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いただいた本●電子図書館 新装版

国立国会図書館の岸美雪さんからいただきました。
電子図書館

書名●電子図書館 新装版
著者●長尾 真
定価●1,500円+税
2010年3月18日発行
B6判/上製/144頁
ISBN978-4-00-005703-5 C0055

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●目次
新装版にあたって
1.インターネット電子図書館
電子メール社会
  インターネットのもつ機能
  情報の宝庫
  電子新聞
  情報インフラストラクチュア
2.マルチメディア時代
  まんがの時代
  マルチメディアの本質
  メディアの変換と統合
  画像・映像・音
  マルチメディア電子教科書
3.図書館情報の組織化
  情報の網羅的収集
  図書館における情報の基本単位
  分類
  キーワード
  キーワード間の関連性
4.図書の情報構造
  図書の種類と構造
  目次のもつ情報
  ハイパーテキスト
  岩波情報科学辞典のハイパーテキスト
  画像情報とその構造
5.マルチメディア電子図書館
  これまでの図書館との比較
  電子図書館の一つの姿
  種々の検索方式
  階層構造検索
  分散協調ネットワーク
6.電子読書
  ポータブル電子読書機
  情報探索読書
  著作のための読書
  メディア変換読書
7.将来の姿と課題
  図書館の将来
  出版業
  知的所有権問題と情報倫理
 あとがき

 新装版の読み方(岡本真)

ポット出版社長・沢辺均の日記-23[2009.07.08-07.21]

2週間もためてしまった。
おい沢辺、これで途中放棄か?と自問。
まあ、今日は手抜きで。

●2009.07.08水
TIBFの事前準備なのにいけない。
午後から、渋谷区の図書館の委託業者連絡会。
中央館館長、係長、各館館長と、委託業者が集合。得点付きの評価書をもらう。
わがげんきな図書館は「人員にやや不安あり」てきなことに。
安くやるために、しぼった人数でやっているのだ。でも、
充分に回せている、と思っているのだ。
翌日に控えた東京国際ブックフェアのセミナーなどの準備で、いろいろネタ仕込む。

●2009.07.09木
東京国際ブックフェアの初日。
午前はポットで仕事して、午後に行く。
7日の朝日新聞夕刊に掲載された「本の現場」の非再販のことで、
「ガイアの夜明け」のフリーディレクタの取材を受ける。
そういえば、その後(07.21現在)なんの連絡もないので、お流れかな。
15時から、小林弘人さんのセミナーで聞き手。50人以上の参加。
終わってから、おなじビックサイトで開かれている
日書連全国情報化推進委員長会議で話させてもらう。50人くらいいたのかな?
「面白かったよ、くだけてた話し方で」とか好評だった。
18時からは版元ドットコムの名刺交換会。
書店員となかよくしようという魂胆ありのあつまり。
120名くらいの参加でイッパイ集まった。司会をする。
途中、我が社の外注営業でもある木下クンが、悪酔い、からみだす。激しく怒る沢辺。
二次会、中華屋でやって帰宅。

●2009.07.10金
TIBF2日目。午前ポット仕事。午後ビックサイトへ。
15時から堀さんの「図書館はどのように本を買っているか」セミナーで聞き手。50人強。
16時40分からは国立国会図書館長長尾さんのセミナー「国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題」。
スゲー100人を越えている。(いやホントに数えてるんですよ、他のセミナーでも)
終わってから、長尾さんたちと懇談会。
いやーチョットした仕掛けで懇談会。しかけがうまく運ぶ。
日本の出版界に衝撃が走るんじゃないだろうか、あっはっは。

●2009.07.11土
TIBF3日目。
この日は、同じビックサイトで行われた「本の学校」第2部第4分科会の「出版社からの責任販売・時限再販提案」
のパネラー。70人くらいかな、数えなかったけど。
あっはっは、1万円の謝礼をもらう。
18時からは、本の学校の懇親会。これもビックサイト。
おいらは無料だけど、一般参加は5000円。那須と尹がきたので、さっきの謝礼はパー。

●2009.07.12日
最終日。
15時50分から松沢呉一さんのセミナー「戦前、戦後のエロ本〜日本のエロ表現史」の聞き手。
松沢さん、シャベルしゃべる、聞き手要らなかったな。
後片付け。尹が車両手配の大ちょんぼ。こら。

●2009.07.13月
もう何十年ぶりだろう。10時の打ち合わせを完全に忘れてる。
ノートにも、グループウエアにも入っていたのに。S社に行かなかった。
ごめんなさい。
午後、映像事業部の編集室設置打ち合わせ。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の取材で、カメラの前で話す。非再販のこと。
あんまりたいしたことじゃないんだ、という気持ちが伝わったのかも。
でもって、結局放送されなかった。気持ちが伝わったのか、都議選騒ぎ+解散、でなのかな?

