ドヴィルパン前首相が同性婚を支持

6月19日の『連帯共和国』の結党一周年大会の演説で、ドミニク=ドヴィルパン前首相は「同性カップルに婚姻制度の門戸を開く」ことに賛成を表明した。

最前列の席で演説を聴きながら、時代の変化を感じた。

2004年にノエル=マメール・ベーグル市長が男性同士の婚姻を認めたとき、内務相として市長に停職処分を下したのはドヴィルパンさんだった。

2007年大統領選で、ロワイヤル社会党候補は同性婚の合法化を公約し、サルコジ氏はPacsをさらに発展させたSuper Pacsを提案した。しかし、4年経ても、同性愛者の権利という面では、進展は何一つなかった。

それ故、フランス社会党は国民議会に同性婚を合法化する法案を提出している。与党UMPの議員の一部からは賛成の声があがったが、圧倒的多数は口をつくんでいる。

今年のフランス各地で行われたゲイ・プライドの統一コピーは

En 2011, on marche.
En 2012, on vote.

というシンプルなものだった。

同性婚が2012年の大統領選挙・総選挙の争点となるのか、その前に、着地点を見いだせるのか。サルコジ大統領の決断にかかっている。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。