年別アーカイブ: 2012年

第24回■すべての人の心へ花を〜うちなー時間とてーげー女

松山のテレクラ、店名などは、まったく覚えてないし、早取り制か、取り次ぎ制かも忘れたが、確かにビジネスホテルのすぐそばにあったことだけは記憶している。全国展開のチェーン店などではなく、地場の店だった。いずれにしろ、こじんまりとしたところで、10名も入ればいっぱいになる。

どんな流れでアポを取ったかわからないが、公衆コールで、これから飲みに行こうというものだった。歌舞伎町であれば、すわ、キャッチと危険信号が灯るが、南国ムードに浮かれていたのか、すぐに待ち合わせをして、会うことにする。

待ち合わせ場所はテレクラの側のビジネスホテルの前。公衆コールなので、すぐにやって来た。現れたのは、いかにも沖縄の女性という感じの目が大きく、彫が深い、南洋風。ゴーギャンの描く絵の中にいそうな雰囲気(当然、容貌がではなく、雰囲気や佇まいがである)。20代で、“フリーター”(フリーターという言葉そのものは、既に91年には一般化していた)だ。

その女性は明るい笑顔で迎えてくれ、腕を組んで、松山の街を進む――といってもこちらは不案内。ぼったくりの危険も感じないわけでもないが、なんとなく、大丈夫そうな感じなので、彼女に従い、行きつけという店に行くことにする。もっともスナックやクラブではなく、大衆的な居酒屋で、沖縄料理と泡盛(古酒)が美味しいというところである。どうみてもぼったくりとは無関係そうだ。

多分、その店で初めて豆腐ようやスクガラスを食べたと思う。その女性は、流石、「うちなんちゅ」らしく、泡盛をかなりの勢いで飲んだ。次から次からという感じだ。私はといえば、泡盛に口をつけただけで、古酒は撤収して、すぐにオリオンビールに変えた。

どんな話をしたかは相変わらずよく覚えていないが、沖縄の観光地としての魅力みたいなものを教えてくれたような気がする。沖縄土産で有名な「ちんすこう」を熱く語ったのが記憶に残っている。私自身、「サーターアンダギー」は好きだが、どうしても、ちんすこうは好きになれないが、さすがにうちなんちゅの前で沖縄銘菓の悪口はいえない(笑)。

怒涛の飲みは続く。沖縄の飲みは長いとは聞いていたが、まだ、序の口である。スタートが遅かったとはいえ、既に3時を過ぎているというのにだ。ここで、河岸を変えることになる。今度は、その女性の知り合いのスナック。知り合いの店というと、前述通り、歌舞伎町ならば、ぼったくり防止のため身構えるものだが、ある程度、話し込んだことで、キャッチ・ガールなどではないことは把握していた。安心して、ついていくことにする。

沖縄のスナックで毛遊び(もうあしび)

居酒屋からすぐ、裏通りを少し入ったところに、そのスナックはあった。予想に反して、妙に新しく、小奇麗な店だった。カウンターとテーブルが数組という小さな店だったが、スナック特有の猥雑さとは無縁である。内装も全体にスカイブルーに統一され、海や空のイメージが溢れている。もう20年以上前だが、不思議なことにそこだけは覚えていた。

その女性は相変わらずのピッチで古酒をやり、私は超薄い水割りでごまかす(!?)。流石に、彼女も少し酔ったらしく、かなり色っぽくなり、しな垂れかかり、親密度(密着度!)も一気に増していく。いい感じではある。松山のスナックで、「毛遊び(もうあしび)」が始まろうとしている。

「毛遊び(もうあしび)」とは、かつて沖縄で広く行われていた習慣で、主に夕刻から深夜にかけて、若い男女が野原や海辺に集って食事や酒を共にし、歌舞音曲を中心として交流した集会のことをいう。沖縄版の元祖“出会い系”といっていいだろう。そんなおおらかで、ゆるやかな風習があることを知っていた。当然だが、なんだか、いけそうな気もしてくる(笑)。

時間が経てば経つほど、いけそうな感じは増大していく。そんな“いけそう感”が頂点に達したのは「花〜すべての人の心に花を〜」を歌った時だった。何故か、彼女から私が喜納昌吉に似ていると言われたのだ。喜納昌吉といえば、いうまでもなく沖縄の巨星である。いわれて悪い気はしないが、当時の喜納は野性児&ヒッピーのような風貌をしていたので、少し複雑ではある(笑)。そんな流れから、カラオケタイムに突入。勿論、カラオケボックスなどではない。スナック特有のミニステージに上げられる。歌うのは、当然、喜納昌吉&チャンプルーズしかない。かの「花〜すべての人の心に花を〜」である。我ながら、見事な歌い上げぶりと自画自賛したくらいの熱唱だった。泣きなさい、笑いなさい…というリフレインは、本当に心へしみる。歌っている自分さえもジンときてしまう。その魅惑の歌声に、彼女が官能しないわけはない。

