年別アーカイブ: 2009年

さらに先の図書館Webサービスと、保存体制のバックボーン案

これまで勤務先では、ブログをはじめソーシャルブックマークサービス、ブクログ、そしてGoogle AJAX Feed APIなどを利用し、様々なWebサービスを展開してきた。
最近では、公開準備段階でまだ公式サイトからのリンクは貼っていないが、「結城市関連論文ナビゲーター」というサービスの準備を進めている。
これは、図書館側で用意した地域に因むキーワードをクリックするとCiNiiを検索して、全文表示可能な論文を表示するものだ。
公共図書館ユーザーにとって、CiNiiはあまり馴染みのあるものではなかったと思うが、ネットワークと資料のデジタル化のおかげで、CiNiiに収録されている膨大な学術情報を能動的に提供できることを示す事例として、これは意義があるのではないかと思う。
なお、このプログラムを製作した当館スタッフの牧野雄二が、国立情報学研究所主催のCiNiiウェブAPIコンテストに応募している。

「結城市関連論文ナビゲーター」のような路線で考えると、例えばPORTAなどの外部データベースのパーマリンクを利用し、選書感覚でセレクトしたデータに、図書館サイトから利用者を誘導することにも大きな可能性を感じる。

図書館のWebサービスを介して資料を知る利用者もいるだろうし、最近の図書館はそういうこともやるんだなぁ、と関心を持ってもらうきっかけになってくれることも期待している。
だが、これらはすべて図書館にしかできないことというわけではなく、やろうと思えば個人にも可能なことである。
現状手が届きつつあるこうしたWebサービスの方向性は、図書館固有の機能と呼ぶにはまだ少々足りない。
ではこの先、どうすればいいのか?

やはり司書が利用者や情報に対し、図書館や図書館サイトで自館にアクセスされるのを待ち受けるだけでなく、能動的に仕掛けていくことを考えたい。
つまり、非来館者サービスとしてのWebサービスという次元を超えて、図書館サイトに来る人だけでなく、Web上の一般的な場所にも司書が出て行って、積極的にサービスする試みも必要だろうと感じている。

そういう意味で、これまでにiGoogleガジェットを用意してみたが、これもユーザーがわざわざ組み込まないと使えないのだから、まだまだ満足できるレベルとは言い難い。
検索バーへのプラグインにしてもそう。
まだ図書館(サイト)を知っている人だけを対象としたサービスの域を出てはいない。

そんなことを感じていたので、先日国会図書館が三菱総研に調査を委託している次期システムの検討会議「国会図書館情報検索サービスの利用者ニーズに関するディスカッション(第6回)」に参加した際、メーカーが工場からパソコンを出荷する時点で、あらかじめブラウザーの検索バーにPORTAを組み込んでおいてもらえないだろうかという意見を出してみた。
結構無茶な意見だったかな?とも思うし、実現するかどうかはわからないが、そういうことができれば、今よりも図書館を身近に感じる人は増えるだろう。
さらに、国会図書館の資料の電子化を見越した場合、PORTAの検索結果から当該資料を所蔵している公共図書館一覧が表示できて、最寄の図書館にリンクするといった導線が必要だと思ったので、そんな仕掛けをぜひ用意して欲しいと提案してみた。
また、前回書いたOCLCのウェブスケールに関することもある程度話すことができた。
現状は、まだまだ分担保存体制が確立されておらず、他館の所蔵を確認してそれぞれが保存・除籍を考えるといったルールも整備されていないところが多い。
例えば僕が勤務している茨城県に関していうと、市町村と県との関係は、分担型なのか県内の最後の砦として県立が控えているのか、まったく不明確な状態であり、最近になってようやくその点を議論しようという機運が高まりつつある程度の状態に過ぎないのだ。

少なくとも司書は、ルールが整備されていない段階である以上「最後は国会図書館が持っていればいい」ということで安心して思考を停めてはいけないだろうと思う。
地域の図書館が地域のアーカイブとして責任を持つ分散管理型でいくのか、市区町村の後ろに都道府県、さらには国会図書館がバックアップ機関としてアーカイブしておく体制になって行くのか、今のところはいずれとも言えない曖昧な状況である。
だが最低限、除籍しようという時点で他の図書館が持っているのかどうかを知らせてくれるアラート機能が働くような総合目録は必要ではないかと思う。
個人的には、その資料が単に地球上に存在するという保証があれば良いのではなく、図書館はその資料を利用する人のアクセシビリティも考えた方がいいと思うので、できれば都道府県立図書館の機能を強化することが望ましいと思うが、ともかくそうした議論さえまだ始まってもいないように思う。

