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ポット出版社長・沢辺均の日記-45[2009.10.26〜11.02]

●2009.10.26月
午前中、役員会。決算で会議。
午後、小浜逸郎さんに「談話室沢辺」のインタビュー。自殺がテーマ。

●2009.10.27火
午前中は中央公論新社でデザイン打ち合わせ。
夜は、NPOげんきな図書館理事会。
責任者問題や、人員配置など。
終わってから、高円寺の「赤提灯」って飲み屋。
11月30日(月)に高円寺でやる出版勉強会の打ち合わせ。
鎌垣さんたちと。テーマは「35ブックスの中間総括、大胆にしゃべる」で。

●2009.10.28水
夜は版元ドットコム会議。

●2009.10.29木
午前から、出版会議。
午後にS社にデザインの打ち合わせ。
夕方、映画「バサラ人間」の大阪上映打ち合わせ。
 12月5日(土)〜12月11日(金)20:50(1週間限定レイトショー)
 第七藝術劇場
 〒532-0024 大阪府大阪市淀川区十三本町1-7-27-6F
 TEL : 06-6302-2073 FAX : 06-6302-8820
 www.nanagei.com
その後、全国図書館大会U40プレミアセッションへ。

●2009.10.30金
午前ポット会議、から掃除大会。
午後にレジュメを書いて、夜のNPOげんきな図書館研修会に行く。

●2009.10.31土
神保町ブックフェスティバルのポット出版ブースを覗いて、
「出版関係勉強会 でるべんの会 10周年記念イベント」へ
字游工房の鳥海さんと一緒に二次会に合流。
国会図書館の人とか、小松くん、とか、鳥海さんなどとおしゃべり。

●2009.11.01日
午後の新幹線で名古屋へ。
名古屋リブロで、「溜め息に似た言葉岩松了さんのトークセッションとサイン会。
岩松さんの合いの手役を勤めました。
1週間前に急遽決めたイベントだったけど、さすが岩松さん、
リブロにいたお客さんもその場に集まって、ざっと20〜30人くらいが30分のトークに聞き入る。
話も抜群に面白い。サインも10人くらい。
メシを喰って、岩松さんと、ポットの尹、大田、と4人で新幹線。
岩松さんが「以外にうまい」という車内販売ワインを、岩松さんに買ってもらって飲みながら。

●2009.11.2月
昼過ぎまで寝こけて、事務所に。
この日は、社外的には会社の休日、社内的にはみんなで一斉有給休暇、
なのだけど、全員出社してた。久しぶりに計画倒れ。
請求書やら、雑用。連絡メールたまったヤツとか、
さらに出版チームの入稿直前の「ず・ぼん15」の編集後記とかなんとか。
はー、1時過ぎになっちゃった。みずき、すまん。

本は初版で3千7百部くらい作られているようだ

ときどき講演なんてモンに呼んでもらうことがある。
だいたい対象者は、出版業界人とか、図書館員とか、が多く、たまにデザイナー・編集者相手に、デザインの話や編集の話をってものあるんです。
ほんとは、哲学や社会の話をしたいんだけど、だれも聞きたがらない。
今も、カントの本読んでるのに、こんちくしょー(笑)。

で、図書館員相手のときも、図書館とはどうあるべきか?なんて話は、おいらナンゾより、大学の先生に
聞くようで、だいたいは「出版ってこんなんですよ」というのを、漫談のようにやるのだ。
結構、笑いもとれているってジコマン、してるんです。

さてさて、そんときに話すネタに、本の初版っていったい何部くらい?ってのがあるんですが、
これって、おいらが探した範囲では直接の統計がないんで、ここで改めてその算出根拠を整理しておこう。
今後のためにもなるしね。

まず出典。
タイトル●2009 出版指標 年報
発行日●2009年4月25日
発行所●社団法人 全国出版協会 出版科学研究所
頒価●13,334+税
ISBN978-49901618-6-6 C3000

使うデータは、P151の 「■書籍新刊・発行形態別出版状況」の「1)新刊点数 2)推定発行部数」
と、ここでのおまけとして「3)平均単価 4)推定発行金額」
年/新刊点数/推定発行部数/平均価格/推定発行金額
2008/76,322点/39,739万冊/1,170円/4650億6700万円
2007/77,417点/40,405万冊/1,152円/4655億7700万円
2006/77,722点/40,177万冊/1,174円/4715億8900万円
2005/76,528点/39,797万冊/1,191円/4740億8900万円
2004/74,587点/39,636万冊/1,217円/4823億7500万円

これをさらに、2004を100とした指数でいくと(200×の数字÷2004の数字)
2008/102.33/100.26/96.14/96.41
2007/103.79/101.94/94.66/96.52
2006/104.20/101.36/96.47/97.76
2005/102.60/100.41/97.86/98.28
2004/100.00/100.00/100.00/100.00
です。

