投稿者「沢辺 均」のアーカイブ

【ポット出版のお知らせ】書籍を買うと電子書籍が無料でついて来る=プラス電書の中間報告

昨年11月に発行した書籍2冊で「書籍を買うと電子書籍が無料でついてくる」プラス電書、というサービスをおこないました。
・ポット出版ニュース「プラス電書 – 紙の書籍を購入すると、電子書籍がついてきます
・『アーカイブ立国宣言 日本の文化資源を活かすために必要なこと
 ISBN978-4-7808-0213-9 C0000 四六判 / 272ページ /並製 [2014年11月刊行]
・『電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告2014

このプラス電書サービスの中間報告書をまとめました。
ダンロード数やアンケートの結果などを掲載しています。

・プラス電書「書籍を買うと電子書籍が無料でついてくる」サービスの【中間】報告書 
2015.03.24 Ver.2.1 PDFはこちら

・目次────────────────────
電書の取組の中間報告に際して……02
実験の結果を概括する……03
プラス電書サービスのタイトルと告知内容……04
プラス電書サービスのダウンロード数などの記録(一部)……05
ダウンロード者・アンケート(中間集約)……06
ダウンロード数・販売数とアンケートから見えてきたこと……03
プラス電書企画書……08
【参考資料】「リアル書店×電子書店の連携サービス」 
 電子書籍情報まとめノートから……11

また、この報告書の主要な「実験の結果を概括する」を以下のとおりです。

・実験の結果を概括する────────────────────

ダウンロード数・販売数とアンケートから見えてきたこと
プラス電書サービス実験をおこなった2014年11月(書籍版は一部10月に店頭にならんだ)〜2015年1月(一部書店の2月データも調べられた)のダウンロード数、販売数を集計しました。また、2015年1月にアンケートを実施しました(アンケートの実施は、一部の電子書籍書店で集計されています(今後増えるアンケート回答は、この「報告書」の改定版で掲載刷る予定です)。

このダウンロード数、販売数調査と、アンケートの集計から、次のようなことが見えてきたと考えています。

●現在の書籍版の想定実売数は703冊/923冊
紙の書籍の実売数は、一部大手チェーン書店のPOSデータを集計したものです。この一部大手チェーン店のPOSデータは、実際の実売数の1/3〜1/4(33%〜25%)程度の把握にとどまっていると思われます。把握率30%とすれば、
『アーカイブ立国宣言』は、書籍版のPOSデータ:211冊×30/100=約703冊
『電子図書館〜』で、POSデータ:277冊×30/100=約923冊、と想定できます。

●無料版電書のダウンロードは書籍購入者の10%
仮に、書籍の実売データの把握率が30%とすると、プラス電書版のダウンロードは、
『アーカイブ立国宣言』は、プラス電書版:64冊÷書籍版の想定実売数:約703冊≒9.1%
『電子図書館〜』で、プラス電書版:93冊÷書籍版の想定実売数:約923冊≒10.0%、
で、ほぼ10%が無料ダウンロードサービスを利用してくれたことになります。

●アンケートの回答は、無料版電書のダウンロード者のうち20%
現在の回答者は10人。この依頼メール送付数は50通ほどなので、20%の人が回答してくれました。

●書籍版の購入の「後押しになった」人は60%
書籍版の購入に際して、一定の「後押しになった」の回答は10人中6人と60%となっています。
「紙書籍での購入に後押しとなりましたか?」という直接的な質問に対して、
「非常に後押しになった」が1人、
「若干後押しとなった」が5人、
「あまり後押しにならなかった」が2人、
「まったく後押しにならなかった」が2人。

●書籍の店舗での購入50%、ネット書店での購入が50%
無料ダンロードをした人の、書籍購入場所は、50%がリアル店舗、50%がネット書店でした。
ネット書店での購入者は、ネット書店内の電子書店でこのダウンロードをおこなっています。
リアル店舗の書店での販売促進にも、ネット書店での販売促進にも一定の効果があったと考えています。

