戦争映画巨篇「戦争の犬たち」ニュープリント試写●その2
2007-06-03 沢辺 均
「戦争の犬たち」を久しぶりに見たボクは、ちょっとセンチになってしまった。
騒動社を飯島さんたちと一緒にやった当時のボクの気分が、画面からビシビシと伝わってくるからだ。
ゲバラの日記にこんなコトが書いてあるそうだ。 続きを読む…
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「戦争の犬たち」を久しぶりに見たボクは、ちょっとセンチになってしまった。
騒動社を飯島さんたちと一緒にやった当時のボクの気分が、画面からビシビシと伝わってくるからだ。
ゲバラの日記にこんなコトが書いてあるそうだ。 続きを読む…
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2007年5月17日、五反田にあるイマジカへ1987年公開の「戦争の犬たち」のニュープリント試写に行った。
この映画は、1973年に17歳のボクも結成に参加した騒動社の流れで作られた映画だ。
騒動社は、土方鉄人(ひじかた・てむじん)と飯島洋一を中心に「一人10万円もって集合!」した、完全独立プロダクション。
当時、映画会社で監督なんかをやってた人たちの独立プロはあったが、完全「素人」集団が、勝手につくった独立プロなど、なかったはず。
第一作は「実録たまご運搬人 警視庁殴りこみ 」、第二作は「千住寿劇場」、第三作は「悪魔巣取金愚III 特効任侠自衛隊 ATTACK★GANG ARMY」、そしてこの騒動社の中心メンバーの土方鉄人と飯島洋一が銀座並木座の小泉さんなどの出資で、35ミリで撮ったのがこの「戦争の犬たち」。
(続く)
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今日、古い友人と昼飯を食ってきました。
32年前に同じ職場になった2歳・2年先輩。
その22歳の娘が、ハーフマラソンに出場して突然死んだのです。
この友人、目茶苦茶娘好きでした。
生まれたころ、よく一緒に旅行などに行ったのです。
3月3日に死んで、葬式などは内輪だけでやったということ。
そうそうに、友人の友人から連絡があって知ってはいたんですけど、
その嘆き方を想像すると、とても電話出来ず、今日まで延ばし延ばしに。
まあ、まずは「それなりに」元気でした。
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伏見憲明さんの「欲望問題」にさまざまな人に書評をお願いしました。
最近(2007年4月3日アップ)の加藤秀一さんの書評「あらゆる〈だけ〉に抗する思想のために」。
とても興味深い書評でした。
国家は、本質的にボク(ら)の外側にあるものなのか? という問題に対するスタンスの違いに、伏見さんと加藤さんの違いがある、とボクには読めた。
ボクの見方では、
伏見さんは、「外にあるんだろうなあ」という気分から出発して、そのことへの検討を経て、「うちにある」という結論にいたったのだと思う。あるいは「外からうちに移動した」と。
加藤さんは、「外にあるのだ」というふうに思っているように思う。
このこと(国家は外かうちか)が、現代の社会問題への態度をわける根本問題だと考えてるんです。
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本の企画会議のことです。
田亀源五郎さんの新刊「田亀源五郎[禁断]作品集」の書店営業報告を聞いてました。
ボーイズラブ系のマンガがそれなりに売れているようです。
「田亀源五郎[禁断]作品集」はボーイズラブ好きのお客さんのなかで、それに飽き足らなくなった人たちが買ってくれるのではないか、と考えてくれた書店で、15冊、とか20冊の注文をもらったのだそうです。
そこで、さっそくそうしたボーイズラブのちょっと濃い系のものをだしたらどうか、という話になったのです。
話の傾向は「○○さんならポットで書いてくれるかも」という方向の書き手探しになりました。
そんとき思わず考えてしまったのです。
つい「知りあい」「声をかけられる人」を探してしまう、。
「ポットでも書いてくれそうな人たち」を探してしまう。
こんな本にできないか? そのためにはどうしたら最適な著者を見つけられるか?
ではなく、「手持ちのネタから探す」といったかんじの習性、どうなんだ?ってことをです。
これって主客逆転していないか?
