野口勝三センセ(京都精華大学助教授)が『知恵蔵』(朝日新聞社)で執筆しています。担当されているのは、「現代社会と思想」というページの「現代社会/国際」。「ジェンダー」「リベラリズム」「リバタリアニズム」「多文化主義」「世界システム」等々について解説しています。とてもコンパクトにまとめられていて、素人にも読みやすいです。
● 朝日現代用語『知恵蔵』(朝日新聞社) 2650円
野口勝三センセ(京都精華大学助教授)が『知恵蔵』(朝日新聞社)で執筆しています。担当されているのは、「現代社会と思想」というページの「現代社会/国際」。「ジェンダー」「リベラリズム」「リバタリアニズム」「多文化主義」「世界システム」等々について解説しています。とてもコンパクトにまとめられていて、素人にも読みやすいです。
● 朝日現代用語『知恵蔵』(朝日新聞社) 2650円
貴戸理恵さんによる「よりみちパン!セ」の第二弾。「無理しておとなになる必要なんて、ぜんぜん、なかった。「今」は「将来」のための手段なんかじゃないし、「一人前」になっちゃったおとなの人だって、ホントはいつだって、降りていける」。
社会学の研究者である貴戸さんが、教育やジェンダーについてわかりやすい言葉でメッセージするエッセイ。考え方の基本は、いわゆる「近代主義批判」というやつだが、彼女自身の経験に問いかけるように言葉を編んでいる姿勢に好感が持てる。近代の矛盾の中で生き難さを抱えている若者に、新しい世界像を与えるだろう。大事なのは、世界像を複数持っていることなのだ。
● 貴戸理恵『コドモであり続けるためのスキル』(よりみちパン!セ/理論社) 1200円+税
昨日、10/22(日曜日)に大阪で初めて行われた性的少数者たちのパレードは、900人もの参加者を集め、大成功のうちに終わったとのことです。スタッフを務めたみなさん、歩かれたみなさん、本当におめでとうございます。
なんでも大阪の市長さんや知事さんからも祝福のメッセージが届いたそうで、今回のイベントが、性的少数者の運動をまた一歩前進させたことは間違いありません。こうやって各地で社会的に声を上げていく人々が増えていけば、もっと性的少数者が生きやすい世の中になるのでしょう。来年もがんばってください!
巨漢のドラァグクィーン、マツコ・デラックスがTBS系のワイドショー「ピンポン!」にレギュラー出演している。先週は知らずに見過ごしてしまったが、今日はバッチシ拝見。なんだか感慨深かった!
午前中から見るマツコの姿はかなりのインパクトで、福澤アナはじめ周囲を喰っていた。おぉ、これでスター街道まっしぐらかもしれない。「クィア・ジャパン vol.3ーー魅惑のブス」の表紙を飾った辺りでブレイクするかと思っていたのだけど、まだ早かったのかタイミングが悪かったのか、メジャーにはならなかった。オネエタレントの活躍のおかげで世間もオカマに慣れ、ちょうど彼らの影が薄くなったきたところでの、満を持しての登場。
その毒々しさを失わずに、このまま芸能界でトップ目指してがんばってほしい。テレビのこちら側から応援していよう。
ということでもないのだけど、趣味が高じて、最近やたらいろいろな人のカップリングをやっている。もちろんお金をいただいているわけではなく、単なるボランティアなのだが、とても充実感がある。
大方の人は人生においてパートナーを見つけることにプライオリティがあって、でもなかなかお相手が見つからないことで悩んでいる。そんなみなさんのお役に立ちたいと、おせっかいに生き甲斐を感じる今日この頃なのだ。以前からその傾向はあって、周囲ではありえないカップルを作るのに定評があったし、QJr vol.1でもお見合い企画をやったのだけど、ここのところやけに過熱気味。
ゲイの社会的な問題については、もう尾辻かな子さんやら次世代の活動家やらに安心してお任せできる状況なので、おばさんはお見合いババァでもやっていればいいと思っている。ネットの出会いやハッテン、ゲイバーなどではいいお相手を見つけられない人のお手伝いこそ、活動引退後の生き甲斐? っていうか、自分のシモの現役感がなくなってくると、代替行為として他人のシモの世話をしたくなるのかもね(笑)。
いまもお預かりしている方が何名かいるので、どなたかいい「物件」があったら、ぜひとも情報を交換しましょう。ただし、自薦だと背景がわからないので、お友達で推薦できる人がいたらご連絡ください、ということで。いつか、おせっかい好きな人の「仲人リンク」を作ってもいいかもね。
顔に染みができるのを恐れて夏の間さぼっていた散歩を再開。
秋の空は高く、空気が澄んでいて気持ちがいい。殺伐とした気分にさせてくれる本を数冊一気読みした後なので、心身が癒される。高血圧や糖尿予防のためばかりでなく、心のデトックスをしないと、仕事ができなくなった。勢いだけでは走りきれないお年頃ですね。
気持ちのよい晴天に河原の猫ちゃんたちもお昼寝。猫への欲求がこみ上げてくる。あぁ、捨て猫の斡旋団体の門を叩こうか、どうしようか。タヒチへ行って猫殺しの作家に、殺生する前の子猫を譲ってくれるよう頼もうか(笑)。手が自然に猫を求めてしまう。猫欲者?