●結論=書籍購入者の5%程度(40冊程度)の購入の後押し
こうしたデータとアンケートから、結論としてまとめるならば、
一タイトルの想定実売数が800冊、このうちプラス電書版のダウンロード者は10%で、その60%程度に「後押しになった」購入者が回答しています。
したがってこの実験全体からひとまず、書籍の購入において、5%(書籍の実売数から勘案すると40冊くらい)程度の増倍効果の可能性があったと言えるかと考えてます。
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中公新書の『ベーシック・インカム』を読んで、ますますBIに惹かれた


中公新書の『ベーシック・インカム』を読んだ。
前からベーシック・インカムには惹かれていたんだけど、ずいぶん頭が整理できた気がする。
ベーシック・インカムの目的は、所得の再配分で、経済的な格差を一定程度減らそうってことなんで、生活保護や失業保険や母子手当てなどと目的がかぶるんだろうと思う。
で、その再配分をシンプルにして、効率的に合理的にやろうってこと。
「自由」ってことも大切で、生活保護のような審査やチェック(コストも掛かる)を減らしす。
・資格があるかとか審査せずに、全員に一律にくばることで運営コストを最小限に
・所得税との組み合わせて、生活保護のように働くと保護費がその分減っちゃんじゃなくて、働いた分の実入りの多くが増える
・社会保障を運営するためのコストを減らしたりなくしたりできる
 国民年金=基礎年々の掛け金の集金の仕事、支払いの仕事
 生活保護の審査、「監督」(ケースワーカーの仕事?)をなくせる
 税金もシンプルにできる

この著者は、アーティスト志望のような夢見る人が増えないか?、なんていうBIへの疑問をタテて、それもまたいいんじゃない?的に答えたりして、茶目っ気感じた

BIを考えるときに、基本的なことをしるのにいい本だって思った。

ちょっとなーってのは、やや論文調なところ、出典みたいなのもカッコ書きで、やたら長かったりして、級下げも少なくて、読み飛ばすのにまよったとか、表ももうちょっと工夫しろよみたいなことだな。

自分のアタマせいりするために、図を書いてみた。

【ポット出版のお知らせ】『神宮前二丁目新聞』を地元(約2,500世帯)で発行

ポット出版(株式会社スタジオ・ポット)は2015年3月に地元の渋谷区神宮前二
丁目で、フリーペーパー『神宮前二丁目新聞』を発行しました。

●体裁
・発行日 2015年3月15日
・発行部数 6,000 オフセット印刷・両面4Cマットコート90kg
・配布先 渋谷区神宮前二丁目に各戸配布(約2,500世帯)/地元店舗店頭
・発行 ポット出版 制作 ポット出版/認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ
・表紙イラスト 塩井浩平
・協力 認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ神宮前二丁目商和会
・問い合わせ先 電話 03-3478-1774 住所 神宮前2-33-18ビラ・セレーナ303号室 メールアドレス jin2shinbun@pot.co.jp

●内容
・表紙 犬連れOKなお店MAP
・神宮前二丁目の人 001 マンション「ビラセレーナ」管理組合理事長 伊藤健二さん
・神宮前二丁目の人 002 神宮前二丁目商和会
・神宮前二丁目の人 003 irodori店長 池田涼さん
・神宮前二丁目の人 004 洋書・カフェバー「BOOKS BUNNY」伊藤沙帆さん
・神宮前二丁目の人 005 クリーニングシマダ 島田一弘さん
・神二デザインプロジェクト、始めます
・神宮前二丁目に住む犬 アッチくん ライアンくん モモちゃん チィたろうくん
・神宮前二丁目の犬連れOKなお店リスト/クレジット