0Pにある「本書の統計の読み方」の関連するところを引いておくと、
■1 この統計は、取次ルート(弘済会・即売卸売業者含む)を経由した一般出版物を対象に
  その流通動態を推計したもので、日本の全出版物を対象にしたものではない。
  したがって、検定教科書、直販ルート(一部の雑誌を除く)の出版物
  及び一般市販されない官庁出版物等は含んでいない。
  95年7月に公正取引委員会が発表した「事業者アンケート調査」によると、
  流通経路別の販売比率は、取次ルート(弘済会・即売卸売業者含む)が書籍のの7割近く、
  雑誌の9割強を占めている。
■3 この統計の年係数値は、年度ではなく暦年(1〜12月)のものである。
■4 統計期間は、取次の搬入日を基準としている。
■5 この統計の推定販売金額の算出方法は下記の通りで、書店の新規出店等に伴い出荷された店頭在庫分も含む。
  取次の出荷金額(小売りベースの本体価格換算)−小売店から取次への返品金額(小売りベースの本体価格換算)=推定販売金額
  *販売部数の算出方法も、販売金額の算出方法と同じ。
■7 主な用語の説明
  3. 推定発行部数・金額
    書籍新刊−−新刊として、委託または買切条件で出荷されたと推定される部数・金額。
    重版はふくまない。
  4. 推定出回り部数
    書籍の新刊・重版・注文品の流通総量を推定したもの。取次出荷部数のこと。
    これは返品の活用による再出荷分を含む。従って実際の生産量は出回り量の7割前後と推定される。
  7. 平均価格
    部数を加味した加重平均。ただし、消費税を含まない本体価格換算。

そんでもって、やっと初版(新刊)の制作部数。
推定発行部数÷新刊点数 という計算式であるていど見えるんじゃないかとおもって、計算してみますね。
2008/5,206.76冊
2007/5,219.14冊
2006/5,169.32冊
2005/5,200.32冊
2004/5,314.06冊

またまた、「発行形態別」なんで、単行本・文庫・新書・全集双書・絵本(他に辞典・図鑑)の2008年の
推定初版(新刊)の制作部数を計算してみると
発行形態/推定初版部数/推定発行部数÷新刊点数 2008年
単行本/3,714.61冊/16,676万冊÷44,893点
文庫本/14,530.34冊/12,669万冊÷8,719点
新書本/10,515.86冊/3,812万冊÷3,625点
全集・双書/3,252.36冊/5,476万冊÷16,837点
絵本/4,938.62冊/885万冊÷1,792点

ジャーン、ということで、
単行本全体の推定初版発行部数は、5千冊強。
で、文庫は1万2〜3千部
新書は1万強
全集などは3千冊強
絵本が5千冊弱くらい、で
ポットの出しているような単行本(といって「1Q84」もその仲間だけど)が3千7百冊くらい、
という計算になりました。

ポット出版の初版発行部数は? という疑問を持ってくれる方もいるかもしれませんが、
昔、奥付に発行部数を掲載してたんだけど、複数の著者から
「売れてない(作ってない)ことを公表するのはマイナス印象を与えるんじっゃないか」という
意見をもらって、今は解らないようにしてる。ってことで、ちゃんとした数字を計算などすること、
今、はやんない。というか、結構コレだけで手間取っちゃった。

げんきな図書館研修[出版をめぐる新しい動き」レジュメ

今日これから、NPOげんきな図書館の研修で話ます。で、それのレジュメ。

ココから──────────────────────────────
げんきな図書館研修
出版をめぐる新しい動き

2009年10月30日金曜日18時30分〜20時30分
中野区男女共同参画センター 研修室/沢辺均

■00■ 図書館の役割は何だと考えているか
「現代社会は、人が望むかぎりすべての人間の「自由」を対等な権限として解放する社会システムという方向に向かっている」(竹田青嗣)
それぞれの人間の「自由」は衝突することを含むので、それを調整するルールをつくっていくことが重要な課題。
ルールをつくる場合に民主主義というシステムを取りあえず生み出したが、情報の偏在が、その障害になる。
図書館の役割は、情報の可能な限りの公開、情報にアクセスする物理的な手段を提供するもの。
・行政資料の収集と公開(「私たちは知らされていない」という意見)
・情報へのアクセス