もちろん、これまでポットの本を書いてくれた人たちの
その力、持っている視点、には自信を持ってます。
だからこれまではそんなこと考えたこともなかった。
また、そうした力をもった人たちに書いてもらえる程度には
ポットの力も大きくなったな、って自負をもってます。
するとこんどは、昔みたいに「こうやったら、あの人に書いてもらえンじゃないか」とか
「がんばって当たって、たとえ砕けてもあの人に書いてもらえるようにたのもう」といった
気持ちがへこんでないか?って話です。
先日51歳になりました。年のせいでしょうか?
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田亀源五郎さんのパリ個展のスライドショーです。
田亀さん自身が作ってくれました。
●田亀源五郎・編著のポット出版の本
・●田亀源五郎【禁断】作品集
[2007.03.28刊行予定]
・日本のゲイ・エロティック・アート Vol.2
——ゲイのファンタジーの時代的変遷
[2006.08.21刊行]
・日本のゲイ・エロティック・アート
ゲイ雑誌創生期の作家たち
[2003.12,19刊行]
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3月7日(水)にパリから帰ってきました。
前の日誌に書いたように、田亀源五郎さんの個展などなどに行ってきました。
さらに、クィアな書店(って用語法まちがってるなかな?)に営業。
「日本のゲイ・エロティック・アート」Vol.1と2の人気はすごくて、とっても気をよくしました。
本を見せると、「これを注文したかった」「2年前にポットのコンタクトをとろうとした」などと言ってもらえました。
2冊で約100冊、さらに田亀さんの新作マンガ「田亀源五郎[禁断]作品集」(日本語ダケなのに)20冊の注文。
これらは買切り(送品したら入金される!)なので、約30万円の売り上げだ、、、、。
個展のオープニングパーティと、書店での田亀さんのサイン会はどちらも盛況。
パーティーは僕のアバウトな感覚で150人くらいの「熊さん系のゲイ」たちが大集合。
サイン会は2時間半も、サインしっぱなし。
田亀さんの国際的な人気はすごいです。
カミングアウトしてるパリ市長面会作戦は、事件の連続で(ちょっと書ききれない)。
で、で、、時差ボケにはいまだ苦しめられてますが。
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ちょうど日誌当番が、出張当日に回ってきた。
ちょっとながい出張で、今日2月28日(水)から、3月7日(水)まで。
出張の目的は、田亀源五郎さんのパリでの個展を見に行くこと。
世界中から人気のある田亀さんならではの個展です。
・個展をするギャラリーはこちら
ArtMenParis
・サイン会をする書店はこちら
BlueBookParis
また、個展については田亀さんのブログにいろいろのってます。
もう一つ目的があります。
この初夏に発行予定のパリ市長の自伝(翻訳モノです)に、市長自身の[日本語版へのあとがき]をかいてもらうこと。
その市長にある雑誌(ポット出版発行のものではなく)のためにインタビューすること。
ところが、今日もパリ市長に連絡がとれない。
どうなるのか? やばいか?
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私のバンド活動もついにライブハウス出演にまで拡大(自慢!)
明日のバレンタインデー、2月14日に新宿ロフトプラスワンの、
男の墓場プロダクション(主宰・杉作J太郎)特別企画
「バレンタイン・ショック2007&不良番長まつり」
第三部●飯島洋一 小林旭ショー、のバックでギターを(エヘンとさらに自慢です)弾きます。
飯島洋一は、当社の会長であり、スタジオ・ポット映像事業部長です。
飯島の最新主演作は、男の墓場プロダクションの
仁侠秘録人間狩り。
男の墓場プロダクション企画でひらかれるイベントで、小林旭の唄を歌うというしかけです。
どうぞご来場を。
ただ、第三部は23時ころになる予定。
2007年2月14日
男の墓場プロダクション特別企画
「バレンタイン・ショック2007&不良番長まつり」
男の墓場プロが送るバレンタインデー・スペシャル企画。
天使・長澤つぐみちゃんのマル秘トーク&チョコレートプレゼント、
こんな機会はもう二度とないぞ!(しかも全コーナーに参加してくれます!)
