青梅に向う車の中。まだ緊張している鉄とテン。
よく似た顔をして、「オレたちどこに行くの?」と窓の外を眺める。
ナッツは最初からずーっと座席の下に寝そべって、ほとんど動かない。
あまりに静かなので、死んでるんじゃあるまいなと、息を確認したほど。
鉄がながながと体を伸ばして寝そべったので、
テンの寝るスペースがなくなり、しかたなく鉄の体の上にテンを乗せたら
鉄は気に食わなかったらしく、ひとこえ「ウォン!」と吠えた。
その声に驚いて、起き上がったナッツ。
それまで熟睡していたらしく、起き抜けの顔。