■01■ 出版業界の紹介
●01 売上げ 2007年 2,兆102,4億30,000,000円
・書籍販売部数/金額=75億5,19万0,000冊/919,7億00,000,000円(1,217.8円) 雑誌販売部数/金額=2,6億12,69万0,000部/1,兆182,7億30,000,000円(452.7円)
・館外個人貸出総数=65億4,86万3,000冊(都道府県/市区町村/私立20館 計3,111館)
・CVS売上げ(2007年度)=7,兆566,8億88百万円
 外食業売上げ(2007年度)=4,兆036,4億84百万円 (社)日本フランチャイズチェーン協会調査
・講談社=1443億円/981人 (2008年8月現在)(2007年度)/小学館=838名
1位 講談社 1443億100万円/2位 小学館 1413億4400万円/3位 集英社 1389億7800万円/4位 角川GH 720億3300 万円/5位 学習研究社 641億2200万円/6位 日経BP社 533億5900万円/7位 ゼンリン 512億7800万円/8位 新潮社 310 億円/9位 ぎょうせい 307億4100万円/10位 光文社 305億8100万円/11位 文藝春秋 298億3400万円/12位 中央出版  231億3900万円/13位 日本放送出版協会 212億3400万円/14位 新日本法規出版 209億900万円/15位 マガジンハウス 206 億円/16位 東京書籍 205億2600万円/17位 デアゴスティーニ・ジャパン 200億円/18位 メディアファクトリー 198億6000万円/19位 岩波書店 195億円/20位 主婦の友社 192億6800万円
・新刊発行点数=80,595 (1点当たりの売上げ冊数=11,411冊 )
中野区立図書館(29万9千人)=7億09,408千円+資料費1億46,656千円(2008年予算額/日本の図書館2008)
渋谷区立図書館(19万7千人)=4億44,590千円+資料費1億02,617千円(2008年予算額/日本の図書館2008)
●02 出版社/書店など
・「出版年鑑」2008 4,055社(ピーク1997年比−557社 4,613社)
・日本図書コード管理センター (JPO)
・日販データ=出版社等 3,500社、書店等 11,000店、CVS等 22,000店
・年間10点以上の新刊 1000社
・書店の数
 2001年・20,939店/2002年・19,946店/2003年・19,179店/2004年・18,156店/2005年・17,839店/2006年・17,582店/2007年・16,750店
●03 本の値段
・22%  8%  70%(67%〜/歩戻し)
・初版発行部数と定価と総生産高
・70%の内訳(原価30%〜40%→43%〜57%)
・新刊委託・注文・常備・長期・延勘(見計らい)
・編集者のノルマ
・DTPの果たした役割

■02■ 出版をめぐる状況
●Googleの書籍デジタル化
●国立国会図書館のデジタル図書館構想(長尾構想)とジャパンブックサーチとジャパニーズブックダム
●電子書籍/電子雑誌
 kindle/appleタブレット/iPhone
●責任販売
 35ブックス/小学館・講談社
●書店の減少
●出版不況

■03■ げんきな図書館スタッフとしてやってほしいこと
●独自資料の収集
●横芝光図書館の取材
・書評のデータ化
・ミニフェア

以下時間があれば話します────────────────────
■04■ 図書館員が知っておいたほうがイイと思う出版関係のこと
●01 インターネットで本を探すDBの書誌情報はどう作られているか?
・OPAC (本)出版社→取次見本出し→TRC/日販/大阪屋MARC
・国立国会図書館 (本)出版社→取次見本出し→納本→(日販マーク)→
・books.or.jp (データ)(版元ドットコム)→JPO商品基本情報センター(書協DBセンター)→取次/民間企業/books.or.jp
・アマゾン (本)出版社→取次見本出し→大阪屋
・書誌情報+在庫情報の未整備
●02 ISBNを出版社はどうつけているか?
・ ISBN978-4-7808-0118-7
  ISBN4-7808-0118-4
 書籍JANコード 商品識別コードおよびバーコード規格 
 10〜13 – アメリカ合衆国、カナダ(2005年より)
 380 – ブルガリア
 977 – 定期刊行物 (ISSN)
 978〜979 – 書籍用 (ISBN)
・桁数
・Cコード
・出版者記号
00・(株)岩波書店/01・(株)旺文社/02・(株)朝日新聞社/03・(株)偕成社/04・(株)角川書店/05・(株)学習研究社/06・(株)講談社/07・(株)主婦の友社/08・(株)集英社/09・(株)小学館/10・(株)新潮社/11・(株)全音楽譜出版社/12・(株)中央公論新社/13・(財)東京大学出版会/14・(株)日本放送出版協会(NHK出版)/15・(株)早川書房/16・(株)文藝春秋/17・(独立行政)国立印刷局/18 明治図書出版(株)/19・(株)徳間書店
・だれがどうつけているか? どういう誤解
●03 自費出版と商業出版の垣根
・ISBNは識別に使えるか?
・印刷を頼む←→書店ルートに←→著者買上げ←→印税未払←→印税払(印税率)
・図書館への寄贈はあるか?
●04 本の注文はどう伝わって出荷されるのか?
・書店から
 出版社に電話・ファックス
 取次に電話・ファックス・電子データ
・取次
 取次倉庫に在庫/WEBセンターなど(別料金)
・出版社
 出版社から品出し・委託倉庫から品出し・書店への直送(受領書)
・アマゾン
 自社倉庫/取次倉庫(大阪屋・日販)/出版社への注文/在庫情報なし=取り扱い
・TRC
 「週刊新刊全点案内」ストックブックに載る本と載らない本

■05■ 図書館が直面しているいくつかの課題
●01 委託化・指定管理者はなぜ進んでいるのか
○正規職員の既得権
家計 給料=家賃(固定費)+食費など(変動可能な費用)+貯金(利益)
・給料の大きな変動に対応するには、固定費をできる限り変動費にしたい。
図書館 税収=人件費+事業費
・インフレ時には、賃上げを押さえれば実質の賃下げができた
・平時には、アルバイト・派遣・契約などの割合を増やす/契約解除することで、固定費を下げる
○(図書館の)サービス向上と効率化の主体は、人の問題
○サービス向上と効率化は、官だからできることでも、民だからできることでもなく、できる人ができる。
 できる人を作ることで、できる。
●02 書誌情報・OPACと出版業界、書店との協力
 「該当データが見つかりませんでした。」
●03 国立国会図書館の JAPAN/MARCでなぜ公共図書館のマークは間に合わないのか?
 国会図書館+出版業界で書誌情報を共同で整備したい。