●2009.07.14火
久しぶりに時間休をとって均整をうける。気持ちいー。

●2009.07.15水
朝からS社でデザイン打ち合わせ。すっぽかしたやつ。
「大変申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

●2009.07.16木
午前中から月例出版会議。木下クンに文句言う、名刺交換会悪酔い問題で。
めずらしく神妙だったような気がする。
その後、那須とiPhoneを買いにいく。おいらは新型への買い替え。那須は新規購入。
戻ってきても、那須はセッティングばかりしていて仕事をしない(時間休にしていたようだ。でも、役員で有給休暇というのも矛盾だけどね)。

●2009.07.17金
午前中ポット会議。35ブックスの担当書店へのDM発送やらなんやら。
午後は、政府保証の緊急融資の打ち合わせでさわやか信金担当者と打ち合わせ。資料準備やら。

●2009.07.18土
午後から、我が家でバンドメンバーと06.20ライブ反省会。
編集は間に合わなかったけど、ビデオをみんなで見る。
本多料理や、お土産ケーキなど。
次回ライブは2月〜4月の間で決定。また、まずバッチリ録音やってみよう、ということになった。
曲は多分「タイムマシンにお願い」。一緒に弾いて録音、その後各パートごとに録音、てな段取り。

●2009.07.19日
家でゴロゴロと同時に、302号室に映像事業部編集室のPCセッティングなど。
新宿の東急ハンズまで、キャスターと差し金を買いにいく、。鉄とすずの散歩をかねて歩いていく。

●2009.07.20月・祝
35ブックス外商向けのリーフレットの原案ずくり、などなど。を数時間。

●2009.07.21火
連休明け。午前中、会社の登記簿謄本を法務局でとって、渋谷区役所の商工観光課に
緊急融資の資格認定(5号認定というそうだ)の申請に行く。
午後から、バイトの川崎がやめるので、昼飯をくいながらおしゃべり。
雑用の合間に均整をうけて寝こける。
「本の現場」の非再販問題などで書店に送る「説明文」みたいなのを書いたり。取次の友達Kさんと電話したり。
楽天ブックスのMさんから電話がきたり。
説明文を書くのに再販契約書を取り出して読み直したら、ちょんぼしてるとこがあるのに気がつく。

ふー。ためるのはよくない。
明日には、「再販売価格維持契約書」なんかを公開してみようと思う。
みんな見たことないだろうし、議論するなら、こういうのをふまえた方がいいでしょ。
だけど、読み直したのはきょうなんだよな、オレ。

07.10堀渡さん・図書館本の買い方、TIBF長尾国立国会図書館館長のセミナー

今日の版元ドットコムセミナーで、ポット出版の主催セミナー。

堀さんの「図書館はどのように本を買っているか」50人を越える参加。
内容も、僕の耳には好評でした。堀さんありがとう。

その次は、
いやー、スゴい盛況。100人を越える人たちが、長尾国会図書館館長のセミナーに来てくれました。
写真とっとけば良かったけど、その余裕はなかった、、、、。

Twitterで、ARGの岡本真さんと、スタジオ・ポットSDの日高さんが、
怒濤の実況中継

まずは、レジュメを掲載しておきます。

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国立国会図書館の電子図書館と今後の課題

国立国会図書館長 長尾真

1 理想の図書館へ向けての努力
・日本中どこにいても、どんな情報も利用できること
・そのためには全ての資料の電子化が必要
・インターネット上の情報も収集し利用に供することが必要

2 国立国会図書館の電子図書館の現状
・明治・大正前期の図書14.8万冊をディジタル化し公開(近代デジタルライブラリー)。
・これを実現させるため、著作権者を追跡するのに約2億円を使った。