●『神宮前二丁目新聞』2015/3/15 PDF版のダウンロード

●関連リンク
・ポットの日誌 ポット出版が地元を遊ぶ『神宮前二丁目新聞』を発行したぜい 沢辺均
・ポットの日誌 神宮前二丁目新聞、完成! 松村小悠夏

ポット出版が地元を遊ぶ『神宮前二丁目新聞』を発行したぜい


去年の夏過ぎあたりから計画していた地元の新聞がやっと完成した。
渋谷区神宮前二丁目にポスティングする、約2,000〜2,500世帯くらいで、印刷部数は6,000部。他にも、このあたりのお店においてもらっている。
地元の「神宮前二丁目商和会」という商店街、「グッド・エイジング・エールズ」というNPOに協力してもらったり、一緒につくったものだ。

なぜ地元の新聞をつくるのか、うまく説明できないんだけど、これからはご近所・地元に弱いつながりがあるといいんじゃないか、っていう予感みたいなものだ。もちろんこの『神宮前二丁目新聞』をめぐって小さなお金の流れ[も]うまれるといいんだけど、いったいどうなるのかまったく想定できていないまま、まずは出発。

で、『神宮前二丁目新聞』を実際につくってしまおう、と踏ん切った理由がいくつかある。

なによりも、ポット社内から「もの」を生み出せるようにしたいというのが第一の目的だ。
ポット出版として本を企画制作して、販売・流通を行っているんだけど、本っていうのは著者がいて、その著者のエネルギー・パトスをベースにつくられるもの、ということがある。したがって、編集もデザインも流通も、どっかに著者の随伴者といった感覚がどこかにあるんで、一から十までこちらから発信するものを、社内からつくれるようにしたかった。
そのことがスタッフたちの本づくりや、編集デザインの請負仕事のなかにも生きてくるとおもったからだ。

第二に、地元に的をしぼれることで新しく見えてくることがありそうだとおもったこと。
スタッフたちはよく取材などにでかける。下調べをしたりするけど、山のようなテーマをあつかうことになるので、どうしても一過性のものになってしまうことがある。
地元に的をしぼれば、そこを継続して取材し続けることができる。それどころか、日常の買物や飲食、お付き合いをとうして、すでに豊富な「取材」をしているのだ。なにか蓄積型の取材という力が必要なんじゃないかと思うのだ。

第三に予算的な環境が巡ってきたこと。DTP技術の普及で印刷コストは驚くほど安くなった。25年前に初めて本を出版した時の印刷コストは200万円を超えていた。今、おなじような体裁でつくってもたぶん1/3ですむ。
それに、ポットは毎日この「印刷物をつくる仕事をしてる」わけで、つくることには慣れているんだ。みんなのスキルも高まってきているので、そんなに大きな手間をかけないでもつくれるだろうってわけだ。

最後に、グッド・エイジング・エールズのゴンちゃんと知り合ったことがおおきいな。
グットは「LGBTと、いろんな人が、いっしょに楽しめる未来へ」ってことで立ち上げられたNPO。
この神宮前二丁目をもう一つの「二丁目」になどと、おちょくった目論見がゴンちゃんにはあるらしい。
irodoriという店を仲間とはじめたりしてる。その拠点開設の際には「神宮前二丁目商和会」という商店街に加盟して、LGBTとはなんだ、てな「説明会?」を商店街の会議でやったりしたそうだ。
そんな地元志向のゴンちゃんに、前々から考えていた二丁目の新聞の話をしたら、大いにノッてくれて、一緒にやろうってことになったわけ。

ということで、この先どうなっていくのか我々にもわからないけど、まずは出発してしまった。

『神宮前二丁目新聞』2015/3/15 PDF版のダウンロード

●関連記事
ポットの日誌「神宮前二丁目新聞、完成!」松村 小悠夏

【ポット出版のお知らせ】『神宮前二丁目新聞』を地元(約2,500世帯)で発行

渋谷区の同性パートナー証明書で『タンタンタンゴはパパふたり』に自治体からも大量注文

ポット出版から2008年4月に発行した『タンタンタンゴはパパふたり』の注文が増えている。

今朝、大阪のある区役所から電話で、「62冊ほど注文しようと思うんだけど在庫はあるか?」という問い合せ。
ここんとこ大口の注文の問い合せが続いているので担当者に聞いたら、渋谷区の同性パートナー認定がきっかけで
あちこちの自治体も続こうという動きがあるらしい。
また性的少数者に対する理解を深める目的で幼稚園や小学校に配るということもあるらしい。
ちなみにその区は区内の幼稚園と小学校にタンゴだけでなくいろいろな本をセットにして配布するつもりだとのこと。