エアセックスがハートウォーミングな競技に大進化・エアデート世界選手権
飯島洋一歌謡ショー
内藤誠監督を迎えての不良番長まつり(東映ビデオ共催)!
深夜は杉作J太郎チョイスの不良番長名場面集
他、朝まで楽しめるエンターテイメントの嵐!
【出演】杉作J太郎と男の墓場プレミアムスーパーリーチ確率変動軍団、内藤 研、飯島洋一
【ゲスト】長澤つぐみ、内藤 誠(不良番長・送り狼 監督)
OPEN 18:30 / START 19:30 All Night
¥1500(飲食代別)
※写真撮影禁止
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著作権の保護期間を70年にしようという動きがあるそうです。
どうも、これ、イヤです。
著作権には、「閉じる」動きばかりが日本では目立ちます。
これにどうも納得できません。 続きを読む…
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今年の年末年始は、僕が個人事務所としてのポットを始めて(89年)から一番長い連続休暇だったかも、です。
休み、堪能しました、11日間。
29日〜1月5日まで8日は、87年に一ヶ月テントに泊まり込んでつくった、北軽井沢のログの別荘(持ち主はポット会長・飯島さんのお姉さん夫婦)ですごしました。
本は6冊くらいかな、読みまして、DVDの映画は10本くらい見ました。ギターの練習を少々。
軽井沢のアウトレットモールで、ダウンの上着などを買い、浅間ミートという肉屋で100グラム980円の牛肉を買ってきてステーキも食べた。娘もアウトレットモールにつられて1泊、友人夫婦が1泊していってくれました。
年明け最初は、筑摩書房の田中さんが病気休職にはいるっていうので開かれた飲み会が12日(金)にありました。
今年の年明け、ポットは全体としてはのんびりムード、まあ、少々ヒマなんです。
たまにはヒマを楽しみたいのですが、これを機会に雑用を一気に、などと考えてます。
年明けに、メディアにプレスリリースを出そうとおもってるのですが、
この日記をお読みのかたに、特別に(苦笑)【特別】に先行発表します(苦笑)。
●CMタイプ・2分バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=jL6yuR6pDug
●たっぷり著者インタビュー・10分バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=TQ-Wg3c4S5s
■ここから■■■■■■■■■■■■■■■
報道資料:本の販売促進にプロモーションビデオを制作(ブック・プロモーション・ビデオ=BPV)
【報道資料】 2007年1月00日
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ企画 担当:山田成海
tel.03-3476-5214 fax.03-3476-3772
ポット出版 担当:沢辺均・飯島洋一
tel.03-3478-1774 fax.03-3402-5558
スタジオ・ポットSD(ネットワーク担当) 担当:日高・石塚
tel.03-3478-1774 fax.03-3402-5558
●[本]のプロモーションビデオをYouTube・自社サイトなどで公開します
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ企画とポット出版は、このたび本のプロモーションビデオを制作して、自社サイトとYouTubeで公開する、販売促進を始めます。 続きを読む…
バンドを再開しました。
今、メンバーは
・ギター 本多(男)
・ボーカル 佐藤(女・ポットの佐藤ではありません)
・ドラム 木谷(女)
です。
次回の練習日は2006年12月16日(土)15時〜18時
NOAH・代々木店 (場所)
この日は、2〜3人メンバーが増えそうです。
で、
もし興味・関心のある方は、来てみませんか?
のぞくだけでもかまいませんよ。
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ここ何年か、本の責任販売の取り組みが続いています。
また、増えているようにも思います。
責任販売とは、ある本を
・書店が責任を持って注文する
・その責任とは
買切り(返品しない)や、仮に返品するとしても仕入れた値段全額はもどらない
・そうしたリスクを書店が背負うかわりに、通常より安い値段で本を仕入れることができる
(これを出版社からいうと、通常より安い値段・割合で卸す・出荷する)
ということでしょうか。
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先週はイベント週間でした。
9月26日(火)は版元ドットコムの「[Googleブック検索]検討のための著作権勉強会」。
20時半ころに終えて、水道橋駅側の「藩」で飲み会。
GoogleのMさん、文化通信・星野さんなどの会員以外の人も参加してくれて、。
9月27日(水)は、人間学アカデミーの事務局会議
19時ころから、半蔵門あたりの、まぐろの得意そうな居酒屋で、
小浜逸郎さん、PHP新書編集部の安達さん・林さん、ポットの木村・坂部と飲み会。
9月28日(木)は「東郷健 もっともっと愛を」のロフトプラスワンでのイベント。
リハーサル・打合せのため、16時過ぎに到着して、イベント終了の乾杯が23時ころ。
参加者は、チケットの半券が200オーバー、関係者もいれたら240人くらいはいったのか?