保存体制を支えるシステムとしては、総合目録の構築を前提にウェブスケール的なシステムを構築するのが、いま考えられる限りでは最も有効ではないかと僕は思う。
さらにもうひとつ考えられそうなのが、都道府県立図書館は、ゆにかネットやNACSIS-CATに接続できるのだから、その傘下に各市町村を束ねたミニ総合目録をつくり、コントロールする方向性だろうか。
あるいは、図書館システムベンダーならば自社製品の目録を集めることも容易だろうと思うし、公共図書館界最大のMARCサプライヤーであるTRCならば、公共図書館版OCLCのように発展できる可能性もあるかもしれない。

PORTAに代表されるWeb上の情報源という点でも、もちろん国会図書館には大いに期待しているが、そうした他機関を利用する方向とは別に、地域の図書館ならではの主体的なWebサービスとしては、どんなことが可能だろう?

その地域の司書がレコメンドする情報、という部分にしか価値が残らないとしたら、その情報発信自体、いつまで存在意義を保てるか、確信は持てないと僕は思う。
だから、これまでやってきた路線とは別にもう一本、全く違ったことをやる必要があるんじゃないかと考え、現在新しい構想を練っている。

ところで、こんな具合にWebサービスをどんどん発展させることに対し、キーとなる人材が異動したらサービスが止まってしまうではないかといった懸念を聞くことがある。
確かに、サービスの安定供給を旨とする考え方は正しいと思う。
だが、一人や一部だけではなく、多くのスタッフを巻き込んで一緒に話を進め、動き出して習慣化させることができれば、安定したサービスとして定着させ得るというのが僕の実感だ。
あとはそのサービスを評価し、不断に改良し続けられれば良いと思うが、そこにはどうしても人材の問題が絡んでくる。
自治体の人事制度や委託などの問題ともリンクするので、ここで詳しく言及はしないが、ともかくいま現場で出来ることを、何か一つでも始めてみることが大事なのではないかと思う。

お部屋1979/図書館の中では見えないこと 8・デジタルとアナログ【追記あり】

1963/多摩図書館廃棄本問題と「書影使用自由」の表示
1966/廃棄本・里親探しの実情
1967/改めて地域資料を調べてみる
1968/除籍予定本の大半は多摩の資料ではないのでは?
1969/図書館の中では見えないこと 1・図書館はコンビニである
1970/図書館の中では見えないこと 2・こんな図書館があったら
1971/【必読】多摩図書館廃棄本についての正確な情報
1972/図書館の中では見えないこと 3・図書館の本はC級品
1973/図書館の中では見えないこと 4・図書館と税金
1974/情報を訂正するためのツール
1975/図書館の中では見えないこと 5・断裁の現実
1976/図書館の中では見えないこと 6・私設図書館とコレクター
1977/図書館の中では見えないこと 7・本は商品である
 
 
やっとまとめ終わりました。

出版の話は図書館の話の中で出すより、出版の話として出した方が興味を抱く人が多いでしょうから、このあと、新刊宣伝用のシリーズをやるとしたら、そちらで出すかもしれませんが、こちらでは出版業界の話を簡単に済ませ、今回を入れて、あと3回で終わらせます。説明部分をすっとばしているので、なんでそうなるのかよくわからん人もいるでしょうが、あとは各自考えるように。
 
 
都議会の議事録で経緯を確認してみました。今回廃棄される地域資料に限った答弁は見当たらなかったのですが、都立図書館の体制変更に伴う廃棄問題については、以下で取りあげられています。

2001.12.11 : 平成13年_第4回定例会(第16号)
2002.02.19 : 平成14年文教委員会
2002.02.20 : 平成14年_第1回定例会(第1号)
2002.03.04 : 平成14年文教委員会
2002.03.07 : 平成14年_第1回定例会(第5号)
2005.09.30 : 平成17年文教委員会
2006.12.01 : 平成18年_第4回定例会(第15号)
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落語を観るならこのDVD

