2009-02-13

伏見徒然草 vol.49

b0801.jpg● 伏見徒然草 VOL.49「百年の孤独」(2008.1)

ぼくには98歳になるゲイの友人がいる。「友人」と言うのもおこがましい大先輩なのだが、先方も「友だちはもう伏見くんくらいしかいなくなってしまった」とおっしゃるので、「友人」ということにさせてもらっている。

彼はその世代のゲイにしては珍しく、女性と結婚しなかったので、いまでも東京の真ん中で独り暮らしをしている。孤独を愛するタイプゆえ、あまりしつこく連絡してはうるさがられるような気がして、季節に1回くらいお電話をしたり、たまにお茶菓子など持って行くような関係を続けて十数年。最初は「ゲイの考古学」の取材で知り合ったのだけれど、ぼくのなかにもいつのまにか、友情のような感情が芽生えていた。 続きを読む…

2009-02-06

2/11(祭日)焼酎飲み放題1000円で彼氏を探す!

efu.jpgヴァレンタインデーももうすぐ! ということで、彼氏づくりに、友だち探しに、エフメゾ初心者にも参加しやすいゲイ向けパーティを企画しました!

2/11の祭日は早い時間からお店を開けて、焼酎ソフト飲み放題でなんと1000円!!のイベントを開催(採算度外視よん)。伏見ママが趣味でやっているゲイ向けのお見合い登録、恋愛カウンセリングも希望者に実施。それから、お腹がすいたときのためにカレーライスのサービスもありますので、気軽にご参加ください。初心者も、カップルも、彼氏持ちも、セクフレ希望者も大歓迎ー!

イベントの日時/2月11日(水・祭日) 17:00−19:00(以降は通常営業、通常料金)
料金/焼酎ソフト飲み放題で1000円(イベント時間内のみ)

2009-02-02

2/4(水)は通常営業

2/4(水)は通常営業です。

19:00-04:00が営業時間なのですが、最近は深夜店内にひとりもお客様がいなくなった時点で看板を消すことにしてします。遅くおいでになる場合には、お電話で確認していただいたほうが確実です。
http://www.g-token.com/bars/mf/main.html

2009-01-30

お見合い登録、仲人活動を本格化!

DSCN0250.JPG以前からの仲人趣味が高じて、いよいよ本格的にゲイ向けの仲人活動をはじめることにしました! せっかくエフメゾという場もあることだし、愛のキューピット役をさらに積極的に果たすことに。もはや、伏見はゲイというより、仲人セクシュアル?(笑)←これ、他人様のときめきの上澄みをいただく欲望

もちろん仲人料をいただこうということではないのですが(出会いの場にエフメゾを利用していただければそれでOK)、伏見に紹介を頼みたいという方にはアンケートにご回答いただき、お見合いファイルに登録してもらうことにしました。それを考慮して伏見が機会をみて随時カップリングをしていきます。すぐに「デキる」ということはないかもしれませんが、つねにいいお相手を探すべくアンテナを張るつもりです。これまでも同じことを身近でしていましたし、それでカップルになった方々もけっこういます。←むかしよくいた仲人好きな田舎のおばさんといっしょ

ただし、伏見の主催するお見合いは、見た目重視の恋愛とは一線を画していきたいと思います。所詮、外面の記号ゲームは短期決戦で消費されてしまいます。そういう関係は出会い系や発展場に求めていただいて、ここでは長く付き合えるパートナーを探すことに力点を置きたいと考えます。どんなイケメンとでもセックスなんてすぐにあきてしまいますから、それ以外の部分を大切にした出会いをゲイのあいだでも実現させたい、と。筋肉あり/なし、髭あり/なし、タチ/ネコ、デブ/痩せ……みたいなわかりやすい選択肢ばかりでない、人生のセーフティネットになるような関係性を目指せ(笑)。

なので、アンケートの質問項目を多めにしてみました。登録したい方はプリントアウトしてご回答の上、エフメゾに持ってきてください(お店で記入してくれてもいいけど)。すでに伏見と友人関係にある方はメールでもいいですが、面識のない方はやはり直接会ってみないと他の方に紹介のしようがありませんから。

すでにエフメゾにご来店いただいたお客さん9名がイベントのあいまに登録してくれました(まだの方はメールででもぜひ!)。ちなみに、こんな方々です。170/90/36、170/62/27、174/67/39、165/55/23、166/66/36、177/65/24、 173/69/30、164/53/36、172/58/23。

