年別アーカイブ: 2007年

QJ 寄稿・じゅんこ「カマ護士は見た!」その2

55.jpg● 仁義なき戦い・前編
 毎月の中頃になると、わがホームには、泣く子も黙る恐怖の痴呆老女がショートステイにいらっしゃいます。
 彼女の名前はマリコ。
 並み居る痴呆老人たちの中でも彼女の破壊力は、他の追随を許しません。先に登場したウメさんやキミエさんのような強烈な老人を相手にしている職員たちも、このマリコさんにだけはいつも敗北を喫してきたのでした。
 日中のマリコさんは、ニコニコと笑顔が絶えない一見優しそうな老女ですが、夕刻を過ぎた頃からその姿は豹変します。 続きを読む

囚人のジレンマ

先日、『囚人のジレンマ』を読み終えました。途中で中断しながら読んだので、結局、最後の頃には最初の頃の話は忘れかかっている、という「21世紀少年」を雑誌で読んでたときみたいな結果になってしまいましたが(「21世紀少年」の最終回では、フクベエじゃないほうのともだちの正体があかされたにもかかわらず、こんなやついたっけ?状態で、ちっとも腑に落ちませんでした)。
が、読みすすめること自体は、楽しく、よかったです。今度、『素晴らしき哉、人生』DVDを借りてみてみようかと思います(話の中にでてきた中でいちばんよく覚えてる映画)。

QJ 寄稿・じゅんこ「カマ護士は見た!」その1

QJ5.jpg■ カマ護士は見た!
初出/「クィア・ジャパン VOL.5—夢見る老後!」(勁草書房/2001.5)
アタシの名前はじゅんこ
週末は新宿二丁目で番を張るおしゃべりオカマ
だけど、平日は老人ホームで介助に勤しむカマ護士なの
ここで暮らす老人たちは皆、一筋縄ではいかない猛獣たち
だけど、アタシだって負けてはいられない
オカマの意地にかけて、介護だって楽しんでみせる!
もちろん、徘徊とだって勝負してやるわ!!
1_1.jpgじゅんこ●プロフィール
介護福祉士。日々を淡々と過ごす入居者たちに、
刺激を与えるべく、ホームのイベントで女装したり、
日常の会話にゲイバーのテイストを取り入れたり
(っていうか単にオネェ丸出しなだけ)と
介護業界の異端児(というか人外)。
イラスト●みさおはるき
続きを読む

ADHD 「片づけられない症候群」って何だ?(1)

_12_0144.jpg
オーマイニュース』に次のような記事を執筆しましたので、転載いたします。
主題:ADHD 「片づけられない症候群」って何だ?(1)
副題:正式名称は注意欠陥・多動性障害
【本文】
 「片づけがとにかく苦手で部屋は散らかり放題である」
 そういう人はあなたの周りに一人でもいるのではないだろうか。
 「落ち着きがないといわれる」
 「何か思いついたことを黙っていられず、つい喋ってしまう」
 「気が散りやすい」
 「忘れ物をしやすい」
 「物忘れがひどい」
 「時間に遅れる」
 「すべき物事に優先順位がつけられない」
 「細かいことに集中できず、学業・仕事などで不注意ミスが多い」
 「手足を落ち着きなく動かす」
 「質問が終わる前に答える」 続きを読む

ライブ「秋のQ-sai大感謝sai」に行ってきた

楽器挫折者救済合宿というのがあります。
主宰が、きりばやしひろきさんという「叫ぶ詩人の会」でドラムをたたいていた人です。

ポット出版の「OYABAN 1.—おやじバンドやろうぜ」という本の取材で知りあいました。

その楽器挫折者救済合宿が、合宿に参加したシロウトさん出演のライブをやりました。

んで、そのライブ
参加者のヘタッピ(←悪意ないですよ・笑)加減がとても良かったです。

オヤジバンドだとか、アマチュアとかといわれても、結局、学生時代バンドやってた、とか
の発表ばかりのような気がしていました。

すくなくとも、発表する人は、それなりの人たち、腕に自信のある、って感じ。
「ヘタッピ」がああしたホンモノの舞台に上がるってのを見た事がなかったです。

実は、ボクはヘタッピとして、
やはり同じようなレベルの人に舞台に上がって欲しいと思っていたのです。

ヘタッピなのに舞台に上がりたがってるのは、ボクだけじゃないんだ、と思いたい。
という理由が一番ですけど、それだけじゃなく、
練習だけでなく、発表するのが音楽の面白さ・楽しさが倍増させる、と思うからです。

人それぞれ、ではあると思いますが、
発表と、合奏、。

これが音楽を自分でやることのもっとも気持ちのよくなるポイント、
だと思うのであります。

いただいたご本『社会の不思議』

shakai.jpg最近、伏見の周囲では「大ちゃん」ファンが急増中!

「だいちゃん」とはかの社会学者、橋爪大三郎先生のこと。該博で重厚な理論派といったイメージの橋爪先生だが、実はおもしろキャラ(失礼)だということが一部で知られていて、「大ちゃんって歩くウィキペディアみたい」「大ちゃんの講演なしでは生きられない」「大ちゃんの話しってバロック音楽のようで官能的!」などとマニアが悶絶寸前の声を寄せている(どこに)。

そんなところに出版されたこの新刊は、大ちゃんが小学校へ出かけていって、小学生たちの質問にぶっつけ本番で答えたライブ集だという。イラストには大ちゃんキャラまで作られていて(右下)マニアにはたまらない一冊だ。もちろん小学生向けのものながら、社会について本質的な問題を語っているので、大人が読んでも面白いこと請け合い!
 
sensei01.gifコピーは「先生の答えは、ぼくの予想を超えていました」。

「社会には、きまりがあります。でもこのきまりは誰かが決めたものではありません。気がついたら、そうなっていたのです。」

● 橋爪大三郎『誰が決めたの? 社会の不思議』(朝日出版社) 1500円+税