「平成落語論─12人の笑える男」(講談社現代新書)の著者、演芸評論家・瀧口雅仁が選ぶ名演DVD落語50本。

古今亭志ん生、桂文楽、桂枝雀、柳家小三治、三遊亭圓楽、立川志の輔……。

今は寄席で観ることができない名人芸、旬の落語家の名演DVDの演目の背景から「観」どころまでを1本ごとにじっくり解説。

寄席に行く前に予習したい駆け出しファンやなかなか生で観る機会がない人へのガイドとしてはもちろん、DVDごとに解説しているので、ベテランファンが手元に置きたい1本を検討するのにも役立つ一冊です。

巻末には紹介したDVDのデータ一覧に、落語家、演目、タイトル索引付。

※DVDはついていません。

「米沢嘉博記念図書館」の開館記念シンポジウム

『ず・ぼん』15号で取材をさせてもらった「米沢嘉博記念図書館」の開館記念シンポジウム、「マンガ・アニメ・ゲーム・フィギュアの博物館学」に行ってきた。

4時間の長丁場だったのですが、司会の森川嘉一郎さん、話が上手というか、人をいじるのがすごく上手い。いや、楽しかったです。

中でも、明治大学国際日本学部准教授 藤本由香里さんの「マンガの国際・学際的状況」という話が面白かった。
「へー」と思うことの多い話だったので、箇条書きで記しておきます。

・日本はマンガ大国
出版業界全体のうち、マンガの売上が占める割合
日本→25%(5000億円)
フランス(世界第二位のマンガ国)→7%

・フランスのマンガ
ハードカバー、大判、オールカラーで高価。大体2000円くらいする。

・アメリカのマンガ
ペラペラのフリーペーパーみたいな形が多い。オールカラー、広告ページが多い。書店ではあまり流通していなくて、日本でいうキオスクみたいなところで売られている。
マンガは完全分業制で作られている。脚本家、線を引くペンシラー、インクを入れるインカー、とか。映画と同様。著作権は発行会社に属する。

・海外でうける日本のマンガ
忍者、サムライものが受けている。『ONE PIECE』も人気はあるが、「NARUTO -ナルト-」の方が圧倒的な人気。ドイツでは少女マンガ、そしてなぜか「ふたりエッチ」が人気。
「ドラえもん」はアジアのみで人気。日本でいう「ガロ系」マンガは欧米で評価が高い。特に辰巳ヨシヒロ、丸尾末広など。

・右綴じ、左綴じ問題
以前は英語などに翻訳するさい、右綴じの日本のマンガを左綴じ用に作りなおしていたが、最近は右綴じのまま出版する傾向がある。その方が安上がり。

その他、マンガを研究する意義、世界から見た日本文化とは、などの話題。

「ず・ぼん」15号でインタビューさせてもらった森川嘉一郎さんにも挨拶できてよかった。

お部屋1978/断裁と裁断は違う

「図書館がどうなるのか」を説明するため、「出版界はどうなるのか」という話を書いていたのですが、あまりに長くなってしまいました。「出版界を筆頭とした既存メディアの現実と未来」というテーマについては、「マツワル」で今も書き続けていて、すで連載は140回を超えています。これをコンパクトにまとめることはなかなか難しい。

たぶん私の読みは当たるだろうとは思うのですが、そうなる根拠として他業種のことまで持ち出す必要があって、丁寧に説明すればするほど読む人が減る上に、読んだところで理解できない人も増えるので、大幅に端折ろうと思うのですが、その作業が終わっていないです。

なので、今回は図書館の話はお休みをして、「訂正・お詫び・宣伝・言い訳」をやっておきます。

まずは他人の訂正。「1975/図書館の中では見えないこと 5」に断裁について書きました。ネットではこれを「裁断」としている人たちがけっこういることに気づきました。

この場合は「断裁」とするのが正しい。通じればいいってもんではありますが、「断裁」と「裁断」は意味がちょっと違って、出版界において、廃棄の意味で「裁断」を使用することはないと思います。詳しくは、当該エントリーに追記しておきましたので、そちらを参照のこと。エロライターが書くことでもちょっとはタメになりましょう。
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『二人で生きる技術』●Gay Life Japanで紹介していただきました

