投稿者「大原 真理子」のアーカイブ

DTP勉強会 第6回

深沢英次さんによるDTP勉強会も6回目。
最近ご多忙のようでお疲れ気味の深沢さん。
この日も少ない時間のなかでいろいろお知恵を拝借。ありがとうございます…!

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DTP勉強会 [第6回]
2012.04.11
今回のテーマ●検索と置換 + 組版あれこれ

[“検索”と“置換”という便利な概念]
特定のテキストやオブジェクトを自動で探し出す「検索機能」と、検索したテキストやオブジェクトを他のテキストやオブジェクトに自動で置き換える「置換機能」。どちらもとっても便利なのでさまざまなシーンで活用していこう。

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●Jeditの「半角→全角」「全角→半角」(検索と置換を利用したテキスト整形機能)
たとえば、編集者からもらった原稿テキストに、組版するときに不便なもの(半角カタカナや半角の約物など)が混じっていることがある。 そういう場合は、組版ソフトに持って行く前にテキストを整えておいた方が良い。

→ツールバーの「ツール」→「半角→全角」「全角→半角」で
カタカナ・英字・数字・記号の半角と全角の切り替えができるので、好みの組版ルールを設定しておくと良い。
※組版ルールは、ハウスルールでOK.
ex.)。、「」()などの記号やカタカナは全角にする

●Jeditの「検索」
検索ダイアログに条件を入力して検索と置換を自動で行う。

→ツールバーの「検索」
・ひとつひとつ目で見て確認しながら、検索→置換をしていくこともできる。
「次を検索→置換」「置換して検索」を、目で見て確認しながらクリックしていく。
・複数の検索置換をいっぺんに出来る「複数一括置換」機能もある。

●Jeditの「マルチファイル検索」
ひとつのテキストファイルからだけでなく、フォルダごと検索してくれる機能。
(あるフォルダの中のテキストファイルすべての中身から検索してくれるので、たくさんのファイルから検索したいとき、ひとつひとつ開いて検索しなくてよいので便利)

→ツールバーの「検索」→左下にある「マルチファイル検索」
※複数一括置換+マルチファイル検索の合わせワザも便利。

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●inddの「検索と置換」
単にテキストやオブジェクトを検索&置換するだけでなく、
そこに書式設定やスタイルも付随した条件で検索&置換出来る。

→ツールバーの「編集」→「検索と置換」

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[日々のギモンから]
Q inddに文字を流し込む際に、” “(まぬけ引用符)が “ ”(スマート引用符)になるようにしたい。
A inddの環境設定→欧文辞書→引用符の設定を「”」から「“」に変えておいてから流し込む。

ちなみに…
” “(まぬけ引用符)=ライプライター用に生まれた、簡易的な記号。オコシもウケも同じ形になっており、プロはあまり使わない。
“ ”(スマート引用符/ダブルクォーテーション)=活字時代から続いている正式な記号。

さらにちなみに…
縦組でダブルクォーテーションを使っているのを見かけるが、それは本来の使い方ではないのでなるべくしない方が良い。(デザイン処理としては誤りではないが)昔、DTP機能に制限があったときの表現の名残である。
縦組では、日本語引用符(ダブルミニュート/ちょんちょん/ノノカギ/鷹の爪などと呼ばれる)を使うのが良い。

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Wordのテキストデータは、いろんな機能がくっついているからそのままinddに流し込めないので、Jeditなどである程度整えてから流し込むのが良い。
イタリック、傍点などの設定は、何かに置き換えてinddに持っていってから、indd上で書式設定を条件づけて検索&置換すると良い。

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「組版」の基本は、みんなが見慣れていて、読みやすいもの。つまり、共通認識があって、ある程度のルールがあるもの。よく言われる「本文12級行送り18歯」などは、人間が読みやすい具合の目安であって、そういった「基本のセオリー」は、人間の体に合わせて作られている。
あとは好み。ダーシの扱い、蛇の目は使わない、三点リーダーは1つにするのか2つにするのか?などは、媒体や出版社、著者、デザイナーの好みでルールを決めてOK.(様々な事情があるから)
その上で、ある程度決めた「組版」ルールをやぶるときどうするか?を考えよう。