●プロフィール
ポット出版(法人名 株式会社スタジオ・ポット)
・1989年 1冊目発行(径書房発売)/2007年 12冊発行/既刊約120冊
・デザイン・編集制作請負業(編集3人・デザイナー3人)/出版(編集3人・営業1人)/社長
 兄弟会社 スタジオ・ポットSD←版元ドットコムのシステム開発から、出版社を中心としたサイト開発
・保管・品出しは倉庫に委託/VAN加盟・倉庫でデータ受発信
・有限責任事業組合(LLP)版元ドットコム組合員
1956年生まれ
1986年まで地方公務員
渋谷区役所/組合活動/保健所予防課、国民年金課、土木公園
デザイン事務所勤務をへて、1988年10月スタジオ・ポット開業(デザイン)
1989年11月 「外国人が公務員になったっていいじゃないかという本」をポット出版として発行(発売は径書房)
1994年7月「ず・ぼん 図書館とメディアの本 1」を発行(新泉社発売)
2000年版元ドットコム
2006年NPOげんきな図書館(東中野・江古田図書館を受託)副理事長

ポット出版社長・沢辺均の日記-44[2009.10.22〜25]

●2009.10.22木
午前出版会議。35ブッックスで出す新刊「落語を観るならこのDVD」のイベントの話から、
出版プロモーションのやり方議論まで。
議論というか一方的にオレの考えを話しただけ。ダメな社長だ。
「ず・ぼん15」の原稿を片っ端から読む。

●2009.10.23金
午前中、ポット会議。普段は30分終了をほぼできてるんだけど、
カラーのデザイン+データ制作のときの「オーバープリント」の基本的な考えを、あらためて確認。
スミ100→99にするんじゃなくて、スミにCMYを合計300%強をメドにノセ、ってのが、
ポットの方針なのだ。
溜息に似た言葉 」のブックフェアを書店に提案しているんだけど、名古屋のリブロややってくれることになった。
岩松了さんも、店頭に行ってトークしてくれるというので、リブロにさらに提案。
担当者が乗り気になってくれているようで、嬉しい。
髙橋が、石ノ森章太郎の「家畜人やプー」復刊の連絡をしたら、版元が急にもったいなくなったらしく、
自社での増刷を検討することに。いろいろ、言いたいことはあるけど、ヨクあるんだ。
橋爪大三郎「性愛論」、滝川一廣「家庭のなかの子ども 学校のなかの子ども」も、
復刊連絡したら増刷。ははは、悔しさと嬉しさと自慢の気分がないまぜ。
二人で生きる技術」のトークセッションや、出版記念会の相談もしてきた、髙橋。
那須が次々に「ず・ぼん15」の原稿を読め、と命令してくる。がんばったぞ。

●2009.10.24土
今日は、バンド遊びの練習でスタジオ(サウンドタワープレミアム)へ。
「タイムマシンにお願い」を録音してる。ちゃんとパートにわけて、それを加工したりして、。
おいらは、この日録音のやり直し。
青ちゃんが、老後の楽しみ用に、それぞれのメンバー用に、それぞれがやっているパートを強調したバージョンを
作ろうとい言い出して、7人分+バランスよくってのの8バージョン作ることになった。
ミキシングのヒノッチ、ご苦労さま。おいらは、スタジオで撮った動画と写真を使って、
ビデオにすっからね。そしてYouTubeにアップしよう!
他に、来年4.17のライブのための曲を練習。まだまだ形になってないけど。
おいらの「やりたい曲」はジャニスのMOVE OVER。

スタジオを終えて、土風炉でイッパイ。ハルちゃんを中心に熟年夫婦問題。
他に、ボブ・マーリーのNo woman No cryやろうぜ、って。

近藤真彦の「愚か者」もどうかな? 帰ってきたら犬が4頭いて大変な事態になってる。
おいらは、練習の続きで、せっせとコード譜を書いた。
それから、「本とわたしと筑摩書房」柏原 成光/パロル舎を読んだ。イッキ読み。
出版オタクだな、オレ。

●2009.10.25日
きのうは、バンド練習でサボったので、鉄とすずをつれて代々木公園ドックラン
雨上がりだからか、他には2頭。でもいきなりその2頭と走り出す。
となりの小型犬用のスペースとのあいだの柵を挟んで、
すずと小型犬が競争、して往復。10往復以上したか。
鉄はすずの後ろから、追っかけるけど勝負にならない。
たっぷり走ったのはいいんだけど、すず、水たまりに「泥あび」。
水たまりから出ても、地面に全身をくまなくこすりつける。
帰って、まず、すずと入浴。
事務所に顔を出したら、いろいろと雑用やら、昨日につづいて日曜も出勤していた那須に
「ず・ぼん15」原稿読みを命じられ、日誌にたどり着いた。ははは。

元気会第43回勉強会で「出版のいまとこれからを展望」の話をします

ひさ〜しぶりに、杏橋さんからメールが来た。
杏橋さんが参加してる元気会という勉強会での講師の話だった。
元気会というのは「出版・デザイン・フォント・印刷他がらみ」の人たちのあつまりのようだ。

これを読んでくれているかがたも、ご一緒にいかがですか?

