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コーナー●その4シンポジウム [2001-10-05]

●その4-02 
[01-10-05アップ]
「おかま問題シンポジウム」
大入り満員

春日亮二
(Japan Gay News)

『Japan Gay News』2001.10.1号から転載

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 伏見憲明さんの呼びかけで9月30日にロフトプラスワンにて行われた「おかま問題シンポジウム」は大入り満員で開催され、当事者の関心の高さを示した。業界人も多く集まり、シンポジウム出席者が活発な意見交換が行われた。このシンポジウムは、会場が「居酒屋」ということもあって、どちらかといえばトークショウ的な構成で進められ、伏見憲明さんの笑いを交えた司会トークで場が盛り上がった。

 オカマ問題については、週刊金曜日の黒川宣之社長が「まだ弱い人々への配慮も必要」と、主に会場にいると考えられる差別を乗り越えつつあるような層へ訴えた。また、同誌の記事タイトルに常に「おかま」を使わないと決まったわけではないと述べた。さらに同氏の「(編集後記を読んだ人からの)当事者からの投書は3通程度」という発言もあった。それより多くの投書があったことはすでに明らかなので、会場からは強い疑問の声があがった。

 マイノリティや差別問題を哲学の切り口で研究しつづける理論研究者野、野口勝三さんは「立場的に弱い人(おかまという言葉に傷つく人)の言葉を、常に被差別当事者による絶対的正義として受け入れることは危険」と述べ、「第三者を含む了解のプロセスが必要」と訴えた。

 言葉狩りについても「部落問題」と比較するなどでさまざまな意見が交換され、単純に言葉を切り捨てることの簡単さと、それによって問題を隠蔽する危険について、フリーライターの松沢呉一さんや会場に居合わせたジャーナリストから意見が述べられた。また、「おかま」「ホモ」などの蔑称的な言葉をポジティブな響きに転換する動きについても歓迎する声があがった。さらに、その流れで「UPPER CAMP問題」も取り上げられ、伏見憲明さんから「この団体の活動はトランスジェンダーや女装者を傷つけないのだろうか」という疑問が投げかけられ、会場からウケていた。

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