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花見、それは、萌える草木を愛でながら運動をする行事

花々や木々が萌え萌えですね。
気温が上がるにつれて、もりもりと街が華やいでいくのがわかります。
今週末は花見シーズンど真ん中でしょうか。

わたしも、桑沢デザイン研究所時代の友人達と花見をする予定です。
毎年恒例のこの行事、みんなで食べ物を一品ずつ持ち寄って集まります。
そしてみんなで運動します。

キャッチボールをしたり、大縄跳びをしたり、缶蹴りをしたり。
よくわからない打楽器を叩いたり、ギターを弾く者もいます。
つまるところ、少年少女のように遊ぶだけ、ってとこです。
わたしは、運動したあと芝生に寝転んでぼーっとしたいです。
あと、たこ焼きを食べてコーラを飲みたいです。

ところで、ポットの春の新刊『赤ちゃんのためのおくるみスリング ねんねこりんの作り方』
そろそろ出来上がる予定です。
桑沢時代の友人の中澤永子ちゃんに挿絵を描いてもらいました。
中澤さんは卒業後、地元の群馬県でデザインなど “ものづくり” のお仕事をしています。
「だれかに贈るように  ものを作りたい」という信念をもつ、とってもすてきな女性です。
お花見で会えるといいな!

深沢英次さんによるDTP勉強会 第5回

毎月定例、深沢さんをアドバイザーに迎えてのゴージャスな勉強会。
もう5回目を終えました。
簡単な箇条書きではありますが、レポートします。

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DTP勉強会 [第5回]
2012.03.06
今回のテーマ●拡張子について

[各ファイルフォーマットの特徴]
※まず、DTPでは、Indesignで表示されていたらどんなデータでも大抵OK。

●psd
psdで貼り込むのが今は一番安全。
RGBから、CMYKに変換したpsdデータで入稿するのが安全。
ビットマップデータに加えて、パスなどのベクトルデータやレイヤーなどの編集機能を、ひとつのファイルに保持したまま使える、作業用のデータ。

●BMP
シンプルなビットマップデータ(Windows用のデータ)

●pict
シンプルなビットマップデータ(Mac用のデータ)

●TIFF
将来的にも安心なデータ。WindowsでもMacでも共通して、印刷物に出来るビットマップデータ。
ビットマップ画像を取り扱うのに適していて、さまざまなコンピュータ環境の人とやりとりをするのに一番安心で、基本的なデータ。
RGB・CMYK・グレースケール・白黒二値・Labなど、さまざまなカラーモードに対応している。
グレースケールにしたときに、モニター表示用に再現するためのRGBデータのほかに、CMYKの数値を裏でもつことができる。

●eps(EPS = Encapsulated PostScript)
PostSprict(コンピュータ上に形を表現するための、ページ記述言語)をベースとした、
ベクターデータとビットマップデータを両方含むことができるデータ。
モニタ表示用の軽い画像と印刷用の高詳細な画像という2つのデータを、ひとつのファイルの中に持つことができる。
Photoshopでeps形式として保存するときにオプション画面で表示される「プレビュー」と「エンコーディング」が、その2つにあたる。

●GIF
できることが少ないが、とにかく軽いデータ。「透明」が使える。最大256色しかサポートできない。
Web上の素材で、キリヌキとして使いたいものがあるときに、JPEGだと背景透明にできなかったのでGIFが重宝された。
コンピュサーブというパソコン通信会社が開発した。

●PNG
GIFの拡張版。「透明」が使える。一般的に「ピング」などと呼ぶ。

●JPEG
劣化はするが、圧縮をかけてデータを軽くすることができるのがJPEGの特徴。
(TIFFに圧縮はかけられるが、元のデータの大きさは変わらない)
WEb上で早く読み込むために生まれた、インターネット用のデータ。
※ここ5年くらいで、デジタルカメラの解像度がめちゃくちゃ良くなったので、多少の劣化はあまり関係なくなったきた→サイズを自分で選べる点が重宝されて、デジタルカメラ画像の保存形式に選ばれるようになった→よって、DTPにも使われるようになってきた。という流れがある。