★ お見合い登録アンケート

● 名前(ハンドルネーム)
● 年齢
● 身長/体重
● 属性(会社員・自営業・学生…)
● 出身地
● 好きな男性のタイプ
● 趣味
● これまで付き合った関係で、いちばん長かったのは何年?(経験のある人だけ)
● 恋人との関係が駄目になった理由(経験のある人だけ)

● 現在の住居環境 独り暮らし/家族と同居/寮/他
● 恋人に望む生活形態 同棲/別居/相手によって考える/他
● 浮気に対する考え方 /セックスはパートナー間だけ/それぞれの自由/
  ある程度の関係ができるまでは二人だけで/自分はするが相手は禁止/
相手はしていいが自分はしない/その他
● 結婚について /将来日本で同性婚が可能になったら結婚する/
  養子縁組でいい/結婚も養子縁組も必要ない/その他
● 恋人に求めること
● 他人に対してこれだけは苦手だ、ということ

● 将来の夢
● 自己アピール

● 連絡先のアドレス

2009-01-27

ノンケおよび女子の入店について

mfmap.gifエフメゾはゲイバーを名乗っていますが、女子もノンケもOKのミックスバーでもあります。けれど、あくまでもゲイバーが基本で、ゲイのお客様を中心に営業を考えております。もちろん、料金もサービスも特別差を設けているわけではなく、コンセプトとしてのゲイを大切に接客していく方針、ということ。

それで、お店では冗談で「女子は差別します!」「ノンケ男子は一本のマラにすぎず」などと「差別的」な発言がママの口からしばしば飛び出したりします。そういうキャムプなコミュニケーションを「セクハラ」と感じたり、PCに反すると不快に思ったりするような方は、店の空気に馴染まないと思います。あくまでのゲイバーのノリを楽しめる方にのみ開かれた空間を心がけております。

ノンケおよび女子の皆様は、それをご了承の上ご来店ください。よろしくお願い申し上げます。

2009-01-24

田亀源五郎氏、降臨。そしてねるとんパーティ

tagame.jpg● 1/28(水) 「田亀源五郎氏、降臨&下着飲み」

エフメゾの新春イベント第一弾は1/28(水)、ご好評の「下着飲み&演歌ナイト」です。そして特別ゲストとして、あの、日本のゲイカルチャーが世界に誇る田亀源五郎先生が降臨します!! 
http://tagame.blogzine.jp/tagameblog/2009/01/ahmet_yildiz_is_9fd2.html

伏見ママと田亀先生は同世代の(リブとエロの)両極オカマですが、互いに北極と南極を目指して疾走していたら、いつのまに赤道で出会っていた、みたいな関係(笑)。下着ナイトの途中ミニトークショーを開催して、田亀先生の創作の秘密、エロティシズムの極意などについて、「コパッ…」っとあれこれ伺ってみたいと思います。下着飲みで田亀先生のお話しを聞けるチャンスなんてアリエナイこと(田亀先生は下着飲みしないと思うけど、笑)。

みなさん、ふるってご参加ください。エフメゾ名物?ブルーシートも出るよ(笑)。そしてBGMは昭和歌謡!

*下着飲みを強制するものではありません(笑)。着衣でもOK!
*女子は参加できますが下着飲みはできません。
*通常料金です。下着飲みは19:00-24:00です。

● 2/4(水) 通常営業

2009-01-18

エフメゾはできる店です(笑)

081.1_fuku.jpg友人たちにはよく知られたことだが、伏見ママの趣味は他人をカップリングすることで、店をはじめる前から友人知人のお見合いめいたことはまめにやってきた。これは、伏見ママが友情に厚いからとか慈愛に満ちているから、ではなく、カップリングすること自体が自分の快楽だったりするから。べつにそれでデキたカップルがまぐわうところを想像しながら「うっしっしっ……」とかしているわけではなく(←キモ)、誰かが自分をきっかけに幸せになってくれるだけでキモチイー!と感じられるのだ。

伏見はサッカーにはたいして興味はないんだけど、毎年お正月は高校サッカーを見て感動に浸る。そのときの感覚と、カップリングの快楽はちょっと似ている気がする。なにか他人様からその旬(もしかしたらそれは「青春性」というものかもしれないが)をいただいて、自分の心のコラーゲンにしているというイメージだ。べつに旬は若い人からでなくてもいただける。もちろん男女も関係ない。