『タンタンタンゴはパパふたり」は、現在3刷(今、在庫は500冊くらい)で、淡々とじっくりと売れ続けている。

ニューヨークのセントラル・パーク動物園の実話をもとにした絵本で、ロイとシロのオスのカップルが「卵のような石」を温めていたのを見た飼育員が、他のペンギンカップルが育てられなかった卵を巣に入れて、タンゴが生まれた、って話。
米国図書館協会(ALA)の2007年「最も批判の多かった本(most challenged books)」で第1位。2006年に引き続き、2年連続の1位となったり、イギリスでは同性愛への理解を深めるための、4歳から11歳の就学児童への教育プロジェクト「No Outsiderプロジェクト」でテキストとして採用されたというニュースもあった話題作。

この本は、最年少の大阪府議で、レズビアンであることを2005年にカミングアウトして、2007年の参議委員議員比例区に立候補した尾辻かな子さんが、出版を提案してくれてポット出版から発行した絵本。
7年後に、渋谷区の同性パートナー証明書の条例提案を機にさらに注目を集めている。

ポット出版の所在地の渋谷区が、同性愛者の理解を広げる取り組みとして、地方自治体でできることに果敢に挑戦しているが、そうした取り組みにこの絵本が一役買っているくれている。

プラス電書でつけた電書を電子図書館にいれられるか?

ポット出版で「プラス電書」というサービスの実験をはじめた。
紙の書籍を買ってくれると、対応する電子書店で[無料]で電子書籍をダウンロードしてもらえる、というサービスだ。
『アーカイブ立国宣言 日本の文化資源を活かすために必要なこと』
『電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告2014』
ちなみに、試し読み版は、DRMをかけてないEPUBで、ダウンロードできますぜw。
(ちょっと横道。無料といっても、今後サービスを別な本でする場合無料にすかどうかはきめてません。50%の値引きをするとか、いろいろ値段のバリエーションはあると思ってる)
このサービスに電子図書館を熱心にすすめる図書館員から質問メールが来た。
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さて、アーカイブ立国宣言も、電流協の本も、電子書籍がついてますよね。
もし、この紙の本を図書館が買ったら、この電子書籍って●●市の電子図書館にも入れられるってことになるのでしょうか。

や。すみません、そんなに簡単じゃないことは分かっております…。
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●まず「プラス電書」というサービスについて
この本は、どこで買った本にも「プラス電書」というサービスがついている。
本のなかに、電子書店で無料ダウンロードできるクーポンコードをいれてあるからだ。
たとえば、ジュンク堂池袋本店でかった本、アマゾンでポチっとした本、近所の本屋に注文して買った本でも、本の中にクーポンコードがあるのだから。
電子書店は、このサービスに対応してくれている所に限られるが、自分が会員になっているところか、会員になるかすればよい。
この本のプラス電書に対応してくれた電子書店は、honto、紀伊國屋書店、BOOKSMART、BookLive!の4店舗。
楽天KOBOに営業に行った時にはすでに時間切れギリギリで対応してもらえなかったが、好感触で、次回は対応してもらえるんじゃないかと想像してる。

だから、アマゾンの通販で買って、honto電子書店でダウンロードするみたいなこともできるわけ。
このサービスをはじめた時に一番やりたかったことは、どこの本屋でかっても電子書籍がついてくるってこと。
このサービスを考えている時に、「空飛ぶ本棚」ってサービスの雑誌を買いにいったのだけど、「空飛ぶ本棚」をやっている本屋で買わなくてはならなかった。
渋谷の文教堂に行ってその雑誌を何冊か買ったのだけど、表紙とウラ表紙のバーコードのところにシールが貼ってあって、レジに持って行くと、店員さんが後ろの棚からカードを探しだして渡してくれるってしくみ。
店員さんも、限られた雑誌だけのサービスだからそうしたこともできるんだろうけど、対応商品が増えれば無理でしょ。本についていなきゃ、と思った次第。また、本屋が限定されるってもの客から見たら面倒だし、やだな。特定の本屋に行くほどのサービスとも思えない。

●電子図書館に入れられるのか?
さて、この「無料」の電子書籍は、電子図書館で貸し出しできるのか?

