なぜサルコジ、ライバルは抹殺されるのか?~謀略か偶然の戯れ~

以下、ロイターより引用。

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事(62)が、ニューヨーク市内のホテルで女性従業員に性的暴行を加えようとしたとして、15日までに逮捕・訴追された。
 同専務理事は来年の仏大統領選の有力候補。ユーロ圏債務危機の対応に追われるIMFはトップ不在という異常事態に追い込まれた。

 ニューヨーク市警によると、専務理事はニューヨークのジョン・F・ケネディ空港でパリに向け出発直前のエール・フランス機内にいたところを警察に身柄を拘束された。

 性的暴行を受けたと話しているのはニューヨークのホテルの客室係の女性(32歳)。

 警察のスポークスマンは「ストロスカーン氏は携帯電話を置き忘れており、NY市警は彼が逃亡したと認識した。エール・フランス機に搭乗したことが分かったので、同機から彼を降ろした。現在警察に拘束されて事情聴取を受けている」と述べた。

 事件があったのはタイムズ・スクエア近くのホテル「ソフィテルニューヨーク」。客室係の女性は軽傷を負っており、EMS(緊急医療サービス)によってルーズベルト・ホテルに運ばれ、治療を受けたという。

 宿泊していたのは一泊3000ドルのスイートルーム。IMFによると、ニューヨークは個人的な用事で訪れていたという。

 同専務理事は2007年11月にIMF専務理事に就任。2008年10月には部下の女性と性的関係を持ったとして、この女性や妻、IMFの職員などに対し謝罪していた。

【引用終了】

ドミニク=ストロスカーン(以下、DSK)といえば、1997年で実現した政権交代で、財務相を務め、辣腕ぶりを発揮し、社会党内経済右派として力を持っていた。2007年にニコラ=サルコジ大統領の要請もあり、IMF専務理事(実質、No.1)に就き、地元支持者には「必ずフランスに戻ってくる」と約束していた。

DSKは2012年大統領選挙でキャリアからも弁論術からもカリスマ性からも、ニコラ=サルコジ大統領を退治できるフランス社会党の最有力候補とみなされていた。そこにいたっての逮捕。

メディアでサルコジを批判した者が更迭・左遷させる話は公になっている。
内務相時代にサルコを陥れようと虚偽情報を元に捜査を指示したといわれたドミニク=ドヴィルパン前首相は捜査・起訴され、第一審で、全面無罪を勝ち取った。つまり、誰かがドヴィルパン氏を陥れるために作り上げたでっち上げだったわけだ。

ドヴィルパン氏は右派内で2007年大統領選挙の際に、サルコの最大のライバルと見なされていた人物である。

ライバルがサルコの前から自然と消えていく。
よほどの強運の持ち主なのか、それとも……。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | タグ: | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。

なぜサルコジ、ライバルは抹殺されるのか?~謀略か偶然の戯れ~” に1件のフィードバックがあります

  1. Nao

    情報掲載有難うございます。
    日本では、戦後の情報統制が尾を引いていて、
    なかなか情報が取得しにくいですのでとてもありがたいです。
    日本の福島原発の事故は、計画的に策略されたとの噂も在ります。
    福島第一原発の3号機で使っていた「MOX燃料棒」は、
    核廃棄物に等しいものです。作る時には危険なので遠隔操作が望ましく、
    作った時点で材料が均等に混ざらず、その検査すら危険なので出来なくて、
    融け易く、高温になり易い。

    それを、共同通信の3月辺りの報道では、
    「グリーンピースによると、
    フランスから日本の原発に向けてのMOX燃料棒を乗せた船が、
    2011年4月4日にフランスの港を出港する。」
    との事だった。

    そして、3月末、フランスサルコジ大統領が、急遽、来日。
    過激派破壊工作員とも言われている、菅直人首相を訪問。
    そして、報道では「なんて日本思いの大統領」染脳。

    「世界共和主義ネット」を統括している
    組織の犯罪者の動きもあるようです。

    で、東日本大震災で被災した日本に、
    フランスからMOX燃料棒は運び込まれたのでしょうか?

    ちなみに、フランスでもドイツでも、
    古くなった原子力発電所の解体作業に、
    莫大な金額のお金も作業量も掛って、処分にも困っているとか。
    日本国にはいつの間にか、50基以上作られていました。
    被爆国としてあり得ませんが、日本破壊工作の仕業と言われています。

    どのお立場の方か存じ上げませんが、
    Youtube検索していたら、日本破壊工作員の方を見付けました。
    その方のコメント、破壊工作員そのものです^_^;。

    http://www.youtube.com/watch?v=2Xe2jq9KMEQ&feature=related

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