そんなわけで、毎週水曜日は営業以上にカップリングをがんばっているわけだが、実は、開店して半年以上経ち、けっこうデキているのである! 知っているだけで複数組がエフメゾで恋人同士になっているし、きっと、ママの目を盗んで交尾をしている子たちもいるはず(笑)。で、先日、発覚したのだが、なんと、ノンケの男女までエフメゾで恋に落ち、いま付き合っているというのだ。(プライバシーに関わるので詳細は省きますが)知り合いに連れられてきた女子と、たまたまそのときに飛び込みで入ってきたノンケ男子(ママの本の読者)が、その後、そのようなことになっていると聞いて、ママは狂喜乱舞。

いやあ、ママ業って美味しい商売ですね。虚弱な伏見は水曜の翌日は毎週、寝込んでしまうのだが(昨日も風邪を引いたのか悪寒がして布団のなかでブルブル)、こんなふうに幸せになってくれる人たちがいると「やるぞー!!」という気になってくる。

でも、まあ、一応商売でもあるので、その念願が叶った女子に、
「じゃあ、お祝いに1杯いただくわね?」とママ接待。
その手の営業はしない方針なのですが、1杯で男がデキれば安いもんでしょ! ちなみにその男子はけっこう美形でした。

2009-01-15

いただいた写真集『MONSTER』

MONSTER。この写真集のタイトルにこれほど適切な文言はないだろう。それはエイズという厄介なMONSTERを題材にしているからばかりではない。なんと言っても被写体がHIV 、ゲイの活動家であり、編集者であり、文筆家であり、女装のパフォーマーでもあるピンクベアこと、長谷川博史氏なのだから。

戦後の日本のゲイシーンでは三島由起夫はじめ化け物的なエネルギーを放った人物が何人かいるが、長谷川氏がそのひとりであることは間違いない。一般に知られている名前ではないが、この人と一度関わったらその印象は生涯消えない焼きごてのように押されてしまう。そこらにころがっている革命家きどりの活動家ではない。自らの不遇を訴えるだけのマイノリティでもない。ましてや医療や行政の言いなりになっている病人でもない。被差別感も情欲も野望も孤独も愛憎も政治も友情も……俗世にあるすべての感情をうちに沸騰させる、巨大なエネルギーそのものなのだ。

写真家はこの一筋縄ではいかない被写体と闘うようにシャッターを切っている。かわいそうな感染者、いたいけな患者という物語に押し込められない獰猛な彼に、苛立ち、納得し、疑問を持ち、挑発され、距離を置き、説得され、恐れながら向かい合おうとしている。まるで格闘技のようにファインダーの向こうとこちらでその存在を賭けて。そして、そうした緊張のあいまに差し込まれる日だまりのような風景。それは戦場に咲く一輪の花のようなものかもしれない。その緊張と弛緩の不断の営みが人間の世界そのものに感じられる作品だ。

長谷川博史というMONSTERのことをこの日本という国に知らしめたい。LGBTの若いアクティヴィストはこの化け物と、菊池修氏同様、四つに組んで格闘してほしい(スルーするのは簡単だが、せっかくここに踏み台にするには最高の先達がいるのだ。これを使わない手はない)。そしてぼく自身、いつかこのMONSTERのことを書いてみたい。けれど、それをするにはいまのぼくは疲れ過ぎている。下手に手を出したら彼が放出する激流に巻き込まれて粉々になってしまうだろう。

*この不景気な時代にこういう(売れないだろう)写真集を出版したリトルモアに敬意を表したい。出版社としての見識と、矜持に感嘆するばかりである。

2009-01-12

ゲイログへの投票終了

ゲイログの人気ブログランキングへの投票は、ひとまず、昨年末で終了しました。もうその辺りのマーケットへのパブは十分なのではないかと判断。ご協力いただいたいた方、ありがとうございました。

次に扉を開けてくれるのは誰?

mfmap.gifバー営業をやっていると、いろんなセクシュアリティ、世代、職業、主義主張の人たちが来てくれるので、自分の時代遅れな感覚や浅はかな物の見方にハッとさせられることが多い。はじめる前は(傲慢にも)お客さんはママ(←伏見)の話しを聞きに来る人が多いのかと思っていたら、そんな人はほとんどいず(笑)、それぞれが自分を語ってくれるので、店ではほぼ聞き役に徹している。

それに、水曜日などという「ついで」では人々が二丁目には来ない曜日に営業しているので、伏見に会いに来店する人ばかりかと思いきや、実際はそうでもない。意外と、というかけっこうママの「過去」を知らないお客さんも多いのだ。若い方には、「え? ママって本を出しているんですか?」などと言われること多々ある(笑)。ノンケのお客さんは物書きとしての伏見を知っていて来る人がほとんどだが(仕事方面の方が多いので)、ゲイのお客さんはかえってママの経歴とは無関係に訪れる。それだけとっても、ゲイのなかでいかに情報の流通が多様化しているのかがよくわかる。