二つの意味でできないとおもっている。

このサービスは、対応する電子書店で無料ダウンロードするってサービス。
図書館が、電子書店で会員になるなら、まあ無料ダウンロードできるだろうけど、それってDRM付きのEPUBなわけで、その書店のビュアでしかよめない。
・そもそも電子書店会員に法人会員ってあるのかな? ないでしょう。また別の問題がおこるからね。
・仮に法人会員になったとして、その書店のビュアでしか読めないのですよ。物理的に。図書館での貸出に対応するとすれば、そのビュアから吸い出して、電子図書館システムにいれなきゃいけないのだけど、まあ、それはDRM外すわけで、それ違法ですよね。
・さらに仮に、DRM外したEPUBを吸い出すことができたって、電子図書館システムにいれることは、そのシステム提供者に頼まなけりゃならないわけで、やらないですよね、まともな会社なら。
このあたりがひとつめ。

ふたつめは、記憶の範囲で書くので間違えがあるかもしれないのですけど(図書館学や著作権に詳しい人に突っ込まれたい)、図書館の本の貸出の法的な根拠のこと。
紙の本を物体として図書館に売っている、図書館は図書館法の
「「図書館資料」という。)を収集し、一般公衆の利用に供すること。」が根拠なんじゃないかな? 細かいことをはぶくけど、電子書籍は物体の販売じゃなくて、公衆送信権に属することになるわけで、公衆送信されたものの図書館の貸出って法的な根拠じゃなくって、図書館ー事業者ー出版社の間の契約で行われているものなんだと思う。
とすれば、このプラス電書サービスは、そうした契約はしていないので、図書館からの貸出に含むことができない、って考えているのだ。

いやー、実はこのあたりのこと、電子図書館を考える上で、きちっと考えていなければならんと、思っていたところなのですよ。今後の課題だw。

友達からのメールに返事を書くつもりで、ポットの日誌にかいてみました。

スタッフの募集に際して

今日、スタッフ募集を公開します。
募集の内容は、「スタッフ募集」のページを見てください。
この募集要項はいつも悩みます。その悩みについて書いておこうと思います。

なぜ、アルバイト採用としたのかというと、会社の一員になるのに、もって「いい加減」なきっかけでいいとおもっているからです。なので、今回のようなアルバイト採用という方法を選んでみました。

ポットの50代のスタッフは、僕をはじめみんないい加減な経過で、今のポットの仕事にたどり着いています。
大学を卒業してまあ普通と言われる会社に就職。突然弱小編集プロダクションに転職して、その後フリーやバイト的な働き方を、声かけられるままふらふらとさまよって、今、ポットにいるものとかみたいにです。僕自身も、デザインや編集の仕事をしたくてはじめたわけでもなく、出版をやりたかったわけでもなく、目の前にある選択肢を、その都度選んでたら今にいきついた、って感じです。
だから、なんか今の就職の話をきくと、そりゃやり過ぎだろう、と思ってしまいます。夢とかやりたい仕事とか大仰なもんじゃなく、なんとなくこんなことならやってみようかな?くらいでもいいとおもう。
まして、ポットのような零細企業なんて終身雇用を展望してもらえるわけ無いでしょ。
今回の募集を「アルバイト募集(社員採用制あり)」としたのは、すこしいい加減に仕事を体験するほうがいいと思ったからです。

ポットは基本的に「正社員主義」です。現在アルバイトは一人もいません。
ただ、アルバイトやパートタイムという働き方はありだとおもってます。今回、アルバイト募集としたのは、「まあそれでも縁ができればいいかな?」と考えたからです。