●DCS
EPSの保存形式のひとつで、4色分解用のファイル。
CMYK各版のファイルと、マスターファイル(目で確認するための、軽いデータ)の5ファイルに分割して保存される。4色分解出力の時間短縮ができるなどのメリットがある。

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[その他あれこれ]
●ファイルサイズを少しでも小さくしたいときには、EPSやJPEG選ぶと良い。

●どのWindowsでもMacでも見られるファイルフォーマットは…
TIFF、JPEG、PNG

●データのやりとりで不安があるときは…

PDFにしてしまうと、すべての拡張子が埋め込まれるのでPDFにしてしまう、という方法も。
PDFならどんな環境でもたいがい見ることができるので。

●自分で図版をスキャンをするときは、TIFFで保存するのがオススメ。

●レイヤーが複数あるような、重たいPSDデータについて
それを通せるかは印刷所のスペックによるので、レイヤーは一枚に統合して入稿した方が安全。

●今は、ファイル形式よりもバージョンを印刷所に伝えることが大切。

●WEB画面をキャプチャーした画像を印刷に使う場合
72dpiのままで使用してOK.
もともと、高い解像度で作られていないデータなので、むりやり解像度を上げてむりやり色数をふやすと、グラデーションをモヤッとさせてしまう恐れがあるので、72dpiのままで使用すること。

●PhotoshopでEPS形式に保存する時にでてくるオプションで、「エンコーディング」で選べる「ASCII」と「バイナリ」の違いって?
→どっちだからどうというわけではない。印刷所の問題なので、デザイナーが気にする必要はない。

●epsの保存オプションは基本的にいじらないこと。
※出力の問題であって、印刷所が管理することなので。
ハーフスクリーントーン(印刷時のアミ点の角度を固定する)
トランスファ関数(印刷の濃度などを固定・指定する)

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[データをやりとりするときの注意点]
誰かからもらったデータは、Photoshopで開ければ基本OK。
開けないデータをもらった場合は、そのデータをくれた相手のスキルレベルによって対応を変える。
パワーポイント、ワードなどに貼り込まれた画像やWindows系ドローデータで、使えなさそうだったら、貼り込む前の元画像ををもらい直した方が良い。

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深沢さんDTP勉強会 第4回

レポートのアップが遅くなりました。ごめんなさい。
4回目の今回は、In Designのバージョンがあがるにつれ増えてきた新機能のなかで、
「これは使える」というものを深沢さんに教えていただきました!

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深沢英次さんを迎えてのDTP勉強会 第4回
2012.02.07

CS2 ◎スニペット
Indesignで作ったもの、貼りこんだものを部品として取っておける。
メリット:他のIndesignファイルを開いてコピペしなくてよい/その部品を他の人に受け渡すとき、Indesignデータではなくそのスニペットのファイルで受け渡しができる。
手順: Indesign上で作ったパーツや貼りこんだものを選択して、デスクトップにドラッグ&ドロップ。
するとファイルとして保存されるので、スニペットとして保存されたパーツを使いたいときはそのファイルをふたたび Indesign上にドラッグ&ドロップするだけ。環境設定で、貼り込む位置を指定することもできる。

CS2 ◎オブジェクトスタイル
よく使う効果などの設定を記憶させることができる。
メリット:複数の効果を用いたデザインを頻繁に使う時に便利。(たとえば、角丸+ドロップシャドウなど)

CS3 ◎テキスト変数+正規表現

メリット:繰り返し出てくる表現があるときに便利。同じことの繰り返しの作業を自動化することができる。
「○○の条件のときは○○をする」という動作を入力すれば自動でやってくれる。

CS3 ◎テキスト変数
テキスト変数を挿入したテキストフレームは、定義をしておくと文字スタイル・段落スタイルと連動する。そのスタイルがあたっている部分を変更すると、それに連動してテキスト変数を挿入したテキスト内容が変わる、という機能。
柱をつくるときにとても便利。