先週は、伏見の大学時代を知っているという同窓生が来てくれた。同窓生といっても当時友だちだったわけではなく、先方は学内でオカマを公言していた伏見を見知っていたようだが、こちらはそんな近くにゲイがいたとは気づかかった。そんな同窓生と四半世紀のときを経て自分の店で会うというのも感慨深い。週に一度、定位置に身を置いて、自分を開いていることの面白さだろう。今年もどんな出会いがあるのかワクワクするばかり〜。

14日(水)の営業は19時からです。ヤス子チーママ、司お末とともにお待ちしております。カフェタイムは休業中です。先週に引き続き、今週は、25歳以下(18歳以上)の学生には二杯目をごちそうします!

2009-01-06

エフメゾの新春お年玉サービス!

mfmap.gif年末年始、自宅と近所のマンガ喫茶にこもって原稿を書いていた伏見ですが、7日(水)に初ママ営業です。

カフェタイムは当分休業ですので、営業時間は19:00−04:00になります。

*** 新春お年玉サービス!! 18歳以上25歳以下の学生さんには、ママが二杯目を奢ります! ゲイバー初心者、ふところの淋しい学生さんはぜひご来店ください。

明朗会計をモットーにしておりますので、料金は以下のとおりです。

チャージ:500円
セット料金:1000円(氷と水、一杯目の割ものとレモン)

一杯目以降は、トニック、ソーダは一本ごとに200円。
割りものは一杯につき100円

all drink:1000円(+チャージ)

ボトル料金:鏡月/4500円 ウィスキー/9000円(バランタイン、ハーパー)
      残波(黒)/5500円 残波(白)/6000円
      赤ワイン/4500円 シャンパン/15000円

2009-01-01

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

伏見は08年はデビュー以来初めて一冊の本も出版しない不作の年になりましたが、文芸誌に小説を発表したり、二丁目で週一営業のゲイバーをはじめてみたり、大学で勉強したり、新しい人間関係が広がっていったり……と、次への転換を準備する一年になったと思います。09年はそうして開けてきた方向性を進めるべくいっそう精進していくつもりです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

金融恐慌以来、暗いニュースと悲観的な見通しばかりが語られますが、混乱期は「別の可能性」のときでもあり! これまで想像もつかなかったチャンスがそこにあるのだと思って、積極的に過ごしたいものです。みなさんのご健康とご多幸を心よりお祈りしております。

エフメゾの営業は7日(水)からです。

09年1月1日
伏見憲明

2008-12-28

いただいたご本『アンの愛情』

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● 松本侑子訳・モンゴメリ作『アンの愛情 (集英社文庫 モ 8-3) (集英社文庫)

松本侑子さんに「赤毛のアン」シリーズの第三弾『アンの愛情』をお送りいただいた。彼女はもうすっかり「赤毛のアン」の権威で、小説家、翻訳家のほかに研究者という肩書きを名乗っても当然だと思う。ちゃんと仕事を積上げていっている松本さんの爪のあかでも飲みたい伏見である。

物語のこの辺りの展開は映画では知っているんだけど、小説で読むのは(たぶん)初めてなのでとても楽しみ。ふだん「出会って3回以内にやらないと勃たねえよ」みたいな世界に生きていると(笑)、逆に、幼なじみと結ばれるという恋愛に強く憧れますね。今年はまったテレビドラマ「砂時計」もそうだし。ギルバートいいですね。あぁ!

2008-12-27

いただいたご本・中野翠『ラクガキいっぷく』


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今年も押し詰まってまいりました。例年のごとく、お送りいただいた中野翠さんの一年のコラムをまとめた単行本を読みながら、08年を振り返っている伏見です。

それにしても時代の移り変わりが激しい。秋の金融危機以前と以降ではマスコミの論調は全然違うし、どんな殺人事件も次々と起こる不可思議な犯罪のなかですぐに記憶があいまいになってしまう。もはや秋葉原の事件すら、「あれ、今年のことだっけ?」という感じだ。そういう変化を中野さんが時代に刻み付けた言葉とともに辿るのは、自分の考えを整理するのにうってつけ。