で、
杏橋さんとは「日本語の文字と組版を考える会」で、しりあった。
「日本語の文字と組版を考える会」というのは、デザイナーの鈴木一誌さんが提起した
「ページネーションマニュアル」の紹介をきっかけに始まった、隔月の勉強会。
杏橋さんは、写研という写植のシステムやフォントを作っていた会社にいた人。
写研は、字游工房など今のデジタル・フォントデザインにまで、いろんな人材を輩出してる。

杏橋さんからは、秀英明朝体(デザイナー杉浦康平が好んだことで有名、と聞いた)を
活版製作所から買ってきた、って話が特に印象に残っている。
その後、写研が、秀英明朝を写植にしている。

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元気会第43回勉強会&親睦会のお知らせです。
勉強会
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テーマ: 出版のいまとこれからを展望
講 師: 沢辺 均 氏(株式会社スタジオ・ポット/ポット出版:社長)
     ・ポット出版 http://www.pot.co.jp/company/
     ・版元ドットコム http://www.hanmoto.com/
日 時: 11月18日(水)18:30〜19:45
会 場: 千代田区飯田橋 2-18-2 日立キャピタル株式会社
 (集合は1Fロビーで18:20です。時間厳守でお願いします)
地 図: 
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.41.43.522&el=139.45.17.334&la=1&fi=1&sc=3

概 要: 
精力的にユニークな出版をされ、151社の版元による、サイトでの本の販売、書誌情報提供や流通改善を追求する「版元ドットコム」の事務局をされておられる沢辺氏に、これからの夢あふれる出版を幅広く展望していただきます。
大変に貴重な講演です。ぜひ多数の方々のご参加をお待ちしています。

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親睦会
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日 時: 勉強会終了後
会 場: 千代田区三崎町2-13-7 海野ビル1階 全華園(台湾料理)
地 図: 
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35.69729778&lon=139.75665889&ac=13101&az=56.2.13.7
      (水道橋駅近く、勉強会会場から徒歩7,8分)
電 話: 03-3264-1790
予 算: 4,000〜5,000

書影の書影としての利用OK運動、できないか

きっかけは、twitterの岡本くんのささやき。
確か、岡山あたりの図書館の研修の場で話題になったようだ。

図書館での書影利用許諾依頼を断る版元がいるようなつぶやきで、
僕は、いまどきそんなひどい版元がいるのか?って思った。

だって、
新聞や雑誌の書評に載っている書影の許諾ってほとんど依頼ないまま、だよ。
つまり、「自由に利用」してるってこと。
アマゾンがアフリエイトがらみで提供してる、いろんなブログでのアマゾン出自の書影に、
版元がクレームをつけたって話も聞かない。

それに比べて、図書館にだけ、許諾を求めたり、
求めてきたところで断ったりって実態があるなんて、。

そこで、ポットの次の新刊からは、カバーの折り返しのところに
「書影は自由に利用ください。写真・イラストだけの利用はご連絡ください」と
入れることにした。

でも実はこれも、社内のネオコンに実力行使+サボタージュにあった。
ほんとは、表4のバーコードの脇に入れたいって主張してたんだけど、
現場的な実力行使で折り返しのところにされていた。
(根は深いんだ、いろんな意味で)

10/21に、日本図書館協会の常世田さんに「ず・ぼん15」のインタビューのついでにきいたんだけど、
T社のHさんなんて、きっとダメって言うよ、だって。
Hさん、知ってるけど、う〜ん、不思議ないか?

図書館のチラシに本を紹介するときに書影を利用するのってなにが問題なんだ?

さてこれからだけど、
「書影の書影としての利用OK運動」できないかな?
やり方とか、もうちょっと考えてみようと思う。
なぜ「書影の書影としての利用OK」なのか、理由を書くのもバカらしい。
あったり前なんじゃないか?

ポット出版社長・沢辺均の日記-43[2009.10.14〜21]

ふ〜、あっという間だ、いつもいつも。

●2009.10.14水
スタジオ・ポットSDという兄弟会社の月例会議。
あとは思い出せない。

●2009.10.15木
午後からボイジャーへ。仲俣暁生さん、ボイジャーの萩野正昭さん、と
ウエブマガジン「航」の相談。
ポットサイトの、スタッフのものは勝手に利用OK、などと話す。

●2009.10.16金
午前ポット会議。ふん、新提案したんだど、反応悪い。
午後はboox(ブークス 1冊から送料無料のオンライン書店)へ、版元ドットコムのメンバーと。
夕方病院へ。
20時半ころ、Jstylebooks
の大久保さんのインタビュー。「談話室沢辺」掲載用。

●2009.10.17土
鉄・すずと代々木公園ドックランへ。
あとは本/録画映画/メシ。ぐだぐたした休日。
あいや、映像編集にちょいチャレンジ→失敗。

●2009.10.18日
起きたら熱っぽい。だいたい 37.0→37.5→38.3→37.3→36.7と変化。
夕方の国立国会図書館の「NDL情報提供サービスに関するグループディスカッション」欠席のメールをだして、
ひたすらベットで過ごす。
おかげで1Q84とか、たっぷり本をよんだけどね。

