映像が見られるので、
興味のある方は見てみてください。

http://www.poetryvisualized.com/media/2903/Everyday_Occurrences/

過酷ながらも映画を満喫した11日間!

今回は、見逃しませんでした「金熊賞」!
期間中は過酷でしたが、1つ1つをじっくり見た満足感があります。

おまけの写真を紹介しますね。
左から、ソニーセンターの中庭というか、吹き抜け。
メインスポンサー・ロレアルのキャンペーンガールの方々(不況なのに、
口紅を配っていて、とても太っ腹なスポンサーですね)。
期間中、何度も食べたアジアン料理。助かりました〜。

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ところで、今回たくさんの海外の映画を見て、
逆に、日本映画への愛が深まったような気もします。
今回ベルリンに来ていた日本の映画は、
テーマがとっても独創的で、作り方も斬新で新鮮で、
登場人物の感情をとてもていねいに描いていたと思います。
どんなにすばらしい社会的メッセージが込められていても、
その映像の中に生きている人物に共感できなければ、
何も伝わりません。そういう意味では、
日本の映画は、文化を飛び越えて、
海外の人の心を動かしたのではないかなぁと思います。

それでは、ブログを読んでくださったみなさん、
ご協力いただいた方々、ありがとうございました!

第59回ベルリナーレ 受賞作について(詳細)

今日のベルリンは、一面の雪景色です。
しんしんと雪が降り積もっています。

さて、先日速報で伝えた受賞作について、
今日は写真入りで紹介しますね。
(受賞作のタイトルのところをクリックすると、その映画を見た日のレポートに飛びます)

金熊賞 
★ペルー出身のClaudia Llosa監督の作品
La teta asustada (The Milk Of Sorrow)

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テーマの衝撃性、映像の迫力、社会性を全面に押し出さない抑えた演出、
どれをとっても、これをおいてほかにはなかった!という「金熊賞」だと
思います。とくに、欧米の人にとっても、アジアの人にとっても、
中東の人にとっても、遠いペルーでおきていたことは、未知のこと
だったのではないでしょうか。
右の写真は監督です。

銀熊賞ー審査委員大賞(2作)
★ドイツ映画「Alle Anderen (Everyone else)

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この映画、ドイツの新聞「ターゲスシュピーゲル」で、
ずっとトップの評価だったのですが、私自身はこの映画のどこを
そんなに評価するのか、納得できませんでした。
審査委員大賞と最優秀女優賞を取ったのですから、
自国だけでなく、世界が評価したということですね。
でも、私にはその評価点は分かりません。
テーマも、その描き方も、ありきたりで、新鮮みはありませんでした。
もし評価点があるとしたら、そのありきたりなテーマ、
シチュエーションを、奇をてらうことなく、真っ当に描いた、
ということでしょうか。
右の写真は監督です。
金熊賞の監督もそうですが、女優さんと言っていいぐらい、
2人とも美しいですね。

アルゼンチン出身の監督が撮った
Gigante

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これは、納得の受賞でした。
新人監督賞、アルフレッド・バウアー賞の計3賞の受賞です。
テイストは全く違うのですが、日本の「電車男」を
ちょっと思い出しました。
ウルグアイ、ドイツ、アルゼンチン、オランダの合作で
舞台はウルグアイのようです。
右の写真は監督です。

銀熊賞ー最優秀監督賞 
★イラン映画「Darbareye Elly (About Elly)」の
Asghar Farhadi監督

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これも、ドイツの新聞「ターゲスシュピーゲル」では、
すごく評価されていた作品です。でも、私自身はなぜそんな高い評価なのか、理解できませんでした。
扱っているテーマは、進歩的になりつつある都会的なイランの夫婦に、
事件が起こることで波紋が広がり、隠されていた秘密が明らかになる…、
という興味深いものでしたが、それが、観客にストレースに伝わる
作品には仕上がっていなかったように思います。
イランでは、映画制作に関してまだまだ規制があるのかもしれず、
その辺を加味してみると、評価できるということなのでしょうか。

映画は、社会に強烈なメッセージを送れる手段となりますが、
一方で、娯楽の要素もなければ多くの人に届きません。
その両方を両立させるのは至難の業で、それができたとき、
偉大な芸術作品が生まれるのだと思います。
私自身は娯楽要素だけのバカバカしい映画も大好きですが、
この作品は、そのどちらも中途半端だったような気がします。
右の写真は監督です。

銀熊賞ー最優秀女優賞 
★ドイツ映画「Alle Anderen (Everyone else)」の
Birgit Minichmayr

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スタイルはとってもいいのですが、いわゆる美人でキュート、という
雰囲気の女優さんではありません。演技力ある〜!という人なのだと
思います。映画の中でも、すねたり、わがままいったり、
彼を喜ばせるために的外れのことをやったり…という一つ一つが、
自然体で、かわいげがなかったです。

銀熊賞ー最優秀男優賞 
★「London River」のSotigui Kouyate

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私の一押しだった作品ですが、最優秀男優賞のみにとどまりました。
確かに、存在感は抜きん出ていました。
歩いているシーンだけでも、その人となりが出ていたように思います。

銀熊賞ー芸術貢献賞
★「Katalin Varga」の音楽担当者2人に

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救いがない映画でしたが、私は結構心惹かれる映画でした。

銀熊賞ー脚本賞 
★イラク帰還兵を描いた「The Messenger」の
Oren Moverman and Alessandro Camon

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右の写真はオーレン・ムーヴァーマン監督です。

アルフレッド・バウアー賞
★「Gigante」のAdrian Biniez

審査委員大賞と最優秀新人監督賞のトリプル受賞です。

Tatarak (Sweet Rush) 」のAndrzej Wajda
巨匠が、新人監督と一緒に受賞しました。
82歳とは思えないエネルギッシュな監督ですね(写真右)。

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最優秀新人監督賞
★「Gigante」のAdrian Biniez