中野さんの筆致は今年も鋭く、瑞々しい。無駄な「権威」を身につけないのは彼女の他の人にはない魅力だと思う。

2008-12-26

湊かなえ『告白』


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● 湊かなえ『告白』(双葉社)
★★★★ やめられないとまらないかっぱ海老せん♪のようなミステリー

友だちが「面白いから読んでみなよ」と勧めるので、珍しく新刊本を購入。とくにミステリーファンではないのですが、話題になっているだけあってエンターテイメントとして秀逸。時代的な闇を引き受けていて、自分のなかのどす黒い感情が揺すぶられる。年末年始、ブラックな気分になりたい人にはお勧め。

純文学的な読みからすると、人物造形がステレオタイプだとか、説明的だとかといった「ステレオタイプな批判」がされるのかもしれないが、もうそんなことどうでもいいのよ。心臓がドクンと動いてくれることが、(退屈な)文学的な価値なんかよりもずっと意味がある。著者は小説家としても大したものだが、社会学者とかにもなれる頭の良さを持っていると思った。

いただいたご本「論叢クィア」「精神看護」

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*「論叢」って「ろんそう」と読むのだそうです。「ろんぎょう」って読んでいて変換しても文字が出てこないわけだ(笑)。知らなかったー!

sei.jpg本書は昨年設立されたクィア学会の学会誌。伏見の参加しているシンポジウムも活字化されているのだが、伏見の発言はこれまで残した対談、鼎談の類ではもっとも内容のないもの。大きなテーマをそのまま振られても言葉が出てこないという伏見の実力ゆえの結果なので、自己責任と受け止め、学会誌に恥を残すことにした。その他にも、現在、話題沸騰中の論文・森山至貴「「懸命にゲイになるべき」か?」なども収録。

「精神看護」2009.1(医学書院)は伏見が『発達障害当事者研究』の著者、綾屋紗月さんと熊谷晋一郎さんと行った対談が掲載されている。こちらは近年脳の劣化がはげしい伏見にしてはノリノリでトークをしている。ときどき脳みそが甦るみたいですね(笑)。三人でコミュニケーションの困難さについて語り合っています。できることなら綾屋さんたちのご著書を読んだ上で読まれることを勧めます!

2008-12-23

イブはエフメゾで

mfmap.gif明日のクリスマスイブは今年最後のエフメゾです(カフェタイムは年内で終了です)。

とくにイベントはしない通常営業ですが、忘年会もかねてみんなで楽しみましょう。エフメゾは31日(水)はお休みをいただいて、09年は7日(水)からです(大晦日は年が明けてから、大家の福島さんが恒例のお正月営業をするそうです)。

伏見にとって、この半年ずっと週一のペースでパーティをやってきたようなものなので、一回お休みするのは心身によいかも。他の仕事もしなければならないしね。ということで、イブは思いっきり騒ぎましょう!

2008-12-21

伏見徒然草 vol.48

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● 伏見徒然草 VOL.48「別れの準備3」(2007.12)

帰省していた「彼」が留学先に戻ってしまうと、家のなかが祭りのあとのような寂しさにつつまれる。この夏も、お盆とともに「彼」が日本を去り、母とぼくはしばらくのあいだ、二人と一匹の生活に上の空だった。 続きを読む…

業務連絡

書評の再アップも一段落してきたので、「バディ」で連載しているエッセイ「伏見徒然草」や他の記事のアップをまた再開します。

上野千鶴子ほか『セクシュアリティの社会学』


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ずっとベスト10前後を行ったり来たりなので、もう少しのご助力を!(笑)

● 上野千鶴子ほか『岩波講座現代社会学 (10)』(岩波書店)

★★★ この本が出版された時代はまだ社会構築主義も洗練されていませんでしたね

上野千鶴子ほか『セクシュアリティの社会学』と、ジェフリー・ウィークス『セクシュアリティ』はともに、これまで精神医学や心理学などがもっぱら対象としてきた「性」「セクシュアリティ」の領域を、社会学や歴史学の視点から捉え直そうと試みる論考である。前書は上野千鶴子はじめ現代日本の気鋭の社会学者らの手による論文集で、後書はポスト・フーコーの旗手と欧米で評価の高いジェフリー・ウィークスの翻訳である。

これらは、「人の性とは何か?」という問いかけのもとに言葉を編み上げてきた精神医学や心理学といった近代の「知」に対して、「『人の性とは何か?』と『知』が問いかけるのはなぜか?」、「そのことによってどんな現象が近代に生じたのか?」という問題意識にそって、「性」に社会的、歴史的な分析を加えている。 続きを読む…