●2009.10.19月
14時〜の「日本のMLA=M(useum) , L(ibrary), A(rchives)連携の方向性を探るラウンドテーブル」に出席。
勉強になったな。
で、事務所に戻って、メールを観て、早めに帰ってベットへ。
少しだけ、ふらつくんでね。

●2009.10.20火
午前中、マンション管理組合理事会。
よく説教した日だ。
夕方、佳村萌さんが久々に、ひょっこり訪ねてきた。
個展やってて、その案内はがきを持ってきた。
夜、太郎次郎社エディタスの須田くん来てインタビュー。「談話室沢辺」用。
版元ドットコムになぜ、幹事社として参加したのか。
須田くんの個人史、出版社としてやりたいこととかを聞いた。
うん、おもしろいぞ。

●2009.10.21水
ひさびさにtwitterに復帰。
ジャパニーズブックダム計画で朗報。
11月アタマには、まとまった報告できるかもだ。
夕方、日本図書館協会の常世田さんに「ず・ぼん15」用のインタビュー。
図書館のコンサバ。「読書履歴の秘密を守る」「リクエスト批判」「図書館の無料の原則」「公共性」
について。
常世田さんとは、長話になってしまうんだな、なぜだ。
実はこのインタビューは2回目。前回あまりにも長時間、あれこれ飛びまくりでおしゃべりしてしまって、
記事にまとめるのは困難だったので、やりなおさせてもらったのだ。
最後に聞いた書影利用の許諾問題。図書館側でもあくまで許諾とるのが基本だそうだ。
新聞/雑誌の書評ではまったく許諾などとらずに使いあってる。
とんでもないな。なんとかしようよ、と常世田さんと。
終了後、キンドルがとどく。思ったより薄くて小さい。
でも英語版、なんだ。メンドーだな。

10/30げんきな図書館研修会で「出版をめぐる新しい動き」で話します

自分で理事もやってるNPOげんきな図書館の研修で、話させてもらいます。
「出版をめぐるあたらしい動き」
まだ何を話すか決めてないんですけど、スタッフ以外(他の図書館のスタッフ、図書館関係者以外、要はだれでも)
でも歓迎の研修ですから、よければおいでください。
例によって、帰りは飲み会、やるつもり(付き合ってくれる人がいればだけどね)。
ではでは
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出版をめぐる新しい動き

図書館で毎日本を扱っていても、出版については、知らない・わからないことばかりと気付きます。
そこで10月の研修は、『ず・ぼん』を出版しているポット出版社長であり、げんきな図書館副理事長の沢辺均さんに、どうやって本が作られ私たちの手元までくるのかという基本から、何を大切にして本を作っているのか、出版業界と図書館の発展的な関係は、さらにGoogleブックや再販制度など出版業界をめぐる新しい動きまで、幅広く話をしてもらいます。
この機会にぜひご参加ください。

日 時  10月30日(金) 18:30〜20:30
場 所  中野区男女共同参画センター 研修室
講 師  沢辺均さん(㈱スタジオポット代表取締役、NPO法人げんきな図書館副理事長)
参加費  500円
申込み  10月28日(水)までに電話かメールでお申し込みください。
       03−6662−5896(担当 磯村)
       info●genkina.or.jp
主 催  NPO法人げんきな図書館
      http://www.genkina.or.jp

ゲスト:永江朗 第3回「紙の本の値段、電子書籍の値段」(最終回)

●出版社には、書店の利益を確保する義務がある(少なくとも現状では)

沢辺 あと、これまで出なかった再販維持論者の意見として、「再販制がなくなると価格が高騰するからよくない」というのがあるけどどう思う?

永江 筑摩の松田さんとよく言っていたのは、本の値段を倍にするだけで、日本の出版界が抱えている問題はかなり解決するよね、っていうことで。
本の原価率が高すぎるというのと、書店のマージンの絶対額が低すぎる、というのが解決するでしょ。出版点数も絞らざるを得なくなるから、値段を倍にするといいことばかりなんですよ。大洪水もブレーキかかるし、本ももっと大事にされるし、書店の余裕も多少出来るだろうし。
値段の高い安いを消費者がそんなに気にしているかというと、『○型の説明書』は中身薄くてぺらぺらで、1000円でしょ? あんなに消費者にとってコストパフォーマンスが悪い本はないのに、4タイトルで500万部売れるわけですよ。
『1Q84』だって、2冊合わせて3600円するのを100万人以上が買うわけですよ。6000円の『羯諦』がミリオンセラーになることはないけど、あの写真集は2000円でも買わない人は買わないし、売行きはあまり変わらない。
ただ、今回僕が出演しているラジオ番組のパーソナリティーの小西克哉さんに「えっ!? 『本の現場』、1800円? 村上春樹と同じ?」って言われたときは、ちょっとひるみましたよ(笑)
文豪村上春樹と同じ値段で消費者の方からお金をいただく自信は、正直ないですからね。

沢辺 いや、村上春樹のはユニクロのフリースと一緒で、いっぱい売れるから1800円なんでね。
で、書店のマージンの絶対額が低い問題を解決するのは、実額のことを考えなくちゃならないんだよね。