3 国立国会図書館におけるディジタル化計画
・図書・資料の保存目的で許諾なくディジタル化できるように著作権法を改正予定
・ディジタル化されたデータの利用は、権利者との話し合いによって、館内で同時には1人が利用可能。公共図書館等への送信は不可。
・今回の補正予算によって約90万冊を新しくディジタル化。1968年までの図書、博士論文、古典籍、官報。一部のものは著作権者の許諾が必要。

4 Web情報の収集
・国、地方公共団体、国立大学、独立行政法人等のWebサイトを許諾なく収集できるよう国立国会図書館法を改正する予定。

5 国立国会図書館の当面の主要課題
・納本義務は紙の出版物に対するものであるので、電子形態の出版物にまで拡げ、電子納本をしてもらうようにすること。
・紙の出版物の納本の場合も、その元にある電子データも納入していただきたい(対価を支払うことは可能だろう)。

6 著作権関係の課題
・著作権処理が簡単にできる方法を作って欲しい(権利者データベースを作り、そこにないものはすぐに文化庁長官裁定に持ちこめるようにする)。
・フェアユース規定をもり込むこと。
・著作権法に出版社の権利を適切に表現すること。

7 電子図書館時代の著者、出版社、図書館、読者が妥協できるビジネスモデルを作り、それを実現すること(利用料金設定による解決 付図参照)。

8 電子出版に出版社の主力が移っていった時の販売戦略、流通経路等を検討することが必要となるだろう。利用者がアクセスするのは出版者か、取次業者か図書館か。出版社はプレビューを許すことが必要(書物の立読み)。

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グーグル問題と国立国会図書館

1 グーグルの事業
(1) インターネット情報の検索と提供
(2) グーグルアース、グーグルマップとストリートビュー
(3) グーグルブックサーチ
・主として絶版となった本(ハーバード大学、スタンフォード大学、......の図書館の本)を著作権者の許諾を得ずに700万冊以上をディジタル化して提供。
・日本の本も相当数含まれている。
・米国作家組合とグーグルとが和解へ。この和解案に日本の著作権者も拘束される。
(4) グーグルが電子図書の販売に参入
・出版社の電子図書を預かり、出版社の指示する価格で販売(有料ダウンロード)。
・グーグルのブック検索は普及しているので、ここに登録すれば売れるということになり、全米、全世界の出版社がグーグルに電子出版物を預けることになるだろう。一極集中が起こる危険性がある。

2 我が国として取るべき方策
(1) 日本の出版物は日本で(国立国会図書館を中心に)ディジタル化して利用できるようにするべきである。
(2) 補正予算で90万冊ディジタル化できるが、画像データであり、文字データに出来ないでいる(著作権に拘束され)。
(3) 国立国会図書館の過去の主要な本や雑誌の全てをディジタル化するためには、今後約1000億円を必要とする。
(4) これから日本でも冊子体でなく電子出版物の方に移っていくだろうが、これが確実に納本されるためには国立国会図書館法を改正し、電子納本を明記する必要がある。
(5) 国立国会図書館に蓄積されるディジタル資料が日本中で利用されるようにするためには著作権法を改正するとともに、著作者、出版社が受け入れられるビジネスモデルを作り、これが実際に機能するようにしなければならない。
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長尾国立国会図書館館長「ディジタル時代の図書館と出版社・読者」
↑図はコレです。

ポット出版社長・沢辺均の日記-19[2009.6.05-6.10]