オンラインマガジン「Gay Life Japan」で、ポット出版の新刊『二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ』を紹介していただきました。

後藤純一さんによる文章です。

Gay Life Japan | 『二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ』

二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ

著者●大塚隆史
定価●2,200円+税
ISBN978-4-7808-0135-4 C0095
四六判 / 280ページ / 並製

目次など、詳細はこちら

『落語を観るならこのDVD』ができるまで●1.瀧口雅仁さんとの出会い

明日、『落語を観るならこのDVD』がいよいよ取次搬入です。書店には11/7(土)頃から並び始めます。注文取り寄せも可能ですし、オンライン書店でもお求めいただけます。落語がお好きな方はもちろん、興味がある方にも役立ち、楽しめる内容ですので、是非お求めください。

振り返るとこの企画が出たのは半年以上前の3月。あの時はまだまだ先だと思っていたのですが、いざ発売を迎えるとあっという間です。書誌情報ページの編集者から一言でも書きましたが、沢辺さんがBSで立川志の輔師匠の落語を見たのがきっかけで、「落語の初心者が予習できるようにDVD紹介本をつくったらどうか」という話になり、出すことが決まりました。

とは言っても、企画先行で制作が決まったものの、ポットでは落語の本を出したことはなく、誰に書いてもらうかという点が最初の悩みでした。

最初はポットサイトで以前「武田浩介の東京遊輪記」を連載していただいていた武田浩介さん(武田さんはいわゆる「天狗連」というアマチュア落語家であり、独演会もやるほどのディープな落語ファンなのです)に書き手探しの相談をしました。そうして書き手が見つかるかもしれないからと紹介していただいたのが夢月亭清麿師匠による連続講座「物語・落語現代史」。さっそく沢辺さんと二人で講座を聴きにいくことになったのです。

講座が終了し、ディープな落語談義が飛び交う打ち上げの飲み会。そこで出会ったのが「物語・落語現代史」で聴き手をされていた武蔵野美術大学の今岡謙太郎さん。演芸がご専門で、落語ファンとしても深い今岡さん。今岡さんに企画の話をしたところ、推薦していただいたのが本書の著者・瀧口雅仁さんでした。そうして、ポットに今岡さんと瀧口さんがいらしていただくことになったのです。

著者として書いていただくことになる瀧口さんは気さくで時折笑いを混ぜつつ、江戸っ子気質のカラッとしたところがおありで、第一印象は「落語が好きそう。」という当たり前のような失礼のような身もふたもないような印象をもったのを覚えています。直接お話した中で、瀧口さんに執筆をぜひお願いしたいということになり、快諾いただけました。この頃には35ブックスの対象商品となることも決定していて、11月上旬発行で頑張りましょう、となった訳です。

瀧口さんは演芸評論家として、講談社現代新書『平成落語論』などの書籍はもちろん、今回の企画のメインである落語DVDの解説も書かれていて、文の世界で落語の魅力を伝える一方で、プロデューサーとしても落語会を自ら企画して開催するなど辣腕を振るっている方。にわか落語ファンの私とは、知識、経験など様々な点で天と地の差なわけで……。楽しみとドキドキの制作が開始となったのです。

続きます。

ポット出版社長・沢辺均の日記-46[2009.11.03〜11.05]

●2009.11.03火(祝日)
12時30分に事務所に出て、たまったメールやら雑用やらを片付けたり、「ず・ぼん15」のことを那須などと相談したり、はたまた、内職したり。真夜中の2時ころにやっと那須が入稿を終える。
祝日にも関わらず、出版チームの髙橋も応援に駆けつけてきてくれ、デザインの山田も出勤。
二人ともぎりぎり終電まで。ご苦労様、そしてありがとう。
おいらは、ほとんど、横にいるだけ。ポットのチーム力もあがったもんだ。
出版チームイチバンの若造=大田がとぼけたようだ。今度、こってり説教しよう。
うーん、気力が萎えるな、。面倒だな。
編集チームも出てきてるのがいて、佳境にさしかかってるようなので、
近所の生協スーパーで材料を買って、すき焼きをふるまう。もちろん、牛肉はたっぷり用意。
最後には1パック(たしか300グラムくら)余る。
力つけてくれ。