CS4 ◎リンクパネル
CS4から、リンクパネルで見られる情報が増えて充実した。
パネルオプションで、自分の必要な情報の表示の仕方をカスタマイズすることもできる。

CS5 ◎複数のページサイズ混在のファイルを作ることができたり、
画像の扱いがillustratorに近くなってきた。(たとえば、回転ツール・スマートガイド機能・すきまツールなど)

その他あれこれ
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◎パレットの位置を、自分の使いやすいように置いて「ワークスペース」として登録しておくと良い。

◎「検索と置換」機能は、コンピュータの基本だから、うまく使えるようにしておくと良い。
プログラミングや正規表現は、その次。
※自動化を使う前に、自分の目で見ながら作業しよう。
(置換されていくのを見て、経験をふやしていき、いろんな置換方法を学ぶと良い)

◎Jedit(テキスト編集ソフト)の「検索・置換」は、勉強になるかも。
・マルチファイル検索機能……同じフォルダに入っているファイルにはすべて検索がかかる

・「ツール」で文字の整形をしておく……半角→全角、全角→半角に変換する文字の指定、

漢字→かな、かな→カナの変換機能を使って、文字を整えておくと、Indesignなどにテキストを流し込んだとき、ラクチンにキレイな組版にするため。

◎プログラム・正規表現でどういうことが出来るのかがわかれば、厳密に覚えようとしなくてもよい。
自動化を使って何がしたいのかを明確にして、プログラムをだれかに作ってもらったり、
教えてもらうことができるから。
ただ、「検索・置換」で出来ることなのか、「正規表現」でやった方がいいことなのかを見極められると良い。
うまく「検索・置換」や「正規表現」を使って、出来るところは作業時間を短縮しよう。

◎親スタイル・子スタイル

ベースとなるスタイル(親スタイル)を継承しつつ一部の設定を変えたスタイル=子スタイル
親スタイルを編集すると、子スタイルも変更される。
たとえば、見出しと小見出しで、同じフォントだけれども大きさを変えたいときなどに便利。

◎段落スタイル「基本段落」は触らないこと
データのやり取りをしたときに、「基本スタイル」が異なると設定がぶつかってしまってトラブルになるので、
「基本段落」はカスタマイズしたりせず、そのままにしておくのが良い。

◎In copy
Indesignファイルのテキスト部分だけ触れるようになっていて、それ以外は触れないようになっているソフト。
メリット:編集者やライターが、Indesignで作られた先割レイアウト上で直接Indesignファイルでテキスト入力・編集をする、つまり原稿を書ける。

文字数を確認しながら書けて、レイアウトも確認できる(文字詰めの設定なども引き継がれるので、実際の組版を確認しながらテキスト編集ができる)
先割レイアウトに後送で原稿を流し込んだら、文字量が合っていなくてレイアウトを再度調整したり…なんてことを防ぐことができる。

◎校正やりとり
・PDF上での校正……×
・出力して赤字を入れ紙をスキャンしたPDF……○
・出力して赤字を入れた紙をFAXで送る……○

↑PDF上での校正したデータは、ふせん機能など、画面上で切り替えながらの確認が面倒なので、
一枚の紙にスムーズに出力出来るデータの方が良い。

「劇場に足を運ぶ」という娯楽

最近、毎週末のように映画館で映画を観ています。

「ヒミズ」
「AKIRA」
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ヒューゴの不思議な発明」

今週末は、
「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」を観る予定です。
「ピナ・バウシュ 夢の教室」も観たい欲張りです。

「ヒューゴ〜」と「ピナ」は3D上映もやっています。
前売り券だろうがなんだろうが、3D代として、追加料金を取られました。
なんだか腑におちないけれど、シネコンのワクワク感で胸がいっぱいなので、まぁいいです。
メガネをかけている人ならわかると思うのですが
3Dメガネをかけるとなると、メガネ on メガネになってしまうんです。
自分のメガネのフレームに乗せるかんじで、かけることができるのですが
3Dメガネはでかくて重いので鼻にかかる負担が半端ないのです。
ちょっとストレスを感じますが映画が始まれば気になりません。
しかし、メガネ on メガネの状態で下を向くと3Dメガネが落ちそうになるので手探りで飲み物をつかみます。
コーラをこぼします。ちょっとかなしい。

