ひきこもり」タグアーカイブ

脱!ひきこもり

“ひきこもり”とは状態・状況を指す言語であって、それ以上でも、それ以下でもない。

故に、状態・状況を克服さえしてしまえば「普通」の状態・状況に存在し得るのである。よって「状態・状況の克服」の方法論や思考が重要となってくる。だが、克服するための実践的方法論や、思考はほとんど提示されず、いたずらに“ひきこもり”の存在を評している人々のなんと多いことよ。「方法を考え、実践してみろよ、お前ら」と叫びたくもなろうというもの。

 「実践者は不利だ」とつねづね思っている。実践に矛盾はつきものだし、一〇〇パーセントの成果など達成し得ない。人間という、高等かつ複雑な存在に対応しているのだから、当然と言えば当然なのだが、何ともムカつく。

 「能書きを言ってんじゃねえよ。お前も実践してみろよ、バカヤロー」。

 私の心の中は自由だから、なんでも思っちゃおう。

 「俺は人生を賭けて、ひきこもりの青少年たちに付き合い、多くを自立させてきた」とも思う。誇りでもある。誇りでもあるが、同時に「俺の人生、ひきこもりに関わるためだけのものだったんだろうか。ひきこもりに関わっても得るものは少なく、失うものが多過ぎたのではないか。なんともつまらない人生なのではないか」とも思う。

 それでも、歩みを止められないのは、いったいなぜなんだろう。…

約30年にわたりひきこもりたちとつき合ってきた工藤定次の、ひきこもりという「状態・状況の克服」の方法論、思考をあますところなく記した一冊。

全国ひきこもり・不登校援助団体レポート

全国32カ所のひきこもり・不登校援助団体の現地調査報告書。代表者インタビュー、スタッフインタビュー、在籍生インタビューのほか、自立支援や社会参加プログラムについて、費用、食事、生活スケジュール、イベントetc…について調査した。編者ははいずれも15年以上の実績を持つ援助団体(NPO法人北陸青少年自立援助センタ・NPO法人青少年自立援助センター・蔵王いこいの里・NPO法人子どもと生活文化協会)により構成された、プラットフォームプロジェクト。従来の自己申告型ガイドブックとは一線を画す、第三者の視点で実施された調査報告書です。約250点の施設写真を掲載。調査員による座談会「このレポートの読み方」付き。

激論! ひきこもり

全国の家庭に出向き、ひきこもりを外に出す実践を続けてきたタメ塾・工藤定次。診療室で治療に当たってきた精神科医・斎藤環。これまで対立していると見られる二人はこの対談で初めて出会った。そして、それぞれの“哲学”を背景に、ひきこもりの本質、ひきこもりにどう向き合うか、解決するにはどうしたらよいのか、ひきこもりの終わりとは何か、といった、ひきこもりをめぐるさまざまなテーマに対して、10時間以上にわたって激論を交わした徹底討論集。

ひきこもり[知る語る考える]

社会学の立場、ひきこもったまま自殺してしまった息子の家族へのインタビュー、ひきこもっていた人たちへのアンケート、ひきこもり者との座談会など、ひきこもりを巡るさまざまな側面からアプローチをし、二次情報、三次情報からではなく、「ひきこもり」そのものを浮かび上がらせた。