突然、自分の出した本が「本当にちゃんと書けていたのか」と不安になり、読み返してみる。が、ページを繰り出したら止まらない。自分の考えと同じことが書かれているし、期待通りの展開になっていく!(当たり前) 一気に読み終えて、なぜか安堵。『男子のための恋愛検定』(理論社)けっこう面白いじゃん。
『さびしさの授業』も、出版後「あれでよかったのかなあ」としばし疑問がまとわりついて離れなかった。でも間をあけて読み直してみたら、まあ、こんなものだろう、と落ち着いた。結局、書いた本は自分以上の内容にはならないし、そのときいっしょうけんめい文章を綴れば、自分以下のものにもならない。妙な納得を得た。
大阪府議の尾辻かな子さんの活躍や、ジェンダーフリーなどをめぐる保守派の巻き返しで、ゲイコミュニティの中でも「政治」への意識が高まりつつあるようです。とてもいい傾向ではないでしょうか。自分たちの共益を実現するために積極的に政治にコミットメントすることは、今後、絶対に必要。
そうした議論を深める場として、玉野真路氏(アリーチェ)がmixi内に「セクシュアリティと政治」というコミュニティを立ち上げました。興味のある方は参加されたらいかがでしょう。まずは、当事者のコンセンサスを形成していく場を持つことからはじめなくてはなりません。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1233034
なにやら黒い影を感じるニュースが2つ。都城市の男女共同参画社会づくり条例から、「性別又は性的指向(以下「性別等」という。)にかかわらず」という文言が削除されようとしている件と、東京都の石原慎太郎都知事が、歌舞伎町や新宿二丁目に条例で規制をかけたいと発言した件、どうも嫌な感じですね。こういう動きには警戒をしたほうがいいと思います。
詳細については、尾辻かな子さんのブログと、Japan Gay Newsを読んでみてください。
日テレの「ダウンタウンDX」という番組で、俳優の佐藤B作がこんなネタを披露していた。同窓会の後で幼なじみの男性と二人で山に登ったとき、ふいに愛を告白され、迫られた。気持ち悪く、「怖かった!」
その話しぶりにまったく友情も憐憫もなく、ただ同性愛への嘲笑しかないことに、すごく不愉快になった。いっしょに笑うだけだった周囲のタレントに対しても、憤慨している。
その幼なじみだって、本当に佐藤のことが好きで、思いあまって気持ちを告白し、ノンケの男性が女の子にするのと同様に迫っただけだろうに……。まあ、気持ち悪く感じてしまったことを責める気はないが(それは人それぞれの感性だから)、でも、そのことで友人を世間の笑い者にし、少なくとも佐藤の旧友たちには個人が特定できるようなディテールまで公開し、「それ以来会ってない」などと斬り捨ててしまうのは、ひどすぎる。
こういう番組を放送することは、差別語を不用意に口にしてしまうことより、よほど悪質だ。人権とか差別とか以前に、人間としての想像力ややさしさのかけらもない。俳優業をしていればゲイのひとりやふたり知人にいるだろうに、そういう人たちへの配慮はないのか。そんなことで役者ってできる商売なのか。
http://www.ytv.co.jp/dtdx/contents/midokoro/midokoro.html