沖縄で、それも見ず知らずの女性と、しかも初めての店で、「花」を歌うなど、ある意味、シュールである。いったい、何をやっているのかという気にはなるが、サービス精神旺盛な私のこと、女性が喜ぶことなら厭いはしないのだ。

いうまでもなく、「花〜すべての人の心に花を〜」は名曲だ。浄化されるなどというと、それとは対極にある行為をしているのにおかしなものだが、心が洗われる、聖なる心も芽生えてくるというもの。勿論、女性を取って食おうというのではない。自らの心の奥底にあるもの(欲望か!)を形にしようとしているだけだ。誰も傷つけもしないし、騙そうとしているのでもない。

歌い終わると、店内では拍手が鳴りやまず、その女性もうっとりとしている(というのは、体のいい記憶のすり替えか!?)。

そんなこんなで、スナックでゆるりとした時を過ごしていたが、気づくと、既に時刻は5時を過ぎていた。東京であれば、始発に合わせ、閉店となるが、沖縄には電車が走っていないせいか、始発時間はない(バスならあるか?)。そんなわけで、5時を過ぎても、店はやっていた。流石、沖縄飲みである。飲みにかける時間が半端ではないのだ。

その頃には、完全にいい雰囲気が出来上がり、その女性からは、私の泊まっているホテルへ行きたいと言われる。これは、いけるというもの。彼女からは性的なオーラが立ち上る。しな垂れ度数がさらに増す。

まさに、いけそうなところで、私の律儀な性格が災い(!?)となる。宿泊しているホテルは当然の如く、仕事先が取ったもの。そして、同じフロアにはクルーも投宿している。鉢合わせ以前に、仕事で取った部屋を遊びで使うことに抵抗があったのだ。何か、人の金で遊ぶ、他人の褌で相撲を取るという感じだろうか。職業意識みたいなものではないが、内と外、日常と非日常の棲み分けは、ちゃんとしたいところ。

そんなわけで、私が泊まっているホテルではなく、近くのラブホテルへ行くことを提案するが、彼女は首を縦に振らない。どこに違いがあるかわからないが、ラブホテルではなく、リゾートホテルではなければ駄目だった。

私としては、宿泊先へ連れ込むことを拒否しながら、なんとか、迂回処置を講じようとするが、彼女も頑なで、了解を得ることが出来ない。押し問答ではないが、言葉や表現を変え、何度か、試みてみる。簡単にいけると思っていたら、意外なことに長期戦になる。

ところどころで、いけそうな気配を感じつつも、物事は進展していかない。同時に夜は明け、陽は上る。既に早朝というには遅い、朝になっている。多分、7時にはなっていただろう。流石、沖縄である、前述通り、そのスナックは閉店する気配はない。沖縄の飲みは、本当に長い(涙)。

朝になって

彼女と、どれくらい一緒にいて、どれだけ酒を飲んだか、正確なところはわからないが、そろそろ時間切れである。仕事の時間も迫っているし、仕事に備え、多少なりとも仮眠をとらなければならないのだ。

残念ながら、店を後にして、ホテルへと戻る。幸いなことに、そのスナックの料金は長時間いたわりには格安で、懸念していたぼったくりでもなかった。やはり、南国の女性は優しい。彼女からは家の電話番号を聞いたが、結局、電話することはなかった。多分、既に、次のことを考えていたのだろう。

ちなみに、1時間ほどの仮眠後、何もなかったようにクルーと合流し、普通に仕事をこなしたことはいうまでもない。やはり、偉いぞ俺!だ。

本土とは異なる沖縄の“うちなー時間”と、おおらかで、のんびりとした沖縄の“てーげー女性”に翻弄された夜(から朝)である。この沖縄の夜のことは、いまでも忘れられない。多分、テレクラの「旅打ち」に目覚めたのは、こんな“洗礼”があったからだろう。勿論、沖縄では、後日、ちゃんと雪辱もしているのだ。失敗は成功のもとである。

土地、土地にテレクラあり、その土地、その土地に出会いあり――この連載でも機会があれば、全国行脚(!?)の模様なども小出しにできればと思っている。ストリートからロードへ。テレクラ遊びの全国展開やー!

フランス期間終了

今朝、イザベルがフランスにかえりました。
約3週間。長かったようなあっという間だったような。
その間、
イザベルが遊びに行った先々で、お菓子を買ってきてくれるので
我が家のおやつは充実してました。

このチョコレートもそう。人から聞いた話によると、六本木の有名なお菓子屋さんのものだそうです。
たしかに旨かった。
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娘、もうすぐ2歳

日々の忙しさにかまけていたら
あれよあれよとしているうちに気がつけば師走ですね。

年が明けたら娘の晴は2歳になります。

去年の今ごろは確か突然離乳食を拒否しだして
ボーロ以外はほとんど口にしない1カ月を過ごしていたはず。
おっぱいやミルクはすでに8カ月のころに拒否されていたので、
ものすごい心配した記憶が…。