こんなに映画館にばっかり行ってていいんでしょうかね。
ものすごーーーく贅沢をしている気がします。
下高井戸シネマや三軒茶屋シネマで〈2本立て1000円〉の上映を
おしりが痛くても観ていた学生時代を思い出します。
お金はなくとも、時間と好奇心だけは有り余るほどある、そんな時代。

「ヒューゴ〜」の劇中にも出てきたのですが、
昔の人は映画館では、飲食はもちろん、喫煙もOKで、立ち上がって興奮したり
泣いたり笑ったり拍手をしながら鑑賞していたようですね。すてきなカルチャーショック。
大原は拍手がしたいです。
震えたら、立ち上がって、拍手を、したいんです。

目から汗

毎週金曜日の定例会議で、編プロ部の鈴木さんが涙を流しました。
「1月生まれさんの誕生日ケーキを…今日…注文します……!」

ポットでは、沢辺社長(甘いものが好き) の好意で、
ほぼ毎月社員の誕生日を祝いつつケーキを食べるというイベントが行われています。
鈴木さんは今回、その注文と受け取りを命じられたわけです。

1月は忙しかったので、ケーキの注文という雑務は後回しにしていたわけですね。
わかります。
わたしももちろん後回しにします。小さな雑務ほど後回しにします。
そしてこの「ケーキを注文する」という小さな任務が、いつまでも達成されることなく時間だけがすぎていきます。
そして「ケーキを注文する」という小さな任務が、頭の片隅にずっと居座ります。
そして「ケーキを注文する」という小さな任務が、どんどん大きな存在にふくれあがり、とうてい達成はむずかしいような気分になっていきます。

小さな罪悪感とともに…強迫観念にとらわれ…いつのまにか1月は終わり…催促されないから余計に胸がきゅっとなる…
会議で「ケーキ」という言葉を口にしたとたんに緊張の糸が切れて、目から小さな美しい汗がこぼれたのですね。

以上、わたしの妄想でした。失礼をば。

実情はちがうかもしれないけど、わかります。
その昔「やるべきことをあとまわしにしない本 」みたいな自己啓発本を買ったことがあります。
その本を読破することすらあとまわしにしました。

ケーキは甘くておいしかったです。みんなしあわせそうな顔してました。
だからもう、泣かないで。舘ひろしも「泣かないで」って歌ってるよ。
鈴木さん沢辺さん(甘いものが好き)、ありがとうございます。

深沢さんDTP勉強会 第3回

3回目です。
毎回、「???」がわたしの頭の上にあらわれます。
DTPの現場がどんどん進化しているなかで、より良い方法を選択していくアンテナと力が必要なようです。
とはいえ「方法だけ知っているけど、基本的な仕組みや歴史を知らない」という状態に陥らないようにしたい…です。
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深沢英次さんを迎えてのDTP勉強会 第三回
2012.01.10

【はじめに】
システムまわりのフォルダ名やファイル名は、なるべく欧文(記号なしの英数字)を使った方が良い。
なぜなら、場所を示す「パス」の中に日本語があると文字化けをしたりして誤作動の原因になる可能性があるから。
【フォント管理のおはなしのつづき】
●アドビのソフト上で、フォントに関する不具合が出たときは、「Adobefnt.lst」というファイルを削除すると直ることがある。
「Adobefnt.lst」とは、ソフト起動時に検出したすべてのフォントに関する情報を保存しているキャッシュのこと。
このファイルがフォント情報を保持しているため、ソフト起動時に各フォントを解析する必要がなくなり、起動速度があがる。このキャッシュは、削除してもソフト起動時に勝手にまた新しく検出して作り直してくれるので、削除してそのままでOK。キャッシュを捨てても直らない場合は、初期設定を捨てる手も。