●2009.06.05金
朝の9時から、マンション管理組合の理事会。
地下駐車場をめぐる訴訟の一審の大詰めで。
ポット会議、掃除大会。
夕方は、S社の人たち来社して、デザインの打ち合わせ。
すんなりまとまり、近所のyao(やお)という店で、軽く食事とビールなど。
おいら意外は全員女性。
●2009.06.06土
バンド練習。20日のライブ本番にむけて。いよいよだぞ。
ドラムの木谷さんの友達(ピアノの先生であり木谷さんのドラム教室の生徒仲間)。
帰りの飲み会兼打ち合わせで、無理矢理「イマジン」をピアノで弾いてもらうことになる。
ボーカルは舞台監督の富田。
●2009.06.07日
昼、雑用を片付けに事務所で仕事。
それから久しぶりの代々木公園ドックラン。
夕方映画「バサラ人間」の今後の上映の打ち合わせ。
その後会長と飯。
●2009.06.08月
8時過ぎに出勤して仕事に精出す。
11時図書館システムの関係者が来社して情報交換。
午後、日昄コンピュータの川久保くんたちが来て、システムお試しのための打ち合わせ。
夕方、いま作ってる本の打ち合わせ。
●2009.06.09火
午前、国立国会図書館の長尾館長と打ち合わせ。
7月の東京国際ブックフェアの版元ドットコムブースでやるセミナーの打ち合わせ。
ついでに、書誌情報や電子図書館をめぐって少し話す。
夕方、日本図書館協会の常世田さんに「ず・ぼん」のためのインタビュー。
おしゃべりが盛り上がってしまって、6時間。
これで原稿にできるか? 激しく不安。どうするか宿題にさせてもらう。
●2009.06.10水
昼から、写真集の打ち合わせで山中学さんと打ち合わせ。
夕方ひさしぶりの歯医者。
東京国際ブックフェア2009の、「本の学校 シンポジウム」のチラシを入稿し、
フェアまでに完成させねばならない「版元ドットコム大全」の作業など。

社内問題がいくつも発生するし、
ここんとこ打ち合わせばかりで、作業時間が細切れ。ふーーー。

Google和解と著作権

返答期限延長もあって、まだまだGoogleの書籍デジタル化問題はあいかわらず騒がしい。

いろんな人がいろんなことをいっているけど、
多くのひとが、批判的で、身近だと松沢呉一さんがポットの考え方にちかい。

で、いろいろ読んでいると、違和感を覚えることが具体的になる。

ひとつは、著作権のこと。
これ、法律であるわけだから、裁判上の解釈があるわけで、
私がどう思うと関係ないかもしれないけど、
著作権を私がどう考えているのか、簡単に書いておこうと思う(以前このサイトのどっかにかいてると思うけど)。

著作権は、著作物を使わせないように制限するもんじゃなくて、
より良い【使い方・使わせ方】をするためにある権利(本当は権理と書きたいところだけど)
何じゃないかと思う。

たとえば、最近あった事だけど、エロ系の絵を書いていた人で、もう死んでる人の絵を
本の表紙なんかに使いたくて、ちゃんと遺族に連絡(調べられたからまだいいけど)した。
息子に依頼すると「使われちゃいや」。
確かに、その息子に許可/不許可の権利があるわけだから言われた通りに引き下がった。

でもこうやって既存の著作物がただ死蔵されるばかりでいいんだろうか?
まあ、死後50年待てよ、ってことではあるんだけど。
こうやって、権利がただ使わせないほうにばかり行っちゃうのに違和感をもつんだ。
もっとより良い使い方をしよう、って認識が社会に広がる意外に、
たぶんコレって解決策はなく、法律の問題ではないんだけど。

だけど、今回のGoogle問題には、こうした使わせないというような権利意識ばかりを感じる。

ふたつめに思うのは、
これまで、出版界は、こうした書籍の全文検索=本をもっと使いやすくする/もっと本を発見してもらう
ってことをやらずに来て、Googleがやっちゃうよ、って時になってただいやだな、って気分で
このことに対応しているように思えてならない。

商品基本情報センターに書誌情報を出版社が集中することもできない(収集率は50%を超えているけど)。

国立国会図書館の長尾真館長の構想にも消極的にしか対応できない。
これをきっかけに、今回Googleがやったことを国会図書館にやらせたって良かったじゃないか。
いまごろ、「公的な機関がやることだ」なんて言い出してる人もいるけど。
だったら、長尾構想に載れば良かったじゃないか(まだ、遅くはないけどね)。

結局はGoogleのような新参者の、無茶なやり方しか、変革ができないのか?
って思っちゃう。

みっつめに思うのは、
なんで、正義感ばりばりの著作者の権利論になっちゃうの?ってこと。
新しい取り組みなんて、やってみた後にしか分からんのじゃないの?

宮部みゆき「英雄の書」で、
物語は人が生きたあとについてくる、できてくる、。
まれに、先に物語を目指して生きようとする人があらわれるけど、
それが人に大きな惨禍をもたらす、なんてことが書いてあって、
無茶苦茶共感したんだけど、正義って、そういうもんだろう。