それから、2時まで打ち上げ。
9月29日(金)木村が退職で、最後の日、ということで、ず・ぼん編集員の堀さん・手嶋さんが20時ころに来てくれる。
ビール持参なので、飲み会になって、23時まで。
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本棚程度のものを時々つくります。
スペースにあったサイズのものをつくれるから、かな。
組立は、木ネジとインパクトドライバーを使います。
ネジは、釘と違って「締めつける」ことができてガタが来づらい。
それに、解体が簡単、だからです。 続きを読む…
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人間学アカデミーの6期の募集を始めた。
6期の講師と、講義タイトルは次のとおり。
○池田 清彦 (早稲田大学教授・生物学)
講義タイトル 『人間という生物の自由・不自由』
2006年10月7日(土)/21日(土)/11月11日(土)
○正高 信男 (京都大学教授・比較行動学)
講義タイトル 『コミュニケーションの可能性』
12月23日(土)/2007年1月6日(土)
○小池 清治 (宇都宮大学教授・日本語史)
講義タイトル 『日本語はどんな言語か』
2月10日(土)/24日(土)/3月10日(土)
○菅野 覚明 (東京大学大学院教授・日本倫理思想史)
講義タイトル 『日本人にとって宗教心とは何か』
4月7日(土)/21日(土)/5月5日(土)
○永井 均 (千葉大学教授・哲学)
講義タイトル 『言語はどうして可能なのか』
5月19日(土)/6月2日(土)/16日(土)
講義は毎回3時〜5時30分までで、会場は千代田区・半蔵門駅近くのPHP研究所の会議室。
どうぞ、奮って参加を。
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松沢呉一さん来社。
「Defending Pornography」という、アメリカの本の翻訳本についての打合せ。
それから、いくつも話が脱線して、ミクシーをネタにした本を出版することに決定です。
著者・松沢呉一。
当たり障りなく言えば、ミクシーの使い方・気をつけるべきこと、なんだけど、さてどういうものになるかお楽しみに。 続きを読む…
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「企業の論理」って言葉をよく聞く気がします。「資本主義の論理」なんてもあるな。
で、これって納得いかないんですよね。
左翼をやめてから、会社とか企業とかの意味をときどき考えます。
「企業の論理」と言われるものは、
企業って利益を求めるの→その「論理」は利益だけを追求するものだ
だってことだと言われるのだと思います。
ここんとこ新聞で報道されてるパロマのガス湯沸かし器欠陥問題では、その欠陥を隠す(オープンにすると責任追及があって、利益が減るから)のも、利益を優先する企業の論理だと、いうように使われているようです。
でもこれって企業の持ってる本質的な性格とかじゃなくて、むしろワレワレ人間(2006年に生きてる人間)のほとんどが持ってる「性格」から発生してるもののような気がします。
僕は失敗なんかを、できるだけ隠そうと思ってしまいうんです。ばれたらカッコ悪いもん。
あるいは、時には弁償したりするのがイヤで、知らんぷりしたり、バレなきゃいいなって思ったりして、
やり過ごそう、と思うんですよね。
パロマの人たちも、大本はそんな気分でいたというだけなんじゃないでしょうか。
だからといってパロマとその責任者たちに責任がないとか、言いたいわけじゃないんです。
責任はありますよね。ただ、[自分もついやってしまうかもしれないこと]として、
パロマの責任を考えたり、シャベッタリしないとまずいんじゃないか、とおもうんです。
企業も人間が作ってる無数の社会・集団の一パターンに過ぎないんじゃないかな?
政党、マンション管理組合、父兄会なんかとおんなじ社会・集団。
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