●使用しないフォントなど、余計なものは「ライブラリ」フォルダには入れないこと。
→不具合や誤作動の原因になる可能性があるから。

●Microsoft officeについてくる欧文フォントはAdobeソフトでも使用できる。
→基本的にPDF X1-aに埋め込めればOK。
【TrueTypeフォントとPostsprictフォント→Opentypeフォント】
●TrueTypeフォント(TTと表示されるフォント)
=2次スプライン曲線で作られているアウトラインフォントフォーマット。postsprict(3次ベジェ曲線)に比べてラインがおおざっぱである。

●Postsprictフォント(Type1フォント(T1と表示されるフォント))
=Postsprictで作られているアウトラインフォントフォーマット。3次ベジェ曲線で作られているため、ラインがなめらか。印刷はPostsprict(プリンターやイメージセッターで使用されるページ記述言語)で行われるので、Postsprictフォントが、DTPの主流である。

●Opentypeフォント
=アドビ社とマイクロソフト社が共同開発した、TTとT1の良いところを統合して進化したフォントフォーマット。アウトライン情報をTTとT1の両方の形式で記述することができ、MacintoshとWindowsの両OSで使用できるというのが最大のメリット。さらに、文字コードがunicodeなので異字体が豊富であるなど、使用できる文字数がぐっと増えた。

【画像編集ソフトの使い分け(深沢さん流)】
●画像を閲覧するなら、プレビューが断然早い。
→写真のセレクト作業に◎。簡単なトリミングなども出来るし、解像度・サイズ・カラースペースなどの情報も見られて意外と便利。
●それ以外の、画像加工にはフォトショップを使う。
●ブリッジは、プレビュー(画像セレクト)とフォトショップ(画像加工)の間に使う。
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深沢さんDTP勉強会 第2回

簡単な箇条書きですが、レポートです。
書いてても知らないことがたくさんありんす。
しかもおそろしいのは、「なんとなくこういうことだろうと思っている」という浅知恵です。

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深沢英次さんを迎えてのDTP勉強会 第二回
2011.12.06

【CMYKとRGB】
CMYKは、白に絵の具を重ねていって色を作る(加法混色)。
RGBは、黒に光を当てていって色を作る(光の三原色)。
CMYKの方がわかりやすい。RGBの方が、 色の表現の幅が広いが、微妙な色までつくれてしまい、わかりづらい面も。

【色空間】
RGBには、sRGBとAdobeRGBがある。AdobeRGBの方が表現できる色の範囲が広いらしい。
デジカメなどでは一般的に規格がsRGBになっているが、DTPをするうえではAdobeRGBにしておけばまちがいない。

★本題
フォント管理について

【はじめに】
ポットでは、モリサワ系の一部、字游工房、基本欧文を主な使用基本フォントとしている(すべてオープンタイプ)。

【マシンの中のいろんなフォントフォルダ】
●HD→システムフォルダ→ライブラリフォルダの中のフォントはぜったいにさわらないこと。
●HD→ライブラリフォルダ→Application Support→Adobe→Fonts に入れてあるフォントは、Adobeのソフトしばりで使用できる。
●HD→各アプリケーションフォルダ に入れてあるフォントは、そのアプリケーションしばりで使用できる。
※CS、アクロバットリーダー、マイクロソフトオフィスは、開いたファイルから勝手にフォントを読み込んで、勝手にフォントフォルダに入れていってしまう。

【フォント管理ソフト】
スーツケースフュージョン、フォントキーパーなど。環境との相性があるらしい。

【Font Book】
上記のようなフォント管理ソフトもいいけど、まずはmacのFont Bookを使えるようになるといい。かなり使える。
Font Book上で各フォントのオン/オフ(使用可/不可)の切り替えができる。

●コレクション機能
フォントをグループにしてセットを作ることが出来る。
たとえば、「あんふぁんセット」とか「絵文字系のフォントセット」とか。

●ライブラリ機能
新規→ライブラリ→ライブラリに名前をつけて作成する。
ライブラリに登録しておけば、マシンにインストールしなくてもフォントとして使用できる。
使用しないフォントは表示しないようにして整理・管理することが出来る。(普段は基本フォントのみにしておいて、それ以外の変わったフォントを使う時だけオンにする、など)
※なんでフォント管理をするといいかっていうと、作業上で目的以外の余計なフォントの量が多いと面倒くさいので。

