2006-07-09
パリからの小包
今日もしっかりお勉強モードの息子・笑。11時に家庭教師がやってきて、午後1時にはおしまい。あまりにスムーズなので、「明日の日曜日は勉強する必要はないですよ、休みましょう。また月曜日からね。」と先生がおっしゃっいました。なので今日は友達二人が泊まりに来て、遊ぶようです。何しろ本日は、ワールドカップ3位決定戦がありますから、ドイツ対ポルトガルですので、ドイツを応援しないと!とはりきっているようです。
「俺たち、もしかしたらパブリック・ビューイングで見るかも。そうしたら帰ってくるのが遅くなるから。」と息子。
う〜〜ん、まだ15歳ですからね、ちょっと遅くなるのは心配ですが・・・・・。どうなりますか・・・。
ミュンヘンもパリも棒にふってしまいましたが、息子にとってはかけがいのない経験となり、とても実りの多いものになったようです。旅行代は全て家庭教師代に化けてしまったけれども、すごく意味があります。数学も、再び好きになってやる気になっていますし、なにより前よりずっと勉強に対して前向きです。思春期も少しずつ終わりに近づいてきているのでしょうか・・・(まだ早いかな・・・)
そんなことを考えていたら、パリから小包が届きました!
今回、パリで会おうねと約束した、友達でジャーナリストのAさんからです。ドタキャンしてしまって申し訳なかったけれども、ヴェンダース展でもお世話になったので、何かお礼もしたくて、直接会って渡せなかったから、ささやかな物を送っていました。
そうしたら、お返しという気持ちと息子を励ますという意味で、小包を送ってきてくれたのです。
中には、いろんな種類のパリのクッキーが入っていました!(これ、ちょっと小食日記に反していますね・・・汗。まぁ、息子に特例ってことでよしとしますか・・・。今回に限り・・・。)それに、私にはエスティ・ローダーの高価なアイシャドーのコンパクトと口紅! ひゃ〜〜!!! 猫に小判とはこのことです! どうしましょう。
早速お礼のメールを書きました。すると、すぐにお返事が来て、いろんなことが書かれていたのですが・・・。こんな文章があって、ちょっと嬉しくなりました:
・・・
親はリスペクトするもの、だからしばらくはそれでいいのですよ。どんなに喧嘩しても愛を注いでくれるのは親だけですから、この世にいなくなって有り難みが解っても、それは遅し!
なんですから、息子さんにとって今回、十分母の貴重価値が身にしみたと思いますよ! 当然です!!
・・・
子供持ってない人は、私も含めてだけど、子供の問題を抱える親には何も意見は言えないと思う、ただこうすれば、ああすれば、という励ましとか応援は出来てもね、、、だって親になってみないとその苦労は解らないものだし。だからゲイの人とかシングルの男性女性が勝手な言い放題には感心しない。 私は逆に、息子さんみたいに親に反抗する思春期を過ごしたので、親には頭があがらないし、だから彼の気持ちもよく解るな〜
なので何も言えないのだけど、お菓子送るくらいしかね、、、。
・・・
ほんのちょっとしたことなんですが、何か感じるものがありました。息子に対して、何もできないけれども、せめてお菓子をという気持ちは嬉しかったです。パリに行きそびれた息子。もしかしたら、母子で二人だけでパリに行くチャンスは、今後ないかもしれません。でも、それ以上に大事なものをつかんだと思うし、もしも大きくなってから息子が出世でもしてくれたら(笑)、その時に連れて行ってもらうことにします!
それまでは、このAさんからいただいたクッキーを食べて満足してもらいましょう。
その他にも、多くの友達から励ましのメールをもらいました! 本当にどうもありがとう〜〜〜!!!
思春期って本当に大変だけれども、そういう子どもの爆発がなかったら、いつかさらに大変なことを引き起こしてしまうかもしれない危うさがあります。だからこそ、常に子どもに対して愛情を注ぎ続けることが、とても大事なことなのかもしれません。少なくても、私にはそれしかできないから、そうしていくだけです。愛を持って見守り、時に叱咤し、励まし、共に息子が自立するまで生きていく・・・。本当に沢山の学びをいただいた出来事でした。
さて! では今日はドイツを応援しましょう!!笑
そして明日はジダンに有終の美を!
PS:今、息子の部屋をのぞいたら・・・もう3人もいる!!! 少年くさい部屋と化しています・・・。もう一人来るらしいです・・・・汗。