そんな親の心配をよそに、娘はすくすくと育ち
ここ最近ハマっているのは、みかん、粘土、うなりやベベン、コッシー。
あとイザベルのきのこにも。

お部屋2472/風営法改正の問題点 1/ダンスを外すことで起きること

前回の予告通り、風営法改正が抱える現在の問題点について論じておきます。

先に結論を言っておくと、Let’sDANCE署名推進委員会Let’sDANCE法律家の会が提唱する方向での法改正は極めて難しいと私は思っています(以下、このふたつの団体を「Let’sDANCE」としておきます)。また、場合によっては私自身が反対に回りかねない。

だからと言って署名運動が無駄とは思っておらず、これだけこの問題が浸透したのは明らかに彼らの貢献です。あとは早く方向転換をするか、出なおした方がよく、そのためにはとっとと10万人集まって結論が出た方がよいとも思ってます。

皆さん、「議論をしよう」と言いながら、議論がなさすぎ。私も避けていたところがあるのですが、もう避けるのはやめました。メディアもLet’sDANCE礼賛で、内容を吟味する姿勢がなく、おそらく気づいてさえいないので、そもそも法改正を言い出した私がやるしかねえかなと。
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お部屋2471/これからやるべきこと

選挙の結果を見てダメージを受けている人たちも多いことでしょう。気持ちはよーくわかります。負けをいっぱい積み重ねてここまで生きてきた世代の方が強いかもしれず、「もうダメだ」なんてことは断じて言わない。これからですよ。

毎年11月は睡眠障害とともに精神的にもホントにダメダメになるのですが、その時期を越えて、選挙も終わり、原稿書きもさっき終わったので(直しがあるかもしれないけれど)、現在は私はやる気満々です。ここ数カ月でもっとも元気かもしれない。これも沢田研二のおかげよ。正味の話。

選挙って、2週間や3週間で結論を出すものではないのであります。自民党が圧勝したのは選挙制度に問題があると言っても、そんなん、前々からわかっていることじゃないですか。負けたからって急に言い出すことではない。ここに問題があるんだったら、たった今から、それを改正するために動き出すか、その制度に則った対策を次回の総選挙に向けて練り始めればよい。
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女芸人 vs 女装パフォーマー!!

H11SD_230.jpg12/26のエフメゾ大忘年会に、余興を用意しました。「女芸人 vs 女装芸人!!」というタッグマッチです。

女芸人は、東大大学院修了の才媛でありながら、31歳にして処女を売りにするキタサヤカ(中央線シンデレラ)。対するドラァグクィーンは、エフメゾの開店パーティで二丁目デビューを果たした新人だったのが、いつのまにか女ホルを打ち、豊胸手術までするに至ったアロム奈美江。どっちの芸が面白いか? どっちがほんとの女なのか?! どっちが女として幸せなのか!!!

観客になっていただくお客様の投票で彼女らのパフォーマンスを採点していただき、負けたほうが勝ったほうのギャラを払う、という罰ゲーム方式となっております(←店は腹が痛まない)。アロムちゃんは豊胸手術直後ということで、「傷痕生々しいシリコン乳をひっさげて、寒いネタで勝負します」とメッセージ。キタさんからは、「アロム奈美江さんの豊凶手術したての胸を借りてがっぷり四つに組みたいと思います!」と挑戦状が届けられております。はたして、どんな勝負になるか。紅白歌合戦よりも面白い、かどうかはわかりませんが(笑)、皆様、ぜひとも観戦にお越し下さい(ショーは22時くらいから)。

profile.jpgアロム奈美江/女装パフォーマー、ライター、ホステ ス。ゲイ雑誌『Badi』の編集者を経て 、現在はIT系の会社員として働く傍ら 、クラブイベントでショーガールをし たり、渋谷のオカマバー『2丁目渋谷ゴ ールデンGUY』でホステスとして活動中。

キタサヤカ/芸人・ライター。1981年生まれ。東京大学大学院 総合文化研究科を修了後、ITベンチャー・コンサルティング企業勤務を経て、現在女性芸人コンビ「中央線シンデレラ」として活動中。大学院では近代日本文学専攻(谷崎潤一郎を研究)。【出演番組】:クイズプレゼンバラエティーQさま!!(テレビ朝日) クイズタイムショック(テレビ朝日) 神々の勲章(フジテレビ)
【ツイッターアカウント】: @chuousen_kita

お部屋2470/完璧ではいられなかった男の話

締切に追われているのですが、「ちょっと休憩するか」と昨日私は荻窪に出かけました。そこには沢田研二がいました。

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一夜明けてもなお沢田研二のことが頭から離れません。人気絶頂だった時代の沢田研二よりも、今現在の沢田研二に私は強く惹かれています。
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シルブプレ

コツボの子どもは、イザベルの個展で買ったキノコが大のお気に入りのようです。
テレビをみるときは必ず
ソファにのぼる→キノコを抱く→指をしゃぶる
が一連の流れだそうです。

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鉄は……、キノコはどうでもいいようです。
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