本当にアルバイトがいいのだ、という理由があればアリだと思う。
たとえば学生だからとか、腰掛け的に仕事したいとかという理由。
今回の応募では、そういう人でもいいです。
また途中で考えが替わるかもしれないので、そんときに本人と会社の意思が合えば社員になってもらえばいいのです。

ポットという会社の、社員とアルバイトへの「対応の違い」は、社員は責任をもってもらうということです。
締切を守るためには残業を「しなければならい」ことがあります。そうせざる得なかった責任も含めて、社員であれば残業してやり終えてもらいます。
アルバイトなら協力の要請はしますが、自分の意思や都合を優先して当然だと思っています。
だから、ポットもアルバイトの雇用の責任を社員よりは少なくしか持ちません。

どんな仕事をやるかも、ポットにある仕事をやる、というしかありません。
とはいっても、あまりに漠然としてるし、すべてのことを一人でやれるともおもってません。

だから一応、編集・デザイン・プログラム、としましたが、これもまた便宜的。

あーあ、とってもちゃらんぽらんな文章になってしまいました。
スタッフ募集というのは、僕のアタマのなかにぐあん・ぐあんといろんな考えが巡っていて、整理できていません。
整理するためには、もっともっと多くの時間が必要です。ところが、募集は早く始めたい。
ならば、とりとめくとも、少しポットというものを仕事場として考えてもらう時のヒントになるほうがいい、と思ってこのとりとめないまま公開することにしました。

恥かいても、理解の巾が少しひろがるほうがいい、と思いました、というのはいいわけです、ゴメン。

スタッフ募集 http://www.pot.co.jp/company/recruit/

【報道資料】書籍に電書無料で提供・「プラス電書」サービスを開始します

【報道資料】書籍に電書無料で提供・「プラス電書」サービスを開始します

    2014/11/04火  ポット出版(担当 沢辺・田中)

ポット出版は11月初旬発売の書籍(紙の書籍)・2タイトルに、電書(電子書
籍)無料提供サービスをおこないます。

●特徴
・すべての書店・ネット書店で購入した書籍でサービスを提供します
 書籍オビに電子書店共通のクーポンコードを印刷したので可能になります
・会員登録することで、サービスに対応する電子書店なら
 どこでもダウンロード可能です
 すでに会員登録してあれば、あらたな会員登録は不要です
・対応する電子書店は、ひきつづき拡大予定です

*これまで同様の「書籍を買うと電子書籍がついてくる」というサービスがあり
ますが、特定の書店で購入して、その提携する電子書店で無料提供するものです。
今回の取組は、【どこの書店・ネット書店】でかっても、【対応する電子書店】
なら無料提供する、ものです。
これにより独立系書店での電子書籍を利用したサービス拡充をめざしています。

●タイトル
今回のサービスは「専門書」に効果的ではないか?という仮説でおこないます。
・自宅と仕事場・研究室など、複数の場所で読まれる可能性が高い
・本文検索をする可能性が高い
とおもわれるからです。
その意味から、下記タイトルをこのサービスの対象としました。
あわせて、『電子図書館~』は、図書館へのアンケート調査結果を
掲載しています。その表組みは、画像としないで、EPUBのテーブルとして
制作しました。
検索時にヒットさせるためです。
また、デバイスの音声読み上げ機能で、読み上げできることによって、
視覚障害者でも聞くことができるようにしました。
現在の一部ビュアでは、表示が乱れることがありましたが、ビュアの改善の期待
をこめて、EPUBのテーブルとして制作しています。

○電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告2014
植村 八潮, 野口 武悟:編著, 電子出版制作・流通協議会:著
B5判 224ページ 並製 ISBN 978-4-7808-0214-6 C0000
書籍・希望小売価格:2,600円+税 ISBN 978-4-7808-0213-9 C0000
電書・希望小売価格:2,000円+税
http://www.pot.co.jp/books/isbn978-4-7808-0214-6.html
書籍書店発売日 2014/11/13木(11/10月ころから書店着)
電書(有料版)発売日 2014/11/10火
電書(無料サービス版)公開日 2014/11/10火

