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いただいた本●マンガはなぜ規制されるのか─「有害」をめぐる半世紀の攻防

長岡義幸さんからいただきました。
マンガはなぜ規制されるのか
書名●マンガはなぜ規制されるのか─「有害」をめぐる半世紀の攻防
著者●長岡義幸
発行●平凡社
定価●780円+税
新書版/264ページ/並製
ISBN978-4-582-85556-2 C0200

●版元による紹介
「非実在青少年」規制で話題となった東京都の青少年条例改定案。マンガは「有害」か? 規制の仕組みとマンガバッシングの歴史と現在、その意味を丁寧に解説する。宮台真司氏推薦!

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出版時評ながおかの意見 1994-2002

[まえがきより抜粋]

出版をテーマにするインディペンデント(フリーランス)の取材記者として、ときどきの関心のおもむくままに業界の動きを追い、批評的な発言をしてきた。“本流”よりも“周縁”を意識して私なりの視点を提示しようとしてきたつもりだったけれど、あらためて自分の書いたものを読み返してみると、様々な切り口から業界の出来事を敷衍したひとつの“同時代史”あるいは“軌跡”として世に問えるのではないかと思えてきた。一冊の本として「市場」に投げかけ、より多くの読者(消費者)と出会い、問題意識を共有できたならと思ったのが本書を編むことにした最大の理由だ。過去を振り返ることで出版業界はこれからどうなるのか、どうするのかをともに考えるきっかけとしたい。

本文は、大きくはふたつの切り口を持っている。産業としての出版の側面から再販制や流通の現状・問題点に触れた記事と、出版産業を存立させる精神的基盤ともいえる「出版の自由(流通の自由)」の実際をレポートした内容のふたつだ。

業界問題については出版社・取次・書店・読者という言葉をいったんメーカー・卸・小売・消費者という言葉に置き換え、その関係性から産業を見直したいという観点を強く押しだし、同時に、出版の自由を単なる理念的なものにしないために流通との連関を意識した論点を提示するよう努めた。その問題意識の延長線上で、出版にかかわる業界内外の出来事、出版で働く労働者の問題にまで話題を広げている。