●プレビュー機能
プレビュー→カスタム
手でフォントを打ち込んで、サンプルを作ることができ、自分が見たい文字列の雰囲気を確認することが出来る。

●フォント情報
フォントを選んだ状態で⌘+iを押すと、フォント情報を確認することが出来る。

●その他
重複したフォントを削除したり、フォント検証が出来る。

【ヘルベチカに注意】
フォントにはフォーマット(OCF→CID→OTF)やバージョンやメーカーやファミリー(デザインの違い)など、
など、たくさんの種類がある。
ヘルベチカは、シンプルでノーマルな欧文として人気が高く頻繁に使われてきたため、
その種類は無数にあり、そのなかのどのヘルベチカかを特定することが困難である。
また、マシンに付属されていたり勝手にインストールされていたりで管理もほぼ不可能。
そのため、印刷所で置き換えた時に似て非なるヘルベチカと置き換わったりしてトラブルになることが多い。

以上のリスクを考えると、ヘルベチカそのものを極力使わないようにするのがいい。
もし使う時は、フォントを印刷所に渡すときは間違いのないように注意しなければならない。
これはヘルベチカにだけ言えることではなく、最近はFuturaも怪しいっぽい。
このようなトラブルのリスクが高いフォントや、珍しいフォントを使う時には、
アウトラインをかけたり、PDF入稿にするなど、印刷所でのフォントの置き換えが必要ないような手段にすること。

犬と話す人間

世の中には、動物や赤ん坊にナチュラルに話しかけられる人と、そうでない人がいる。
わたしはもちろん後者であり、26歳になったいまでも自意識過剰なせいか、
だれかがいるところでは「ポットの看板アイドル犬・鉄とすず」に話しかけることができない。
せいぜい手でナデナデするのが精一杯なのである。(ナデナデ=わたしなりのたっぷりの愛情表現)

きのう、休日にちょろっと出勤したときにすずと2人っきりになった。
帰る時間になったのだが、かあちゃんが帰ってこない。どうしよう。

とりあえずさっきまでいたはずのすずの姿が見えないので、勇気を出して、締まる喉を開けて大声を出してみた。
「すずー!」
するとどこからともなくテケテケとすずが現れた。
(か…かわいいかも…!)

下の階のおうちに帰そうと考えたわたしは、もう一度勇気を出して話しかけてみた。
「お、おうちにかえろ!」
するとすずは耳をぴょこんと立てて尻尾を振った。
(おっと、かわいいじゃねえか…!)

が、急に尿意を催したわたしはお手洗いに行くことにした。
「おしっこしてくるからちょっと待っててね!」
するとすずはちょこんとおすわりをした。
(かわいすぎるだろ…!)

いそいそと用を足して、さてリードをつけようとすると、すずはつれない素振り。
「とうちゃんとこ、いこ!」と言うと
すずはリードの輪っかにするんと首を通した。
そしてスタコラサッサとおうちへかけていくすず。
おうちにはとうちゃんもかあちゃんもいなかったが、にいちゃんがいた。
二匹は寄り添っておうちの奥にかけていった。

「すず」
「おうち」
「待ってて」
「とうちゃん、かあちゃん、にいちゃん」
という音に反応するということは、それが何を意味する記号なのかを理解しているってことだろうか。
頭良いなー
自分は末っ子で、さらにペットを飼ったことがないせいか、
言葉をわたしたちと同じように使わない生き物に言葉で話しかけるのはいままでしっくりこなかったのだけど、
なかなか積極的ですてきなことだと思った。

深沢英次さんによるDTP勉強会

日誌をとめていました。ごめんなさい。
今日は、タイトルのとおり、深沢さんをアドバイザーに迎えての「DTP勉強会」のレポートです。
なんて贅沢な企画なんでしょう。

わたしたちデザイン部は、日々デザインとDTPをしているわけですが、
ワークフローやソフトも日々変わっていくわけで。
ポットではPDF入稿やネイティブデータでのDTPオペレーションなど、
昔ながらのデザイン事務所とは違うであろうやり方を採用しています。
デザイン事務所に勤める友人たちの話を聞く限りでは、指定紙入稿をしているところもまだまだあるようですが。
その違いにも、メリット・デメリットがいろいろあるということでしょうか。クライアントや印刷所との関係とか。