永江 そう。売上高で見ていてもしょうがないわけで、利益額をどう増やすかが問題なんですよね。
見かけの売上が上がっていても利益が全然なければ意味がないわけだし、売上が低くても利益が取れていればいいわけですから、パーセンテージの問題と絶対額の問題は、両方見ていかなきゃいけない。車を売るのに、ベンツのSクラスと軽自動車を、パーセンテージで勝負したら全然話にならないじゃないですか。

沢辺 そうそう。軽自動車なら、毎日1台売れなきゃいけないけど、ベンツなら月に1台でいい、小売りとしてそのための金の掛け方をしよう、ということだよね。
だから本もちゃんとその辺のことを考えたほうがよくて、ひたすら新書作って安く、以外の方向もにらんでやれるんじゃないかな、と思う。書店の取り分を増やすことだって、定価を上げればやりやすいもんね。

永江 少なくとも現状、本の価格の決定権は出版社にあるんですよ。
再販制っていうのは、出版社が一方的に小売店に自分の売りたい値段を押しつけて拘束しているわけだから、出版社は書店に対してその定価に対する利幅で食っていけるだけの利益を確保する義務があるんですよ。
それを、低価格のものが売れているとかなんとか言って低価格競争に走って、書店の絶対的な利益を少なくしているのは、本来からすると許されないと、私は思っていて。
だから、再販制を残したい出版社がいるなら、それはそれでいいですよ。その代わり出版社は、個々の書店がちゃんと食えて、彼らの子どもが、少なくとも親と同程度の教育が受けられるくらいのお金が家庭に生じるくらいの面倒は、ちゃんと見てやれよ、と思いますよ。

●『本の現場』を電子書籍にしよう

沢辺 ちょっと話は横道にそれるんだけど、電子本の場合でも、取次とか書店にあたるものがありますよね。例えばiPhone用の電子書籍を売ろうとすると、アップルが30%くらいとるわけですよ。
電子本だからといって直で売るのが効率がいいということはなくて、やっぱり配信するところは必要なわけよ。
『デジタルコンテツの現状報告』の中でも音楽配信をやっているモバイルブック・ジェーピーの佐々木隆一さんに聞いてるんだけど、彼の話でも30%から40%くらいは配信手数料と決済手数料でとるんだよね。
つまり、現状の出版の出し正味65%前後と、たいして変わらない。
そうすると、なくなるのは紙代と印刷代だけなんですよ。
例えば『本の現場』の場合に紙代と印刷代は何%くらいかかっているかというと、初版2500部で30万円くらいだから、ざっと1冊120円くらいですよ。希望小売価格1800円の、6〜7%。これで何で値段が半額に出来るのか、ですよね。
紙代と印刷代に編集制作費とデザイン代を合わせた20%弱がポットの原価率。
これに永江さんの印税を10%入れたと考えると、30%弱になる。
出版社から取次に卸す値段が約65%だから、65%−30%で、35%前後が1冊あたりポットに入ってくる金額ですよね。1800円の1/3、600円くらいになるのかな。
これを、紙の本の半分、つまり900円で売る場合、1/3はアップルに持っていかれるとしても、ポットには1部につき600円入る。紙の本用のデータを電子本のフォーマットにするのにコストがかからないわけじゃないし、紙の本を出さずに最初から電子本でやる場合はまた別だけど、ざっとこういう計算だよね。

永江 だから、日本で出た紙の本をスキャンして蓄えているGoogleが、「Googleはアナタの本の電子版を配信したいんですけど、いかがですか?」っていうビジネスは十分有り得ますよね。
今まではたまたま日本語の壁によって日本の出版社は守られていたけれど、これからは、新潮社が出した本もGoogleが世界に配信する、ということもあるかもしれないですよね。65%とか払って。

沢辺 じゃあ、とりあえず『本の現場』をiPhoneで600円くらいで売るかな。

永江 買う人いるのかな(笑)

沢辺 そのかわり、印税はダウンロード数に応じた額でお願いしますよ。データは全部永江さんに公開するから、ポットがかかった手間も考えて、具体的なパーセンテージはそのときに決めるっていうことで。

永江 それ面白いと思うなー。

沢辺 永江さんの言うように、電子本で大幅ダンピング、1800円の本が600円で読める。
俺、今後の本は、電子本と紙の本の同時発売っていうのをiPhoneでやってみようと思っててね。まだ電子本はそんなに売れないとは思っているけど。
その第一弾は、『本の現場』をやってみますか。

永江 やりましょう、やりましょう。そしたら、またどこか取り上げてくれるかもしれないですね(笑)
僕の本はそんなに大して売れないと思っているから、色々遊んでもらえればいいんですよ。これでまた仕事が大分減るんだろうなあ、とか思いつつね。

沢辺 出版ニュースの清田さんも、それを心配してましたよ。でも、攻撃的に出てこられるってことは一切なくて、ただ戸惑われてる感じだよね。もともと大した反発はないと予想していたけど、予想した通りで、色々やってみて全然平気だった。

永江 やってみて平気だってわかっただけでも、成果は大きいわけですけどね。

沢辺 あと、これは余談だけど、近江商人の「三方皆よし」っていう言葉があるじゃないですか。「売り手よし、買い手よし、世間よし」っていうね。
で、よく出版の公共性っていう議論があるんだけど、「公共性」という堅苦しい言葉で考えなくても、世間も含めてみんなが良くならないと、結局商売って長続きしないんだよね。
三方には「売り手」も入っているから、もちろん、働いてるやつがとんでもなく貧乏になるのも駄目だよ。

永江 なるほど。じゃあ、ポット出版の給料はさぞかし高いことでしょうねえ(笑)

(了)

●次回予定

永江朗さんインタビューは今回で終了です。永江さん、ありがとうございました。
次回の「談話室沢辺」も現在進行中ですので、公開日決定次第・告知いたします。どうぞよろしくお願いいたします!

