肖像権」タグアーカイブ

お部屋1456/あれやこれやの表現規制 8

表現物において、肖像権を制限する条件については、このような判決が出ています。

http://www.asahi-net.or.jp/~ZI3H-KWRZ/law2pcshozo.html
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東京地裁平8・2・29判決(判例タイムズ915号190頁)

個人の顔写真の掲載により肖像権が侵害された場合であっても、その違法性の判断においては、表現・報道の自由との適切な調整を図る必要があることから、当該写真の掲載が公共の利害に関する事項にかかわり、かつ、専ら公益を図る目的でなされ、しかもその公表された内容が右の目的に照らして相当なものであれば、右侵害行為は違法性を欠くと解するのが相当である。

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お部屋1455/あれやこれやの表現規制 7

今回は「黙示の承認」に関わりつつ、話がちょっと飛びます。

現在、青山のワタリウムで展覧会が開かれている故・渡辺克巳の写真については、「マツワル」で詳細に論じ、「月刊プレイボーイ」にも書きましたが、今の時代にはもう撮れない写真かもしれません。
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お部屋1453/あれやこれやの表現規制 6

ここまで書いたような話は、過去にいくつもの裁判が起きてますから、ちょっと調べれば、容易に理解できることでしかありません。現に、ちょっと調べることもしないで騒ぎ立てる人たちがいるから頭が痛いです。

私がよく写真撮影で注意すべきことの例として挙げるのが「サンケイ新聞事件」です。わざとあてつけてこの事件を取りあげているわけではないですからね。
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お部屋1452/あれやこれやの表現規制 5

いいですね。右翼団体向けの「靖国 YASUKUNI」試写会。

右翼だからって、事前に見せる必要はないかと思いますが、ここまで議論が進んでしまった以上、観てから判断する姿勢は大変好ましいかと思います。

それに、右翼は公開前に上映禁止を求めるような輩ばかり、あの映画を反日としか観られないような輩ばかりだと思われてしまうのは、現実と違いすぎましょうから、そこをアピールしたい人たちがいるのも理解できます。
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お部屋1450/あれやこれやの表現規制 4

いろんなもんが間に挟まってしまいました。話を肖像権に戻します。

聖火ランナーの背景に見物人が写り込んでいたとしても、これまた公共の場で顔を晒している以上、写されてもしょうがない。一人一人に許可を求めることは不可能ですし。

たまたま写り込んでしまった男女が不倫関係にあり、それが公開されたことによって妻にバレて離婚に追い込まれ、相手が上司の妻だったために会社もクビになったとします。しかし、公の場に出ている以上、誰に見られてもいいと覚悟しておくべきであり、そんなところに顔を晒して出かけた方が悪い。写真を撮られなくても誰かに見られるリスクがあるわけですから。
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お部屋1447/あれやこれやの表現規制 3

さすがオリンピックだけあって、大変な盛り上がりですね、火消し競技。

ロンドン大会では攻め切れずに惜敗を喫した妨害チームですが、人権宣言の地のプライドをかけたパリ大会では見事3ポイントゲットして快勝です。

間もなく始まるサンフランシスコ大会では、試合前から妨害チームが勝利宣言の横断幕をゴールデンゲイトに出して出場停止処分をくらっていて、こちらでも乱戦が予想されます。
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お部屋1444/あれやこれやの表現規制 2

また締切が迫ってきているので、のんびりやっていきます。

まずは肖像権について、もう少し詳しく見ていくとします。ずーっと前に肖像権についての本は読んでいるのですが、最新の判例に目を通しているわけではないので、以下、法的には間違いがあるかもしれません。あくまで私の考えというところで留めておいてください。
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