「より良い環境や方法があったら知りたい、教えてください、深沢さん!」
ということで、沢辺社長が提案して下さって始まりました、DTP勉強会。

初回のために、日々の疑問をデザイン部であげていったのですが、
わたしは質問すら浮かばず…。質問って難しいですよね。

初回のメイン議題は「いま印刷所に依頼している画像変換補正のワークフローの見直し」でした。
ポットはほぼPDF入稿の方法を取っているので、いったん印刷所から上がってきた実画像をこちらでさしかえての入稿となるわけです。
深沢さんのアドバイスは、「印刷所でやってもらうほどの写真でなければ、デザイナーがレタッチをすればよい(デザイナーはレタッチをできるとよい)」でした。

深沢さんのお話は、技術的なことだけでなく、デザイン・編集にかかわるにあたって
大切なことがふんわりと含まれていて、初心にかえらなきゃな、と思いました。
まずは質問が出てくるようにならないと、です。
以下、簡単な箇条書きですが勉強会のレポートです。

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深沢さんDTP勉強会
2011.11.01

【レタッチ】
◎印刷所に画像変換補正を依頼しなくてもいいレベルの写真は、
こちらでレタッチをすればよい
◎画像は、本文と同じくらい大切な要素なので、レタッチの基礎は出来た方がよい
◎自分マシンのモニターで、自分の目でレタッチして、それが印刷物になったら
どのように出るかを身体で覚えるとよい
◎写真画像をモニターで見る時は、50%、75%、100%など整数倍で見た方がよい
(整数倍以外で見ると、モニター上で画像が補完されてしまう)

【レタッチの手順】
◎jpeg画像などを、RGBのままレタッチして、psdで保存。
◎写真の傾き、トリミング→レベル補正→トーンカーブ(→バリエーション)
→最後にアンシャープマスクをかける
◎レタッチの途中でおかしくなってきたら元画像に戻ってやり直すこと

【カラーマネージメント】
◎ポジのときは、ポジの色味を基準に、カメラマン→編集者→デザイナー→印刷屋さ
んのプロセスのなかで一定の色を保つことが出来たが、データだと、カメラマン
の段階からモニターや出力などの環境の違いから色味の基準が狂ってくるので、
完全なカラーマネージメントは難しい。
なのでせめて印刷所のカラープロファイルと、デザイナーのカラープロファイル
を同じにするとよい。また、汎用性の高いカラープロファイル(Japan color
2001 coated)を使用して、それを印刷所に伝えるのもアリ。

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※カラーマネージメントの第一人者といわれている上原ゼンジさん

カラーマネージメントの講座を開いたりしている
http://www.zenji.info/cn16/pg130.html

深沢さんおすすめ本「カラーマネージメントの本」
http://gihyo.jp/book/2011/978-4-7741-4888-5
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【カラー設定】
◎InDesign、Photoshop、Illustraterすべて「プリプレス用2」に設定すればok
◎作業スペース→RGBは「Adobe RGB」に、CMYKは「Japan color 2001 coated」でok

【PDF入稿】
◎画像の色味を印刷所の環境でいじれるので本当はInDesign入稿の方が好ましい
が、印刷所にないフォントを使ったりできるのでPDFのメリットもでかい
◎PDF X-1aは、透明機能が使えない(うまく表現されない)ので、キリヌキ画像
を配置している場合は、当然パスでのキリヌキが安心である(背景透明のキリヌ
キではなく)。ちなみに、PDF X-4から透明機能が使える。
◎POTでレタッチをしたRGB画像は、PDFに書き出す時に自動でCMYKに変換される。

【その他】
◎ブリッジ便利。
◎DTPオペレーションの行程で、自動処理などで効率化を計った方がいいところ
と、手間をかけた方がいいところがある。自分の目で見て感覚で覚えたほうがい
いところは、手でやることが大切。
ex.)字ツメ、レタッチなど