○アーカイブ立国宣言 日本の文化資源を活かすために必要なこと
編集委員会:編, 福井 健策, 吉見 俊哉:監修,
青柳 正規, 御厨 貴, ほか:著
四六判 272ページ 並製 ISBN 978-4-7808-0213-9 C0000
書籍・希望小売価格:2,300円+税
電書・希望小売価格:1,800円+税
http://www.pot.co.jp/books/isbn978-4-7808-0213-9.html
書籍書店発売日 2014/11/14金(11/13木ころから書店着)
電書(有料版)発売日 2014/11/10火
電書(無料サービス版)公開日 2014/11/10火

●方法
電子書店で会員登録の上、電子書店で、
書籍のオビに印刷してあるクーポンコードを入力して、
ダウンロードすることができます

●対応電子書店
honto
紀伊國屋書店
BOOKSMART
BookLive!

●書店での販促
今回の企画には、東京都書店商業組合企画委員会にもご協力いただいてます。
都内の独立系書店と同時に、電子書店と提携する書店チェーン店とも
書店店頭での書籍販売促進施策を今後協議していくことになっています。

●実験
今後ともこの「プラス電書」サービスは継続する予定ですが、さらに専門書出版
社を中心にこのサービスへの対応を計画しています。
このサービスの有効性をはかるため、今回の2タイトルのサービスを実験と位置
づけて、アンケート調査を計画しています。
・無料ダウンロードした読者を対象
・どの書店で書籍を購入したか
 電書セットサービスは書籍購入の動機になったか、など
・対応電子書店の協力で実施
アンケート結果は年内に第一次集計を公開する予定です

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〈報道関係お問い合わせ先〉
ポット出版 沢辺均・田中美菜
(株)スタジオ・ポット/ http://www.pot.co.jp/
150-0001 渋谷区神宮前2-33-18 #303
電話 03-3478-1774
────────────────────
電書ラボ http://densholab.jp/

電子書籍とアクセシビリティ・音声化

もう2週間くらいで発売する『電子図書館・電子書籍貸し出しサービス 調査報告2014』について、目の不自由な読者がいるんで音声化できないか?という問い合わせをもらったので、考えてきたことをまとめておこう。

読み上げや音声化についての基本的な沢辺の考え
(ポット出版全体では、まだ議論してません)
・デバイスの読み上げ機能を使いたい
・EPUBリフローであれば特別な制作は不要
です。

もちろん、リフローEPUBであっても図表は、絵なので読み上げない、altタグなどを丁寧にいれないとならない。
表組みは、テキストでEPUBに使おうとすると、表示が乱れる可能性、ビュアアプリで不具合が出る可能性、があり、現在充分検証できていません。

目が不自由なひとには、人間が読み上げたものが最も適しているかもしれないし、DAISYが適しているかもしれないですが、この2つはいずれにしても、電子書籍制作とはまた別の工程がなければならず、それを出版社にもとめても、それが常態化するまでには、とても多大な時間がかかると思っています。

・すでに実現している、EPUBリフローの電子書籍を
 デバイスとビュアアプリの機能で読み上げする
であれば、すでに実現できています。
目の不自由な人からみたら、図表が読めないなど不足があって80点の出来かもしれないけど、別なコストを製作時にかけるのではなく、その分をデバイスとアプリの発展につかうほうがいいと思います。
逆に、目の不自由な人にも、100点でなければ×=0点ではなく、80点を90点95点にすることに理解と協力を求めたい。

DAISYへのEPUBからの自動変換は、可能性があるのかもしれないし、すでに実現できてるかもしれない。

ということで、今度の新刊『電子図書館・電子書籍貸し出しサービス 調査報告2014』は、表組みをテキストにしたEPUB、を試してます。

興味のあるひとは、もちろん買ってくださいw