奇跡の当選から1カ月、今、明かされる運動秘話 ボランティアが語る川田龍平の素顔

_12_0144.jpgオーマイニュース』に次のような記事を執筆しましたので、転載いたします。
タイトル:奇跡の当選から1カ月、今、明かされる運動秘話
サブ・タイトル:ボランティアが語る川田龍平の素顔
【本文】
2007年夏の参議院議員選挙で、川田龍平さんは東京選挙区(定員:5名)に立候補し、当選をはたした。
 組織の支援を受けない完全ボランティア選挙を貫き、無所属で勝利したのは奇跡的だ。巨大な組織をバックにした候補者を相手に川田さんはどのように闘ったのだろうか?
 その知られざる選挙戦の舞台裏を、付き人として選挙期間中、川田さんにずっと寄り添った杉並区議の須黒奈緒(27)さんが明かしてくれた。以下、インタビューの内容だ。
 ―――川田龍平さんとの出会い、思い出を教えていただけますか。
須黒:私が大学生の頃に教育基本法問題を考えるシンポジウムがあり、パネリストとして私と川田さんが話をしました。その後、川田さんが主催する私塾「龍平学校」に出席したりするようになりました。
 ―――須黒さんは選挙でどのような役割・仕事をされたのですか? 御仕事を通じて、手応えはどうでしたか?
須黒:候補者の付き人として川田さんに1日張りついたり、イベントや街頭宣伝 で司会をしたり、若者チームを盛り上げたり、色々なことをしました。どこに行っても歓迎され、ボランティアにまで励ましの言葉をかけてくださる方がたくさんいたので、私自身がものすごいパワーをもらいました。
 ―――街頭に立ってみて、反応はどうでしたか?
須黒:とてもよかったです。道を行く人行く人みんなが手を振ってくれました。近寄ってきて声をかけてくれる人も多かったです。川田さんの演説を聞いて涙を流している人を何人も見ました。
 ―――選挙戦中盤は世論調査で龍平さんが6位に位置しているという情報が駆けめぐりましたね。そのとき、巻き返せると思いましたか? また、どのようにすれば巻き返せると思いましたか?
須黒:上位の2~3名以外はほとんど差がなく接戦だと聞いていたので、可能性は十分にあると思っていました。そのままのペースで着々とやることをやっていればだいじょうぶだと思いました。
 ―――ボランティアが多く集まったと聞きましたが、選挙はどのような人たちが支えましたか?
須黒:事務局体制から他の陣営とは違っていました。そもそも人員が多いとは言えない中で、半分くらいが20代、30代でした。そして、その多くが選挙に関わるのは初めてという人でした。みんなボランティアです。街頭で演説を聞いた人、チラシを見た人などが「何か手伝いたい」と事務所に通ってくれるようになり、日に日にボランティアの数が増えていきました。私を含め、無所属の地方議員も全国から応援にかけつけました。
 ―――ボランティアが多く集まったのは何故だと思いますか?
須黒:1つはやっぱり、川田さんの人間性、生き方、考え方、政策などに魅力を感じたり、共感をしたりしたからだと思います。自分の身近にいてくれているような感覚もあります。まっすぐな思いで闘う姿は新鮮だったと思います。もう1つは事務所の居心地がよかったことです。大学のサークル室みたいに雰囲気がいいという声をよく聞きました。派閥とか利害関係といった問題がなく、ただ純粋に川田さんを当選させたいという思いだけで集まっていたので、みんなが対等な関係で一人一人の意見が尊重されていました。
 ―――川田さんの訴えで最も心を揺り動かされた一言は何でしたか?
須黒:薬害エイズを引き起こした当時の厚生官僚が、その後天下りをして、今回の5000万件もの年金台帳破棄を命じた事件を引き起こしたこと。薬害エイズを起こした厚生官僚や厚生労働省の体質がまったく変わっていないということ。今でも続いている様々な問題は、役人の無責任さ、隠蔽体質、天下りなどが根本にあって、そこから変えていく必要があるということ。そういう龍平さんの語る事実、一つ一つに心を動かされました。
 ―――選挙戦でもっとも印象的だった出来事は何でしたか?
須黒:川田さんが、老若男女を問わず誰に対しても分け隔てなく一人一人の目を見てちゃんと接していたことです。高校生や小さな子どもにも「将来の有権者。政治に関心を持ってほしい」と自分から話しかけて、名刺を渡していました。
 ―――川田さんを間近に見られてどのような方だと思いますか?
須黒:誠実で気配りができて強い意志を持っている人です。ユーモアがあってオチャメなところもあり、とても魅力的です。
 ―――川田さんには議員になってどのようなことに取り組んでもらいたいですか?
須黒:若い人の雇用の問題、マイノリティーの人権など、なかなか国会に届かない声を届けてほしいです。また、政治の敷居を低くして、政治を身近で参加しやすいものにする場をつくってほしいです。

カテゴリー: 及川健二のパリ修行日記 | 投稿日: | 投稿者:

及川 健二 について

ジャーナリスト/研究者。 それまで一分もフランス語を学んだことがなかったのに、 フランス留学を決断。2002年UCLAエクステンションセンター・ 夏期英会話講座・修了、グランゼコールの一つ、2004年 リール政治学院・夏期特別セミナー修了(European Summer University Program at Institut d’Etudes Politiques de Lille)。 フランス国立パリ第九大学・Dauphine修士課程に2004-05年に在学。 多国籍企業の経営戦略が研究テーマ。大学では”英語”で講義を 受け、語学学校でフランス語を勉強するというチョット変わった留学生活をおくる。2004年7月3日から2006年3月25日までフランスに滞在。リール、トゥール、パリにて生活する。数々の政治家にインタビューする。 共著『オカマは差別か』(ポット出版)、2002年1月。 編集・共著『常識を超えて』(ポット出版)、2002年6月。 単著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)、2006年10月。 単著『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』(花伝社)、2006年10月。 単著『フランスは最高!』(花伝社)、2007年6月。