●2009.11.04水
ギリギリ11時に事務所に滑り込み。
このサイトの、「マガジンポット→松沢呉一の黒子の部屋→お部屋1977/図書館の中では見えないこと 7・本は商品である
の図書館の資料収集・保存の話がおもしろい。
図書館の一部にいる、原理主義への猛烈な批判。
ははは、実は「ず・ぼん」編集委員たちとだぶってたりする。
編集委員たちは、もちろん人柄はいいし、夜遅くまで図書館をめぐる活動をしてるし、
その知識などのも深いんだけど、やっぱり原理主義が抜けないな、と思うのだ。
オレは松沢派、だな。
21時には新宿二丁目のFメゾ(毎週水曜のみオープンの伏見憲明さんマスターの店)。
京都の精華大学の野口勝三さんが来る、というので、本の執筆の催促をかねて行く。
国会議員をはじめ、ピンクベアさん、べーすけさん、ぼせくん、前ちゃん、などなど、
覚えきれないほどのおなじみのメンバーと一緒に朝5時まで、おしゃべり。
だだ一人のノンケ。ははは、心地よい、ぞ、仲間扱いされて。
野口さんに、カントや「ひとそれぞれ」=ポストモダン・価値相対主義、などなどの話しと、
解説をせがんだ。本のテーマは自由論で、今月中にプロットを出してくれることになった。
指切りゲンマンしたぞ。

●2009.11.05木
今日も、11時ギリギリ。
午前中から出版会議。
それから、「落語を観るならこのDVDの販促として計画中の、[書店のお店で寄席]の営業やら、ドットブックのことやら、
制作中の本の進行相談(千代田区立千代田図書館の指定管理の総括)やら、
版元ドットコムの電子書籍勉強会の準備やら、代々木図書館新聞の準備やら。
あ、6月のわがバンドのライブDVDがやっと完成。あとは、複製して、函にいれるだけ。
うん、こまごまとしたことがいろいろすすめられたな。
今日はあがろう。

お部屋1977/図書館の中では見えないこと 7・本は商品である

1963/多摩図書館廃棄本問題と「書影使用自由」の表示
1966/廃棄本・里親探しの実情
1967/改めて地域資料を調べてみる
1968/除籍予定本の大半は多摩の資料ではないのでは?
1969/図書館の中では見えないこと 1・図書館はコンビニである
1970/図書館の中では見えないこと 2・こんな図書館があったら
1971/【必読】多摩図書館廃棄本についての正確な情報
1972/図書館の中では見えないこと 3・図書館の本はC級品
1973/図書館の中では見えないこと 4・図書館と税金
1974/情報を訂正するためのツール
1975/図書館の中では見えないこと 5・断裁の現実
1976/図書館の中では見えないこと 6・私設図書館とコレクター

※「図書館の中では見えないこと」シリーズが長くなってきたので、それぞれにタイトルをつけました。
 
 
以前、ポットの沢辺さんがgoogleブック検索について書いた時に、googleが営利企業であることをもって批判する書き込みがありました。

googleブック検索をめぐっては、著作権の問題よりも、電子書籍マーケットをめぐる思惑で面倒なことになってきているように見えて、ここは営利だからこそと言えますが、営利がいけないなら、ほとんどの出版社は否定されなければなりません。

その運営において、公立図書館は営利ではないだけのことで、図書館にある本だって、大半は営利事業の産物、つまり商品だったものですから、営利事業の否定は、図書館の否定にもなってしまいます。書き手だって原稿料や印税をもらっていますから、仕事です。

潔癖な考えを持つのは自由ですが、そういう人は本について語るべきではないでしょう。
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ず・ぼん15号入稿!

昨日というか今日というか、印刷所にず・ぼん15号をデータ入稿しました。

作業中、印刷仕様をつくるため、
14号の入稿時のメールを見ていると、
去年は、8月29日に入稿していました。

某タイガース球団が首位独走のはずが雲行きがあやしくなった頃で、
なんか、台風が上陸するとかしないとか言っていたような記憶があります。
今年は、11月下旬並みの寒さで、
ドラフト会議も終了して、すっかりシーズンオフのような気分の中の入稿でした。
まだ日本シリーズやってるけど。

今度のず・ぼんは、たいやきが表紙です。