●プロフィール

永江朗(ながえ・あきら)
フリーライター。1958年、北海道生まれ。法政大学文学部卒。
1981年〜1988年、洋書輸入販売会社・ニューアート西武勤務。
83年ごろからライターの仕事を始める。
88年からフリーランスのライター兼編集者に。
1989年から93年まで「宝島」「別冊宝島」編集部に在籍。
93年からライター専業に。ライフワークは書店ルポ。
現在、『週刊朝日』、『アサヒ芸能』、『週刊エコノミスト』、『週刊SPA!』、『漫画ナックルズ』、『あうる』、『書店経営』、『商工にっぽん』、『この本読んで!』などで連載中。

●本の現場─本はどう生まれ、だれに読まれているか

本の現場
著者●永江朗
希望小売価格●1,800円+税
ISBN978-4-7808-0129-3 C0000
四六判 / 228ページ / 並製

目次など、詳しくはこちら

NDL情報提供サービスに関するグループディスカッション(第3回)に参加します。

国立国会図書館の「NDL情報提供サービスに関するグループディスカッション(第3回)」といのに
声をかけてもらった。

2009年10月18日(日) 17:00〜20:00頃

参加してきます。
メールでの依頼文、面白かったので、張っちゃいます。

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最初にお願いした時のメールにも書かせていただきましたが,NDL
の次期情報提供サービスは,国会図書館が現在提供している総合目
録データベース,PORTA, リサーチナビといった各種サービスが必ず
しも利用者本位にたったサービスとはいえないのではないかという
認識のもとに,利用者の利便性に配慮しつつ,それぞれのサービスが
シームレスに連携し,また外部のサービスとも連携して豊富な情報資
源を活用できるようにしたいと考えられています。
今回のグループディスカッションは,そのための利用者ニーズを
把握すること,また,現在利用者が使用している各種Webサービスや
図書館利用などの経験をもとに,このようなサービスがあれば面白
いのではないかというアイディアや,国会図書館の提供するWebサー
ビスに求めるものなどをお教えいただきたいと考えています。絶対
になくては困るというような「あたり前のサービス」だけではなく,
実現は困難だろうけれど「国会図書館のサービスとして何とかでき
ないものか」というサービスなど,いろいろなアイディアを語って
いただければありがたいと思います。今までに行われたディスカッ
ションでも,参加者からは「満遍なくサービスをするのではなく,
とんがったサービスも必要。たとえば….」といったような発言も
いただいています。
次期情報提供サービスに含めたい夢を一緒に考えていただき,何
を取り込んでいくことが望ましいかを考える参考にさせていただき
たいと考えています。
ご参加いただけるにあたり,国会図書館の提供する現在のサービ
スも見ておいていただき,その問題点や,国会図書館なのだから,
こういうサービスも必要なのではないかといった点を,少しお考え
の上,ご参加いただければ幸いです。

今回は,各種国会図書館のWebサービスに対するご不満,ご感想
などをいただくと同時に以下のようなテーマもと考えていますが,
今まで開催したディスカッションでも,設定したテーマを大きくは
ずれて話が展開することも多かったですので,あくまで目安程度に
考えておいていただければと思います。

・Webサービス世界の中での国会図書館情報提供サービスの位置づけ
・自分の発信する情報の情報源としてのNDL情報提供サービスの有効性
・国会図書館だから行うべきサービス,行う必要がないサービス
・新サービスで取り込むべきWeb2.0的サービスと,その有効性
・国会図書館の提供するPORTAに期待するもの
・その他

なお,国会図書館のサービスのうち,もしご覧になっていないもの
がありましたら,以下のサイトを少し見ておいていただければと思い
ます。

国立国会図書館Webサイト
http://www.ndl.go.jp
国立国会図書館図書総合目録
国会図書館の蔵書(納本図書館ですので,ほとんど全ての出版物の
検索が可能),雑誌記事索引(雑誌の記事を探すことが可能),
総合目録ネットワークシステム(一部の公共図書館の蔵書も検索
可能)など
http://www.ndl.go.jp/jp/data/opac.html
国立国会図書館 電子図書館
近代デジタルライブラリー,貴重書画像データベース,児童書デジ
タルライブラリー, インターネット情報選択的蓄積事業(WARP)
デジタルアーカイブポータル(PORTA)などへの入り口
http://www.ndl.go.jp/jp/data/endl.html
国立国会図書館 調べ方案内
リサーチ・ナビ, レファレンス協同データベースなど
http://www.ndl.go.jp/jp/data/search.html